2018/07/06 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にサフィニアさんが現れました。
サフィニア > 街道に面した森から魔物が現れ、隊商や旅行者を襲うという事件が頻発していた。
その魔物の実態を調査し、必要とあらば退治して欲しいという依頼を受け、
向かった先、分け入った森の先で、件の魔物と遭遇する。
それは森に流れる川の上流、洞窟に棲み付いたと思われる巨大な、角を持つ蛙だった。
牛三頭分はあろうかという巨大な怪物との戦いは、長引きはしたものの、
無事に討伐という結果で終えることは出来た。
が──

「うん、参った」

川辺に寝そべっている、少女……に似た姿を持つ存在。

サフィニア > 何が参ったかと言うと、獲物を捕食するための武器でもあるのだろう、毒性の体液を浴びてしまった。
浴びたと言っても肌にひっついた、程度なのだが、相当強い毒性を持っていたらしい。
全身がびりびりと痺れており、無理に動こうと思えば動けなくもないが、
身体のパフォーマンスはかなり下がってしまっているだろう。
人型のゴーレムである少女だからこれくらいで済んでいるが、普通の人間が同じ状況に陥れば、
呼吸を司る筋肉まで麻痺してほどなく死にいたるだろう。

「格好悪くてヤだな。早く治らないもんか」

放り投げるような喋り方だが、声色自体は砂糖菓子のように甘い。呟き、続けて嘆息。
徐々に良くなっているが、仰向け大の字に倒れたポーズは微妙に情けない。
魔物を倒して川辺で何とか毒液を洗い流した直後、倒れてそのままこのポーズである。
森の木々に隠されて空も見えず、退屈な自己治療の時間が流れていく。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からサフィニアさんが去りました。