2018/05/20 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」に白檀さんが現れました。
白檀 > 月夜の中の川縁にパチパチと火の爆ぜる音を立てる焚き火。
その横で胡座をかきながら川へと向かって釣り糸を垂らす人影が一つ。

「ううむ……どうにも釣れんのう。
 やはり大物狙いで獣の肉を使ったのが悪いのかの?」

焚き火の横へ突き刺さっている身の丈ほどある大鉈。
その横には昼間に狩っていた猪タイプの魔物が転がっており、焚き火ではその肉が木の枝に刺さって焼かれていた。

「まあ時間はあることじゃし、気長に待つとするかのう。」

そう言うと釣り竿を持つ手とは別の手に持っていた煙管を口に咥えて紫煙をプカリと一吐き。
のんびりと川を眺めつつ、焼けた肉を時折頬張っていた。

白檀 > 釣り竿をずぶりと川岸へと突き立てて肉を食む。
そうしていると何かを忘れているように感じたので小首を傾げて暫し考え……

「儂としたことが酒を忘れるとこじゃったな。
 たしか酒はこの辺に……おお、あったあった。」

そう言って何も無い空間へと手を突っ込み、ごそごそと中を弄っては目当ての物を探し出す。
少しして酒の入った大徳利を見つけて取り出せば、早速それに口を付けてグビリと一口やり。

「ぷはっ、やはり肉には酒じゃな……まあ魚でも野菜でも酒じゃが。
 これで大物が釣れればもう一品……はまだ予兆すらないのう。」

肉で一杯やっている間も釣り竿に視線はやっているものの、ぴくりとも動かない釣り竿の様子にはため息が漏れそうになった。