2018/08/05 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にシスター・マルレーンさんが現れました。
シスター・マルレーン > 「どっせい!」

ざっくり、とクワを振り落ろして、ぜはー、ぜはーと汗を拭う女。
思わず凄く色気のない声が出てしまって、自分が嫌になる。

もう流石に修道服も脱いで、いつもの棍も傍に置いて、野良仕事に精を出す修道女。
金色の髪は後ろで一つにまとめて、日焼けを諦めたかのような袖なしの白いシャツとハーフパンツで土いじり。
修道女とは何だろう。冒険者とは何だろう。

遠い目をした彼女は、改めてもう一度空に問う。

シスター・マルレーン > 今日の依頼は川沿いの街道整備。
危険な野獣が出かねない場所だから冒険者に、ということだったが。

街道と思わしき場所はすっかり打ち捨てられていて、木が生えていた。



斧を手に、カツーン、カツーン、とまだ細い木を切り倒し。
クワを振り回して切り株を掘り起こし。
更に残った木の根をクワで掘り起こす。今ここ。

「………腕が、腕がもう……痛い。」

とほー、とため息をつきながら木陰にばったりと座り込んで、仰向けに寝そべる。ぜーぜー。

シスター・マルレーン > 聖職者兼冒険者。響きは良いが、仕事は二倍。
教会の売名の………いやいや、己の信じる司祭の指示のため、どんな仕事でもこなす冒険者稼業。
聖職者としての仕事も降ってくる中、様々な依頼に立ち向かう女。

今の今まで冒険者としてやってきていることから分かるように、身体は頑丈、精神は強靭なのであるが、それでもちょっと最近は暑い。

はへー、とへばった様子で木陰に座り込んだまま、ラフな格好で汗を布で拭う。

「………なんとか、今日で終わりそうですね。」

ようやく、街道とまではいかずとも、人や馬車が通れそうになってきた道を見て、ぽつりとつぶやく。

シスター・マルレーン > 「なんとかこの日が落ちるまでに終わらせて。
 早く帰りましょう……。」

木を切って半ば開墾のようなことをするシスター。
聖なる力をエンチャントすることで割と強い力を振るえるとはいえ、やはり失われた体力は如何ともしがたく。

それよりも何よりも。

「……水浴びでもいいからしたい。」

切実な悩み。だって汗だくですもの。まあ、それくらいはよくあることだけど。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からシスター・マルレーンさんが去りました。