2017/10/18 のログ
■ボブ > (切り株に腰掛けて男が休憩を取っていれば、タッタッタっという落ち葉を掻きあげるような軽快な駆け足の足音が
耳に届き、そちらの方に視線を向ければ男の元にやってきたのは男の家の半同居人たる雄の狼…。
その狼の毛皮はしっとりと濡れていて、狼が男の前に止まっていけば、狼は男の目の前でブルブルブルッ!!っと
身体を揺さぶり、男に思いっきり水を振りかけてきてみせて)
「うぷっ!! おいおいっ……泉で水遊びでもしてたのか?
それとも俺が仕事をしてて暑そうにしてたから水を掛けてくれたのか?
まぁ、どっちでもいいけど、こんな風に服が濡れちゃったら干して乾かすしかないだろう…。
俺も泉で泳ぐから、お前も付き合え」
(半同居人にすっかり服を濡らされてしまった男は切り株から立ち上がり、仕事道具である斧を手にして
近くにある泉へと向かっていって)
「さて厄介な相手に少し気分もくさくさとしてたんだ、泳いで少し気分をリフレッシュしないとな」
(泉に辿り着いた男はバッと服を脱ぎ捨て、濡れた服を近くの木の枝に引っ掛けていけば鍛え上げられた逞しい肉体を
晒し上げ、生まれたままの姿で泉にその身を浸からせていけば、泉の中でプカァ~と仰向けになって浮かんでいって)
■ボブ > (濡れた服が乾くまで泉でまったりと過ごしていた男……適度な太陽光と風によって乾いた服を身に着けていけば)
「う~ん? 本来ならもう少し仕事を……といった所だけど、泉で身体を洗った以上、もう一回汗をかくのもなぁ~。
今日の所はここで仕事を切り上げるか。 家に戻って少しこった煮込み料理でも作ってみっかな」
(不意の水浴びの原因作りをした半同居人の狼を……泉の畔で日向ぼっこが寺のお昼寝をしていた狼を呼び起こせば
一人と一頭で家へと帰り、凝った夕食を作り、一緒に夕食を取っていった…とか)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯 森」からボブさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にラシュフェルさんが現れました。
■ラシュフェル > 『お約束待ちです』
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にセイン=ディバンさんが現れました。
■ラシュフェル > 静かに流れる小川
その周囲は敷き詰められた緑の絨毯
最初は、一休みのつもりだった
それが、何時間も、こうして寝るというのは魔王にとっては珍しいことで
「ん…すぅ、すぅ…」
静かな寝息を立てて眠る魔王。無防備まるだしである
■セイン=ディバン > 自然地帯。季節問わず、穏やかな状況にあることが多い場所だ。
探せば、ちょっとした洞窟なんかもあるのだけれども。
今日の目的は違うのだ、と。少女は鼻息荒く、小川近くへと。
手にはなにやら、釣竿など持っている。
「新鮮な魚。それ即ち、明日への活力。
……もっと言えば、エネルギーになるのです」
小川へ到着。手早く餌をつけ。慣れた手つきで持って、釣りを開始。
さぁ、たまにはこうしてのんびりもいいよね。そう思い、長時間釣りを楽しむつもりで地面へと座れば。
「……おぉっ!?」
ちら、と。横に視線を向ければそこには知人の姿。
そう。魔王様。しかもお昼寝中。なんだなんだ。魔王とはお昼寝が趣味なのか。
自身の妻のことを思い出しながらそう考えるも。起こしたりなどせず。
……だって。寝息がとても気持ちよさそうなんだもの。
そう考えてしばらく釣りに集中していたものの。ちょっとイタズラ心が沸いてしまって。
ついつい。相手のほっぺたを、つんつん、などと。
■ラシュフェル > 最近は過労が過ぎたのか、ちょっとだけまどろみに身を預けたらこれである。熟睡といって良い様子で寝息を立てる。
横で元気よく釣りの準備をしててもお構いなしに寝てる
すぅ、すぅ、とリズムよく寝息を立てて――ほっぺをぷにぷにされると、
「んぅ? んん・・・んうぅぅ♪」
ちょっと悶えるように顔をふりふりしてから収まりのいい場所を見つけたのか、また寝息を立て始めて
■セイン=ディバン > 垂らした糸は静かに動かぬまま。まぁ、この待ってる間が楽しいのよね、と。
じ~、っとしていたんだけれども。
「……」
まさかの、魔王様がお外で無防備にもお昼寝、ですよ。
にわかには信じられない光景だよなぁ、などと思いながら頬を突けば。もぞりもぞもぞ。なんか動いた。
「……何それ、可愛い過ぎるかよっ」
起こさぬよう、小声でツッコミを入れるが。どうにも気持ちよさそうに寝息をかいている。
うん。魔王とて陽気もよければ眠くもなるよね。と考えていれば。
竿に反応があり。
「お、っとぉ……!! ヒット早い、幸先いいねぇ!」
隣の知人を起こさぬよう、小声で言いつつかかった魚と格闘開始。
しかして、なかなかの大物らしく。その引きはかなり強い。
「くっ……こん、のおぉっ!!」
力が入ってしまい、つい叫んでしまうが。ついに魚は観念したか。
ばっしゃあ、と音を立てて釣り上げられ。
……見事。勢い良く、幸せに寝ている知人の顔面に。
魚が。着地した。
■ラシュフェル > 幸せそうに惰眠を貪る、最近は色々と忙しかったのだ
ようやくそれがひと段階、涼しい場所で昼寝もいいものだろうと自然地帯の小川へとやってきた。といえこんなに早く睡魔が襲ってくるとは思わなかったが
まあ、幸せというのは長くは続かないものである、なにやら丸まりながらふにゅぅ、という声を発したようにも見える少年の顔面に、ばしーんと魚が目覚めのビンタである
「――?」
自分を起こしたのはなんだろうかと周囲を見渡す、
ぽや~っとした表情で周囲を見回す。
刺客でもなし、ならば
「おやすみなさい」
と、また寝ようと
■セイン=ディバン > 知人の寝姿。正直、それを見ているだけでも少女も眠くなってくる。
大きな危険も無く。穏やかな天気。急かされる仕事だ何だもない。
まさに絶好の昼寝日和なんだろうけど。少女は、自宅の食料としての魚の確保。
そして、釣りそのものを楽しむためにここに来たわけで。
結果。気持ちよく寝ていた知人の顔に、魚をたたきつけることになってしまったのは、不幸な事故であるとしか言えない。
「あ……」
幸せ絶頂なお昼寝タイムに、生臭い魚のビンタである。
これは、怒らせたかな、と思いつつ。恐る恐る相手の姿を見る。
だが、相手はどうにも覚醒しきっておらず。再度寝ようとする始末で。
「ちょちょちょちょちょ、ラシュフェルッ!
反応なしとか、失礼じゃない!?
魚を当てたのは謝るけどさぁ!!」
さすがにスルーされるとは思ってなかったらしく。ついつい声をかけ、相手の二度寝を阻止しようとしてしまう少女。
なお、その間に。釣れた一匹目の魚は転送呪文で自宅に送っておく。
■ラシュフェル > 「ふむ…つまるところは
私が魚を釣ってるのに貴方が寝てるのが気に入らない
喰らえ新鮮魚ビンタ
といったところかな?」
相変わらずの饒舌だが、目は開いてない。いつでもお昼寝モードである
と、少年の瞳が少女の顔を捉えた、ふむ。前の追い詰められた時より全然いい顔をしている
「ところで、いいことはあったのかな?」
と、問いかける
■セイン=ディバン > 「……あ、いや。その。
違う、違います」
じんわり、額から汗が溢れつつ何か言い訳しようとする少女。
その冷静かつ静かな指摘に、罪悪感とか申し訳なさが刺激されたらしい。
なるほど、事情を知らない他人が見たら、確かにいきなり寝ている人に魚をぶつけるという奇行にはしる人間にしか見えないだろうけど。
そこで、相手と目が合い。改めて問われる。
「……え? いや、特、に?
なんでそう思ったの?」
どうやら表情やら仕草は自覚していないらしかった。
小首をかしげ、相手の言葉の意味を考えつつも。
「……おはよ、ラシュフェル。
魔王様がこんな所でお昼寝とか、貴重なものが見れたわ」
改めて。挨拶をする少女。基本敵でない人物に対してはそこそこコミュニケーションをとっていくスタイルなのだ。
■ラシュフェル > 「…?違うのか、私ならクラゲあたりをかぶせて措くのだが」
なんか不穏な事を言いつつ起き上がる。んぅ、と背伸びをしながら垂れる釣り糸を眺めつつ。かわいいなと思うように目を細める
「嬉しそうな顔をしてる。何か幸せなことがあったのかなってね」
「ふむ、おはよう。私はここらではよく寝てるよ。あとは温泉だろうかね。とはいえ、全く何もしてないわけではない
「ここに、教会を作るのもいいかと思ってね」」
■セイン=ディバン > 「……あぁ、もう。そんな言い方しなくてもいいじゃあないっ!
ごめんなさい、私が悪かったです!!
もう、嫌味ったらしいったらありゃしないっ!」
重ねられた言葉に、少女は自分が悪いにもかかわらず不満そうになり。
酷く雑に謝った後、ぷいっ、とそっぽを向いてしまう。
当然、相手が嫌味などで言っているわけではないことは判っているので、少女のこれも演技のようなものだ。
「そう、かしら。……ん~。そうねぇ。
色々あったわよ。良い事も、悪いことも、ね」
目を細め見つめてくる相手に、正直に言いつつ微笑む。
再度餌をキャスト。二匹目の釣果を狙う。
「あらそうなの。随分、呑気というか。
……教会? 教会って、あの、教会?」
温泉にいたり、お昼寝する魔王。ますます妻に似ているかも、と思いつつ話を聞く。
教会を作る魔王。これもまた、新鮮な話であった。
■ラシュフェル > 「まあ、隣で眠るときはご注意を、」
くすくすと笑いなながら伸びる釣り色みつめつつ
「そうか、ならばソコを話してもらおうかな
もしかしたら力になれるかもしれないし」
肩をすくめながら魔王は語る
人間はすがるものが必要だと、その触媒として最も有用なのが宗教だと
意外と、人間は教義を守るものだ。そういった方向で人の意識をかえることはできるやもしれない。特にミレー族には、救いの手になるかもしれない
「最初は、普通に髪の教義を解く普通の教会だがね」
とウインク、まあその先その信者たちがどうなるのかは推して知るべしである
■セイン=ディバン > 「うっ……は、はぁい。気をつけますよっ!」
実際、悪いのは少女の方なので。そこは素直に謝りつつ。伸ばした糸に集中しつつ。
「ん~? 別に聞いても面白い話しでもないと思うけど?
久しぶりに、妻とイヤラシイ事したり。娘と会えてお話したり。
天使の少年と恋仲になったり?
あぁ、娘に恋人が出来たのよ。まいったまいった、よねぇ」
話を聞きたい、というから。普通に、最近あったことを語る少女。
ちょっとした、釣りをしながらの雑談、というやつである。
そして相手の語る言葉を聞けば。ふむ? と首をかしげ。
「魔王が神の教義を説く、って。なんか、違和感。
あぁでも、そう変な話でもないのか」
相手の夢。語ったことを思い出し、うんうん、と頷く。
魔王らしからぬ、平和を求める魔王。その夢の実現には、そういった教会とかも必要なのだろうな、と納得したようで。
■ラシュフェル > 静かに、川のせせらぎといしょに耳を傾ける
少女の言葉愉快そうにきく青年。
「妻がいるのに、天使の恋人とはこれはまた――顔合わせは済んだのかい?いや、その前に主従契約はしたのかな?」
天使と人ならばそこへんは曖昧なのではないかと声をかけた。
「まずは、この街の人種差別を減らそうかなとね。これも何十年もかかるだろう、しかし、そこの巫女にふさわしい人物を見つけたものでね」
クスリと少年は笑う、あの美しくも聡明な巫女ならうまくやるだろう
「魔族と人間が仲良くなる教会…入信してみるかな?」
くつくつと笑いながら訪ねて
■セイン=ディバン > この辺りは平和とはいえ、出るときは魔物や少し凶暴な野生生物も出る。
だが、今日はそんなこともなく。知人と二人、日向ぼっこを楽しみつつ、釣りと会話。
実にのんびりとした、緩やかな時間の流れだ。
「ん、言わないでよ。自分でも随分浮気癖が酷くなってきてるって自覚はしてるし。
……なんか、ラシュフェル詳しそうね。もしかして、天使も救う相手の内に入ってるの?」
驚くでもなく、質問を重ねてくる相手に、少女は目を細める。
くいくいっ。二匹目、ヒット。ひょいっ。今回は小物であった。
あっさり釣り上げ、また家に送る。
「ん~。この国、いたるところにそういう差別あるもんね。
巫女? へぇ、どんな方かしら」
相変わらず、壮大な夢だな、と思いつつ。その巫女という存在に興味が湧く。
この魔王様への協力者、ということは。やはりそういうことなのかな、とか。
「ん? お生憎様。私宗教とか神様とかキライなの。
……でもまぁ。ラシュフェルが言うなら、力を貸すくらいはするわよ。
こう見えても、私顔広いし?」
相手同様、笑いながら断る少女。だが、宗教などを嫌うというのは本音だが、協力をする、というのもまた本音。
形は違えど、同じ夢を目指す相手には、協力したくなるらしい。
■ラシュフェル > 少し冷たい水温の川をなでつつ足を小川につけた
「浮気なのだとしたらやめるべきだろうね、それらが本気なら突き進んでいけばいさ:
浮気と本気は違うと、そんな風に言いながら、首を傾げ
「ああ、君はまだ知らないか。ほら」
ばさり、とイヌワシを思わえる大きな翼とアンダーウイング、2対の翼を見せる、それは、色こそ違うものの、その清らかさは天使にも近く「
「天使とは兄弟、といっていいだろうね、もちろん彼らは我々に手出しをするし、我々はこの幸せを彼らにも味わってほしい、と願ってるわけだが、」
「私が神様のことを愛してるように見えるかな?宗教というのは、主義主張を最もかんたんに広められるアンテナだよ」
すこしお硬い少女に近寄って、足元で釣りを観察しだして
■セイン=ディバン > 流れる水に足を付ける相手を見ながら。少女は神妙な面持ちになる。
あるいは、苦い表情そのもの。
「ん。耳が痛いわ。
でもまぁ、一応本気だから。私は本気で、いろんな人を愛するの」
綺麗事言おうとも。少女の行為は浮気に他ならぬ。
しかして、少女は顔をしかめながらも、カラカラと笑い、そんな調子のいい事をいう。
「ん? ……へ、ぇ。
そうだったんだ……。あぁ、なるほどねぇ。
……ねぇラシュフェル。手っ取り早く、簡単に天使を堕天使にする方法とか。知らない?」
その翼を見て。少女は息を飲む。率直に言って、美しかった。
兄弟。言葉通りの意味なのか。そこまでは良く判らないけど。
目の前の魔王様は、本気で種も、属も超えた平和を作る気らしかった。
「いいえ、全然? 要するに、それを利用している、ってことでしょ?
それは判った上で、よ。私と貴方は同族かもしれないけれど。
私は、そういう名目あっても、宗教や神は嫌いだし、関わりたくない。
あぁ、副産物は別だけど」
近寄られるも気にしない。三匹目はなかなか来ないな、と思いつつ。くああ、とあくび一つ。
相手の言葉とか意味を理解しているから。その上での、真面目なお断り、である。
■ラシュフェル > ふむ、それことばいは思うところがあったのか
「ふむ。きずをえずってしまったようだ。あいが多いことは悪いことじゃない、それだけ多くを幸せにてることだからね
やさしく、やさしく、悟らせるように言う慈しみを持ったな視線で見下ろす手を伸ばせば、褒めるように頭を撫でるだろうか
「」手っ取り早く…?ふむ、天使は『主』をもつ。神様だったり、大天使だったり、まあ、中には権力だったりね
それらを引き剥がすには――その代わりになってあげないといけない」
例えば――
一歩、距離を詰める。大きな翼が、少女を覆う。漆黒の闇の中へとご招待、何かをするつもりはなく、きれいな宵闇を見せるだけ
「神様の目が、天使たちの目が気になるなら、こうやって二人きりの世界を使って、口説くとかね」
とはいえ、「人の心がそう変えられぬように、天使がかんたんに堕天使になることなんてないよ。もし、その天使がそれをのぞんでるなら話は別だろうけどね」
■セイン=ディバン > 別段、暴かれるも発かれるもどうとは思わないが。
こと今回のことに関しては、自覚症状もあるものだから、ちょっと表情が固くなる。
「別にいいんだけど。傷を作ってるのは自分自身だから。
自業自得、ってやつだしね」
フォローされるような一言に、気にしてない、と言うように応える少女。
頭を撫でられれば、狐耳がふるる、と揺れた。どうやら気持ちよかったらしい。
「……ふ、ん。なるほど。
だからこその、引き剥がす。引き摺り堕ろす、か。
ん、ん~?」
的確なアドバイスに、少女の口調が変わる。元来のもの、男のそれに。
そうして、翼で覆われ、闇の中に閉じ込められれば、少女は小さく笑い。
「案外にロマンチストね、ラシュは。
ふふっ。でもまぁ、確かに。二人きりなら、なるほどね」
詰まる所、そういうことなのだろう、と。
少女は何かを得た、というように笑い。
「そこのところは心配無用、ってね。
あぁ、ところで。これはラシュは私を口説いているのかしら?」
■ラシュフェル > 自業自得――か。なるほどな。
ふんわりとつばさせで抱く。これ以降ないほどに暖かく、やさしく
「ああ、それだ――」
ぽつりと、つぶやいた、自業自得といいながら、一人で戦ってる
一人で大きな問題に立ち向かって、悩んで、時には前のような暴走もする。
彼女は、それも自分で考えて考えた上での行動なのだろうが――あやういのだ
「天使は、神や大天使長に絶対の忠誠を誓ってる。君とその天使がどこまでいってるのかはわからないが、もし、最後に残る鎖があるとしたら、そういう罪悪感だろうね。
君は何もしなくてもいいんだよ、その天使を幸せにすればいい。そのうえで、主を決めてもらえばいい」
「ふむ、これでも私は現実主義なのだがね
口説く――ふむ、口説いてもいいが」
両手で、翼の中こちらを向かせる。まっすぐに瞳を見つめて
「君は、危ういな、と思う。」
■セイン=ディバン > 幸い。抱かれている中でも手に感覚はあり。
釣竿に反応は無い。どうにも、最近は超越者に罠にかけられると、異世界や、空間を切り離されてしまうから。
それをしないこの相手は、本当に紳士だと思う。
「……?」
何かが聞こえた気がしたけど。よく聞き取れなかったから気に留めない。
それよりも何よりも。この闇の中は少しばかり。落ち着てすぎる気がした。
「ふぅん。なるほどなるほど。
……だとすれば、それこそが最も難しいかもなぁ。
いやさ、胎ァとうに括ってんだ。あとは動くだけ、ってな」
更に踏み込んだアドバイスに、少女は頭を掻きつつも思索に入り。
ほどなくして、思考への没入を打ち切った。
もとより長考は主義に無い。動いて動かすのが主義であるが故。
あたってくだけろの精神である。
「そうかしらね。これだけシチュエーションにこだわっているなら。
それはも立派なロマンチストだと思うけど……。ん?」
からから。笑いながら言い。そして、対面させられる。
思わず、釣竿を落としてしまう。覗かれる瞳。自身の目に映るは、以前同様。
同系統の色の瞳。深く、綺麗な。
「……それ、どういう意味かしらね。
同情? 憐憫? 強者の余裕? 持つ者としての上から目線?
だとすればぶっ飛ばすわよ。私を哀れんでいいのは私だけなんだから。
もしも。そうでないのなら……」
相手の言葉に、少女の体から怒気が溢れる。ゆらゆらと、今にもつかみかかりそうな気配を漂わせながら。しかし最後の一言まで動かず。
「……心配してくれているのなら。ありがとうございます。
魔王様に身を案じていただけるなんて。矮小な人間としては、身に余る光栄ですわ」
そう。呟き。目を細める。その感謝の言葉は、しおらしくも。どこか感情に欠けていた。
■ラシュフェル > 「…腹をくくってるのに、動けない――
肝は何を求めてとんだろうか、何を求めて、何を得たいんだろう
」
ひとつ、一つの確認である当たって砕けろの精神を、抑えるように、ふわり、とだいて
「君は、賢い。強い、頭が回る――
故に、周りを信用してない。いや、巻き込みたくない
そんな節が見えるね
それは、悲しいことだ」
妻にも相談しなかったと言った、それは夫としてのプライド
そこまではわかるが、様々なものを背負いすぎるには、少女の背中はちいさいのだ
「――少しぐらい、誰かに心を開いても良いんじゃないかな?」
と、少年は心配そうに笑う。掴みかかりそうなけはいがあるのなら、拾い上げよう。掴んでしまおう。悪魔は悪魔らしいやり方で
「あはは、やめてくれ。魔王だから偉いというわけではないよ
ひつようならば、すべてが終わったら私は表舞台からきえてもいい」
そんなことより
「今は、君のほうが心配かな」
■セイン=ディバン > 「……それは、言わないのがイイのよ。
言わないからこそ。イイの」
相手からの言葉に、困ったように笑い、頬を掻く少女。
改めて言葉にするは恥ずかしいし。何か、言葉にするのが恐ろしいという思いも、僅かにあったから。
「褒めても何もでないわよ。
……あの、ね。流石にちょっと。踏み込みすぎ……。
あぁ、いや。私が判りやすすぎるのかしら」
いきなりの相手の言葉に、少女も流石にムッとした様子を見せるが。
すとん、と肩から力が抜け、溜息一つ。少女自身、自分が読みにくい人間である、なんて思っていないわけで。
「心開いてないわけでもないわよ。……まぁ、その。そういう所はあるのは認めるけど」
信を置かぬわけでもないけど。信を置きすぎない。それが少女の処世術のようなもので。
だけれども。確かに。寄りかかれないのも、辛いのだ。
少女は、僅かに相手に体重を預けるようにする。
「あら、そうなの。それは……うん。ちょっと意外、かな。
貴方は最後の最後までちゃんとした支配をするように見えたから。
ん、ふっ。ねぇ、やっぱり私の事、口説いてるでしょ」
相手の言葉に、にこにこと笑いながら。その、相手からの心配をからかうように言う。
無論、心配してもらうのは悪い気はしないけど。
こうまでも相手に気を使ってもらえる理由がないと思うから。
口説いてる、という結論に至るわけで。
■ラシュフェル > 「それでも――一人は辛いだろう?」
恥ずかしげに落とす声は何処までもやさしく
「なら、君の愚痴の、悩みの聞き相手ぐらいにはなろうか」
「一人で悩んでもいい結果にならないのは、前の件でこりたろう?」
そっと、そっと、抱きしめる。翼で包んでいく
まだ――ココロを食らうわけではない。純粋に――心配なのだ。
純粋故に走り回るのを見てられないのだ
「口説くには君を口説くのはよほどの覚悟がいる、と言ったと思うがね
ただ、妻にも息子にも、大事なことを言えないのは辛いんじゃないかな?ひとりぼっちの戦争は、辛いだろう」
ぎゅぅっと背中を抱く力を強める翼で、完全にセインを覆う
暗闇の、誰にも見えない世界
「苦しいときは苦しいといえばいい、辛い時は辛いといえばいい
強くあるには、時にはそれも必要だよ、
君が守りたいという人々をまもりたいなら、きみが強くあるべきだ」
ニッコリと微笑む
「背伸びじゃない強さを、知るためにもね」
■セイン=ディバン > 「……それは。まあ、ね」
率直な言葉には、素直に返事をした。
実際、弱い人間だからこその隠し事とかもあるし。
それを吐き出してしまいたいと思うことも、なくはないのは事実なので。
「……ん、ん~。
……んふっ。やっぱり口説いてる」
相手は真面目に身を案じてくれているのだろうに。少女にとっては、どこか。
酒場で聞くような口説き文句に聞こえてしまうらしい。
でも、不思議とイヤな気分じゃあないし。というか。むしろ嬉しく思うし。
「確かに。聞いた気がするわね。でも、もうこれ十分にナンパだと思うけど。
めっちゃくちゃ普通に抱きしめてきてるし~?
……それは、ねぇ。私が決めたことだし。多少は、ねぇ」
抱きしめられ、少女はニマニマと笑いながらも。上機嫌に身体を揺らす。
そのまま鋭い指摘をされれば、落ち着かないように顔を左右へ、上下へ向ける。
「……それは、年長者としてのアドバイスなのかしら。
まぁでも。うん。そうね。
お気遣いと、優しさはいただきます。はい。ありがとう」
どれだけからかっても、真面目な相手の言葉に。
流石に少女も照れが勝ったか。素直に感謝し、相手の身体へと完全に身を預ける。
「……ん。なんか。
この翼の中。うん。落ち着く……」
眠りに落ちよう、というわけではないが。目を閉じ、呼吸を緩やかなものにしていく少女。
この少女にしては珍しい。本当に、無防備な姿だ。
■ラシュフェル > 「ふむ…いいじゃないか
ここは誰も見てない、神様にも見られない秘密の場所だ
だから、君の本性を晒してもいいんだよ?」
さそうようにゆっくりと誘う、相手の拒絶にだけはきをつつけつつ
「ふむ、今の君に必要なのは「頼れる男性」だと思ったが違ったかな?」
とウインクしてみせる。ナンパふむ、それもいいがそれだけでは足りない。この少女をからめとり、ココロを食らうのはまだ先だ
「急になにかえをかえなくていい。
ただ、ここという安らぎの場所があるってことは覚えておいてほしいな」
と、愛撫ではなく親愛のキスを首に落としながら
「うん、私の翼で良ければいつでも貸そう。ここでは、誰も見れない。怒っても良い、泣いても良い、寂しがっても良い、落ち着いても良いんだよ」
彼女にとっての特別な空間を与えようと。彼女は――こんなにも人に恵まれながら一人で何かをなそうとしてる。
だから、支えようと
■セイン=ディバン > 「うわぁ、イヤらしい言い方~。
それだとなんか、ねぇ? フフフッ」
相手の言葉に、ケタケタと笑いを強める少女。
とはいえ、本当にそういう意味に受け取っているわけではないのだが。
「……ん。なるほど、ね。
いや、確かに。それは当たってるかも」
冗談めかしたウインクと言葉に、少女は真顔になり、ふむ。と。考える素振りを見せる。
確かに。そういった意味でのパートナーは。いなかったかもしれない。
「……はいはい。素直に受け取っておきますよ。
んふ。安らぎの場所だなんて、随分な自信。
……ぁっ……」
何せ相手は魔王様で年上。言うことを聞いておいて損は無いだろう、と。
少女にしては真面目に助言を聞き入れる。そのまま、首筋にキスをされれば。
相手にはそんな意図などなかったであろうに。少女の口からは、感じ、熱を帯びてしまった声が僅かに漏れる。
「……くふっ。それ、私以外にも言ってない?
……でも。本当にありがとう。その気持ちは、うん。
……うん。本当に嬉しい」
随分と、口説き文句にしても慣れすぎてる。などと指摘し、冗談めかす少女。
だが、次の瞬間にはまた瞳を閉じ、相手に身を預け。呼吸を落ち着けていく。
気持ちは落ち着いているのに。心臓は、なぜか少しずつ鼓動を早めている。
とん、とん。とくん、とくん。理由は判らないけど。ドキドキする。
■ラシュフェル > 「まあ、今出会った男を総かんたんに信用するわけにはいかないだろう」
この子に必要なのはパートナーなのだ、こころから信頼できる存在。
魔王の妻でも良いのだろうが、プライドが許さない
ならば、その間、その一に自分がいすわってもいいだろうと
「私はいつも本気だよ、生半可なかくごで、こんなことはしないさ」
ちゅ、ちゅぅっと、首筋にキスマークがのこるぐらいに吸い立てる。
ホットパンツの上から手を当て、秘裂にあたるところを、ゆっくり、ゆっくりとさすっていき
「言っただろう?君は魅力的だと、少しぐらいはつまみ食いもしたいものだ」
秘書を撫でる手は、段々と強く、押し付けるようになっていき
■セイン=ディバン > 「ん? あー。まぁ。そうでもないけど、ね。
そういうことにしておきましょうかねー」
どこまでも真面目な相手の一言に、小さくクツクツと笑いながらそう言う少女。
そこでグイグイ来ない辺り、生真面目だなぁ、と笑う。
「そこは自信満々なのね。……つまり、覚悟はあるけど。
口説くのは、時間をかけて、ゆっくりと、ってこと?
んっ……あぁっ……!!」
変わらぬ様子でからかうように言う少女だったが、首を激しく吸われ、今度は強く。感じ入った声を出してしまう。
腰をくねくねと捩りながら。少女は、右手で相手の手を取り。
秘裂を衣服の上からなぞる手を、少しだけ、下方へとずらさせる。
「ん、っく。前も、言ったけど。
私、その……今の身体だと。その。『付いてる』。から……」
そう。両性具有。それが今の少女。だから。興奮してしまえば。少女の股間もまた、勃起してしまうから。
そんなの、触りたくないだろうから、と。
少女は、女性器にだけ触れられるように。相手の手の位置をずらしたのだ。
そのまま、つまみ食いと称され、徐々に徐々に愛撫を強められれば。
「……っ。くっ、ふっ……!!」
声を殺し。ただし、抵抗はせず。相手に身を委ねる。背へと器用に手を伸ばし。相手の顔を引き寄せれば、熱烈なキスを。
すぐさま舌を伸ばし、相手の口内へと、おずおずと侵入を。
腰は少しずつだが浮き、下着着用不可の呪いのせいだろう。
太腿までも、すぐさま垂れた愛液が、相手の愛撫により、闇の中に卑猥な水音を奏で始めることになる。
■ラシュフェル > 「わかってるじゃないか、快感や薬漬けのほうがお好みかな?」
自分の中で踊る少女は手の位置をずらす、でも少年はまた秘裂もペニスも愛撫する
「そんなくだらないことを気にする方じゃないよ。じゃあ、両方でイコっか?」
左手で、太くなった亀頭を無でさすりつつ、右手は秘書の奥に指を入れる左手で、手コキをしながら、秘書はこするように、クリトリスをしごく。
熱烈なキスは大歓迎。とばかりに目を細めて唇を舐め、口腔に舌を這わす。イケそでいけないギリギリをせめ、いつでも「イカせられる」ほどに、高ぶらせて
■セイン=ディバン > 「それは、んくっ。やだ……。
いや、快感メインの行為も、ぁっ。好きだけど、さ……」
抱きしめられ、愛撫される。そのままペニスまでも刺激されれば、少し驚いたような表情になる。
だが、それすら受け入れ。相手に身を委ねていく。
「あ、ん、くっ。だ、めっ。だめじゃ、ないけど。
ずぼん、よごれるっ……」
イかされるのはイヤじゃあない、と。相手を気遣うように言いつつ。
ズボンを汚すのはいやだから。脱がせて、と懇願するように。言外で訴える。
クリトリスを、そしてペニスを同時に攻められ。中をも犯されていく。
脳は痺れ。相手からの攻めを享受してしまっている。
「あ、あ、あっあっあっ、イっちゃ、う。
だめ、みないで。イくっ。やっ! あ、あぁ!」
侵入した舌が絡み合い。熱が交換される。ビクビクと震えた肉槍は射精寸前。蜜壷もまた、きゅうきゅうと指を締め付けてしまう。
絶頂が近いのは、もはやわかってしまうことだろう。
■ラシュフェル > 「大丈夫――だれにみてないよ、ほら」
指を立て、豆bのあたりをコリコリする
好きなだけ汚せばいい…その心を汚せるなら安いものだ
こす、こすっとしごきつつ、耳元でハッキリと、優しくつぶやく
「ふふ…いいよ、しろいのびゅ~びゅ~だしちゃえ、ほら――イケ♪」
視線は目から外さない。快楽に絶頂する顔をしっかりみるように見つめ続けて
■セイン=ディバン > 「それ、はっ。そう、なんだけ、どっ」
相手の言葉には、首をふるふると振りながら。
でも、身体は快感を受け止めて、限界へと一気に昂ぶらされてしまっている。
「あ、あっ、あくっ!
ん、あぁぁ、みて、みてっ、セインの、イくとこ……っ
~~~~~~~~っっ♪」
その命令が最後の引き金になったように。少女は痙攣し。ズボンの中にびちゃびちゃと精液を吐き出して。相手の指をきゅうっ、と締め付け。
両方での絶頂を迎えさせられてしまった。
そのまま。乱れた呼吸のまま、意識は急速に闇へと飲まれ……。
■ラシュフェル > ファさり、と闇が周囲を包むと、二人の姿はもうなくて
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からラシュフェルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からセイン=ディバンさんが去りました。