2018/06/13 のログ
■エズラ > 戦場であれば、これほど穏やかな気持ちで夜を過ごすことはない。
無論、この場所も夜盗野犬が出ないわけではないが、少なくとも今その気配はない。
呼吸も深く長く、空気も澄んでいる。
薫るのは草や張り詰めた夜の香りだけ。
ひととき、こうして戦場を離れ、自然と一体化してのんびりと過ごす。
そういう時間を、男はことのほか好んでいた。
気づかぬ間にまぶたが落ちるまで、今しばらくは、そうして弛緩した時間を楽しむのであろう――
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からエズラさんが去りました。