2017/12/04 のログ
■ワルセイ・イダーヤ > うむ、俺は医者でな。カンポーとかいう薬について勉強したことがあるのだよ。それでな。
(そう言いながら、目隠しをした状態であるため、妙に水音が小さいとは思いつつも、女性が幼女化したとは思ってもいない。)
ははは、袖振り合うも…か。中々に良い言葉ではないか。こちらの言葉でいえば、「ドレスの裾がぶつかるのも縁(えにし)かな」…と言ったところか。
(そう袖振り合うもという中々か聞かない言葉には興味を抱き…しばらく幼女化した女性が湯で温まっていれば、柑橘系の香りが漂ってくるかも…)
ふむ、この香りは、俺の使い魔が「アリンの実」をとってきたようだな。
(そう言えば、アリンの実……いや、相手にとっては、ユズと言ったほうがわかりやすいかもしれないが、それを手探りでつかんで…)
これは、確か東方ではユーズとか言ったかな?中々風呂に入れると気持ちがいいのだよ。
(そう言って、蛇に命じ、湯の中にユズを投入)
たしか、美肌などの効果があるらしいな…だが、若々しいそなたには不要かもしれんが。
(そうふっと笑って…)
■ハク > 「ほほう、なるほどなるほど……お医者様だったのでござるか。このような場所に護衛もつけずに来るとは、腕に自信があるか……はたまた、護衛を雇う余裕がなかった、でござるか?」
このあたりはまだ冒険者なりたてのひよっこ向けであるため、一般の旅人も普通に訪れる事ができる場所ではあるものの……
それでも稀に魔物等が出る事もある。そんな時、一般人であれば抗うこともできずに……となるだろうが。
それを目の前の男性がどう考えているのか、首をかしげて問いかける。
「ん、こちらの言葉でもそういうものがあるのでござるなぁ……人の言葉など、所詮は地方差、程度かもしれぬ、と?」
少々幼さの増した声で受け答えしながら鼻先をくすぐる好物のにおいに首をかしげると……蛇が、柚子の実を咥えてもってきていた。
それを湯につけると、なるほど柚子湯になってよい香りが漂い始める。
「ほほう……あぁいや、この国でこのような湯を味わえるとは思わなんだ……感謝にござるよ」
■ワルセイ・イダーヤ > ははは、こう見えてもステッキ術や鞭による護身術くらいはたしなんでいるさ。
それに、俺にはこいつら使い魔もいるし…な。
まあ、鞭もステッキも今はあの滝つぼに沈んでいるがね…
(そう護衛がいないことに対しては返答しながら、自身の傍にいる蛇の背を撫でてやる…幼女が気が付けば、並みの魔物なら飲み込めるのではないかというサイズの蛇が、川の中から幼女を見張っているかもしれない。
そして、ユズ湯を楽しんでいる幼女の声色の変化は、まあ、湯が気持ちよくて緩んでいるのだろうと思って)
いや、感謝など…俺も、そなたに感謝したのだから。これでおあいこにしてほしい。
さ、湯から上がったら言ってくれよ。目隠しをとるタイミングがわからないのでね。
(そう言って。ちなみに、男の傍には、蛇が持ってきたのか、濡れた鞭とステッキが転がっていて…)
■ハク > 「なるほど、最低限自衛はできて護衛の使い魔がいるから、でござるか。なるほどなるほど」
であれば余計なお世話だったかと思って。続く、ステッキが沈んでいるという言葉にすわまた滝壺に潜らないといけないか……と思っていたら、蛇が今度は鞭とステッキを置くのが見えた。
なるほど、主人思いのいい使い魔だ、と思いながら湯から上がり。
「うーむ、それがし呪いをかけられておってな。うむ、目隠しはもうとってもいいでござるが、あまり驚かないように頼みたいでござる」
軽く体を振って湯を弾くと、首元の輪に魔力を込めて再び薄く黒い魔力皮膜で体を覆う。今度は幼女姿のままで、目隠しを取る許可を出して。
■ワルセイ・イダーヤ > (護衛の使い魔がと言われれば)
ああ、自慢の使い魔たちだ…まあ、忠誠心が高すぎるのも考え物だがね…
(そう苦笑しつつ、目隠しをとる許可をもらえば……目線の先に、女性がいない…)
……おや?
(そして、視線を下に下げれば……少女がいた。)
…ふむ…幼女化の呪いか……なんとも、難儀な呪いにかかっているようであるな。
(そう相手が先に呪いにかかっていると言ってきたので、確かに驚きはしたものの、そんな失礼なことは表情に出さぬと、鋼のしかめっ面でカバー。)
ふむ……そなた、その姿でも戦えるのかな?
(そう、ふと思ったことを質問)
ああいや、失礼だったら謝るが…その姿で戦えるとは思えなかったのでな。
……もし街まで行くのなら、何匹か、使い魔を護衛につけようか…?
(そういいつつ、見た目幼女では戦えないか?と思っている男は使い真の蛇のレンタルを提案して)
■ハク > 「忠誠心が高すぎるのが問題、でござるか?家臣の忠誠心が高いのは、喜ばしい事だと思うにござるが」
ふむ?と首をかしげつつ目隠しを外した男性の視線がまずは大人時の自分の顔があった場所に向かい、そこにある耳の先端をたどるように視線を下げてきたのをみて、にこりと笑みを見せる。
「幼女化、というか成長禁止、だったでござるかな?故に、それがしは呪いをかけれた時から成長していないのでござるよ。先程はこの国に来て学んだ内気功という技にて、一時的に呪いをごまかした姿にすぎないでござる」
尾をへにゃ、と少し悲しそうに垂れ下げながら軽くであるが身の上を話し。
両手を握り、開く様子を見せてから薄い乳房の所をぺたぺたと触る。先程までは確かにあった大人らしい膨らみはもうそこには片鱗しか残っていない。
「ん?いや、この年からもう10年以上にもなるでござるかな、故に動きには慣れているでござるから、問題ないにござる」
使い魔の護衛を提示されるも、流石にそれは断りをたてる。そこまでしなくても、平気ではあるのだ。
■ワルセイ・イダーヤ > (忠誠心が高すぎるのが~と言われれば、苦笑して)
確かに喜ばしいことだし、贅沢な悩みだとはわかるが…
そなたは気が付いているであろう?川の中から、そなたを見張ってる蛇を…
一応言っておくが、そんな指示はだしておらぬ。
まったく、無駄に相手を警戒させ、怖がらせるだけだというのに……
(そう溜息を吐いて…成長禁止の呪いと聞けば、ピクリと眉が動く)
……そうか。十年も…難儀であったな…
(そういって、幼女の頭を優しくなでて)
片や、成長したくとも呪いで年が止まり……片や、肉体の老化を止めるため、自らを改造して年を止める…なんとも、この世は理不尽よなぁ……
(そうしみじみと言って…)
まあ、そなたが大丈夫というなら、これ以上はいわんよ。俺は目当てのものが手に入ったし、そろそろ去るとするか…
(そう言えば、杖と鞭をとり…カバンに苔を入れ)
では、な。そなたの呪いが解かれること、願っているぞ。
(そう言って、騎士のように、手の甲にキスをおとし、去っていくのであった……)
■ハク > 「あぁ……なるほど、主君に仇なす輩の可能性と見ているのでござるか。いやなるほど、忠臣にござるではないか」
うむうむ、と川の中から自分対して警戒心を放っている蛇の存在にむしろ気を良くする。
自国に居た時もそのような忠臣が居たからこそ、危険な輩はある程度除外されていたのだ。
――最も、そのような忠臣すら魔族の魔術に屠られてしまい、このような身に堕とされたのだが。
さておき。
「いやいや、おかげでこの国に仇が居ると知り、潜り込む事もできたにござる。年を取ればその分肉体も劣るであろうが……ある意味、永遠に仇を追い続ける事ができると考えればまぁ、悪いばかりではないでござるよ。」
と、頭を撫でてくれる優しい紳士には心配かけないように事更に明るく振る舞い。
実際は呪いを解除し、国元に戻りたい、という気持ちもある。
――反面、この国で性の悦びを肉に刻みつけられ、それに縛られつつあるのも事実ではあるが……それは今は考える事ではなく。
「ふむ……?ワルセイ殿は、年を止めているのでござるか。何やら老練した雰囲気を感じていた、ではござるが……なるほど」
むぅ、とその言葉に少しの違和感の理由を察して頷く。
目の前の男性もまた、何かの目的のために動いているのだ。下手にそれを探るのは、ぷらいばしぃ、の侵害だろうと考えて。
「お、おおう、うむ、ありがとうにござる。街であえたら、またよろしくにござるぞ!」
手の甲へのキスに驚きながら、去っていく彼の背中を見送る。その後は、再び刀を振るうために大人の姿に変化を行い……
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/滝壺近くの草原」からワルセイ・イダーヤさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/滝壺近くの草原」からハクさんが去りました。