2017/10/01 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にミルミルさんが現れました。
■ミルミル > 月が頭上で輝くころ。
自然地帯の一角にあるダンジョンへの入り口近くの開けた場所に、
焚火が熾され、ぱち、ぱち、と火が弾けている。
その傍の芝生のような柔らかく短い下草が生えている場所には、
カバンを枕替わりに横たわる獣人族が一人、ぐっすりと眠っていた。
街道からは離れていて、遠くから何かの唸る声も聞こえているし、
近くの茂みは時々がさがさいっているが、起きる気配なし、である。
それどころか、無防備にごろーんと寝返り打って、枕替わりのカバンから頭部がおっこちても目が覚めない鈍感ぶりで。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にロブスさんが現れました。
■ロブス > 仕事が無い、というのは辛い事だ。
本来ならば行うべきではない、危険極まりない深夜の強行軍、なんてことをしなければならなくなるのだから。
獣除けの魔法をかけたとて、視界は悪く、どこで何が起こるかも判らない。
しかして明日の朝からダンジョンへと潜るためには、事前にその付近に移動しておく必要があった。
「くそ、吾輩が何故、こんな……ぜぇ…ぜぇ……っ…ん…?」
時間に余裕をもって、なんぞという言葉は活かせない。
口に糊をする為には時には強行軍も必要なのだから。
愚痴を零しながらも茂みを掻き分け、漸く開けた場所へと飛び出すと、視線の先には焚火の灯りが。
暫し考える間を置いた後、そろり、そろりと其方へと近づき。
少々離れた所から、小石をぽいっとその人影の付近へと投げ込んだ。
「…おぉい、そこの。吾輩、敵意の無い冒険……冒険者、である。
良ければこの場をお借りしたいのだが、如何か?」
いきなり声をかけては怪しまれ、警戒されると踏んでの行為。
相手がそれで起きるかどうかは判らないが、暗がりからワンクッション置いて声をかけることにした。
冒険者、という所で声が詰まったのは、つまらないプライド故の事。
■ミルミル > 寝返りを打って、仰向けになったところで、
背中が、頭がちょっと痛いことで少し意識が覚醒しかける。
でも眠い。痛い。どうしよう。
そんな感じであったが、何かの気配と何かが近くで音がした。
ようやく長い睫毛が震えてから、薄らと瞼が開く。
「………ん」
小さく声を発して、眠たげに手の甲で目元を擦る。
起き上がって辺りをきょろり。
焚火はまだ勢いもあるから、眠ったのはさほど時間は経っていないようだ。
そして、視線は、茂みから出てきた男に向けられる。
「てきいのない、ぼうけんしゃ?」
眠気眼と覚醒しきっていない思考が復唱する。
なに、それ?とばかりに首を傾けてその姿を見てはいるが、
こちらも敵意はなく、手が届く位置にある武器には触れず。
「借りるもなにも、好きにして大丈夫だよ」
ふぁ、と欠伸をしながら、牛耳をひくひく、警戒心はなく、言葉を返す。
辺りは柔らかい草地が広がっているし、休息をするには最適な場所だ。
■ロブス > 取りあえず、突然警戒され、うち伏せられる様な事はなさそうだ。
というか、少しばかり危機感の足りない相手の反応に困惑気味でもあるのだが。
「……いや、何でもない。吾輩が大袈裟……だったのか?
むぅ……兎に角!礼を言おう。娘よ。出来れば、そのぅ………焚火も借りて良いか?
いや勿論!勿論、吾輩も火くらい起こせるのだがな!そこはほら、効率の問題と言おうか…。」
静々、と足を踏み出せば灯りの及ぶ範囲に姿を現し。
改めての、ご対面。
正しく敵意の感じられない相手の様相に、大丈夫だろうか、と要らぬ心配の想いも抱きながら。
あっさりと相手の反応を信じる辺り、此方も此方で油断が過ぎるのだがそれはさて置き。
偉そうな態度から、少し間を置き、ぽつりと。
既に準備がなされている焚火があるのならば、そのご相伴に預かりたい。
意味も無く言い訳を重ねながら、ちらちら、と相手の反応を伺っていた。
■ミルミル > ふぁ。
また欠伸が零れる。
覚醒しきっていないぽやーんとした顔で、何やら一生懸命しゃべっている相手をみた。
起こした身体の背後で、牛尻尾がゆーらゆら。
「うん、火は今はいいかな、焚火もちゃんと勢いあるし。
それにしても…こんな時間にどうしたの?迷子?」
会話を重ねると、少しずつ覚醒してきたのか、声もはっきりしてくる。
月が頭上にあるから、夜更けであるし、焚火があるとはいえ少し寒くなっている。
そんな時に、この辺りに現れる相手に対し、こちらはこちらでちょっと心配。
首を傾けて相手をみてから、武器と同じく傍に置いてある小さな枝をポイ、と焚火へ。
■ロブス > 此方の熱い語りは、肩透かし。
呑気に欠伸を零す相手を見て肩を落とすと、ともあれ許可を得られた為に焚火を挟むようにして対面へと腰を下ろす。
重たげなリュックを地面に降ろすと、人心地ついたように溜息を零し。
肉体労働は矢張り堪えるとばかりに、肩を回して爺むさい溜息を零すのだった。
「…重ねて礼を言う、娘よ。
うん?迷子……迷子…!?わ、吾輩、迷子に見えるのか…?
いや、これでも仕事で………いや、迷子……。」
確かに研究職が肌に合っているし、逞しいとは言い難い風体だろう。
けれども、その表現が非常にショックだったのか、絶句めいた仕草を取って、またしょぼりと肩を落とし。
明日の朝いちばんに、ダンジョンに用事があるのだ…とぽそぽそとちっさく理由を口にする。
面倒くせぇポンコツおっさんであった。
■ミルミル > 焚火の向こうに腰を下ろした相手の様子は、焚火のお蔭でよく見える。
重そうなリュックは、多分人間にはなかなかの重労働なのだろう。
怪力と俊敏さ、体力に自信のある獣人族にとっては、
その重荷を置いたことでため息を漏らし、肩を回す様を、
物珍しそうに眺めている。
「どういたしまして。
…迷子でしょ?うん、迷子だよね。
だって、今、夜だよ?多分魔物も出るし…危ないんじゃないかなぁ」
お礼を言う相手に、首を振って、ほんわか笑う。
けれど、すぐに迷子だと断言すれば、仕事?などという言葉を聞いても、
迷子だという認識は覆ることなく。
しょんぼりする姿に、街まで連れて行こうか?などと親切心からの言葉を続け。
「ダンジョンって、その先の?」
視線を相手の向こう、焚火の明るさも届かない木々の向こうを見る。
自分もそこに用事があって、ここで朝を待っているわけだが、
ふぅん、と相槌打って相手を見て。
「朝一番ってことは、何かの採集?あたしもダンジョンで採集なんだ」
奇遇だね、と笑う姿は、相手の様子とは正反対の朗らかなもの。
■ロブス > 「いや、ちが…!吾輩は、急いで、その……仕事にだな!
吾輩の魔術があれば魔物なんぞ物の数ではないわ…!」
こう、なんとも言い難い感情に突き動かされ、虚空を掴むように両手をわきわきとさせながら誤解を解こうと必死の姿。
親切な心が身に染みる――別な意味で。
「あぁ、そうだ、ダンジョンだ。
ふふ、ふふふ……吾輩の手にかかれば最下層の攻略とて容易かろう。
……………まぁ、採集なのだがな。少し行った先にある、薬草が必要なのだ。
いやしかし!本当だ、本当だぞ?本当に、吾輩の魔術は凄いのだ。娘よ、きっと貴様もそれを目にすれば吾輩に畏敬の念を覚える事であろう。」
依頼でもあるし、自分の研究にも使えるその薬草。
笑いながら語る相手に毒気を抜かれた様に肩を落とし、けれどもすぐに気を取り直して尊大な態度を取る。
色々と忙しい。
■ミルミル > びくっ。
急に大きな声を上げられて、肩が震え、牛耳がひくんと動いた。
「う、うん…魔法が使えたら、この辺の魔物なら大丈夫かもしれないけど。
けど、あんまり強そうじゃな………―――」
うっかり本音が口から零れそうになって、焦って口を噤む。
魔法使いというのは風体は弱そうなもの、という認識はある。
しかも相手は多分人間だから、獣人族の尺度で弱そう、はよくない。
と頭の中で考えたのか、朗らかな笑みを浮かべてから、
「あんまり無理しないようにね。この辺も、その先のダンジョンも危ないし」
素直で親切心からの言葉は忠告っぽくもある。
でも、その忠告は必要ないらしいことは、畳みかける言葉で理解して。
「………やっぱり採集なんだ」
モンスター狩りじゃないんだね、とちょっと苦く笑うと牛耳がくたっと垂れる。
しかし、その熱弁と、すごいらしい魔術に、へえー、と、
素直に驚いているのは、バカ正直な性格が言わせたもの。
相手の言葉を疑うとか、その裏を探るとかは一切なく、
スゴイね、と本心からの賛辞を口にしてから、
「だから、その荷物、いっぱいなの?重そうだなーって思ってたけど。
やっぱりすごい魔術がかかってて、見た目と違って軽いのかな」
すごい魔術師だとすれば、そういう魔法もあるのかも、と
勝手な想像をしては、そこに関しては畏敬の念がある…ような眼差し向けて。
■ロブス > 確かに肉体強度的には非常に脆弱な類だろう。
一応最低限鍛えているとはいえ、本職には敵わないだろうし、種族の違いは言わずもがな。
そういう意味では相手の評価は非常に正しい。
「……!!!?
よわ、弱くはないぞ……!ふ、ふふ………いや、しかし。
そうだ、本当は、吾輩は冒険ではなく、魔術の研究を……そう、魔術には、自信があるのだ!」
その魔術ですら、色々な意味でポンコツだ。
知っている者が見れば鼻で笑うであろう言い様で、何なら見せてやっても良い、と鼻を膨らませながら粋がっている。
が。
「火か?水か?とっておきの雷か?何なら回復魔法でも良いぞ…ふふふ。
吾輩の素晴らしき魔術は……………うん?いや………そういうのは、必要と思って………なくて…。」
相手の、重量操作の魔術に関しての一言に、言葉尻が窄んでいく。
冒険者であれば非常に有用であろうその魔術。見栄えも良くないし、とか。
ポンコツっぷりの片鱗を伺わせる発言をもごもごと口にし、視線を、ついっとそらした。
畏敬の念が、今は辛い。
■ミルミル > 焚火の向こう側でころころと表情を代える相手を可笑しそうに眺め、
ぽい、と小枝を焚火に投げ込んで、火の番をしながら、
「魔術が使えるなら安心だけど…。
護衛はつけた方がよかったんじゃないかな。たぶん、なんとなく」
相手の言葉に、うん、うん、と頷いて話を聞いている。
それでも、やっぱり心配はあるのか、あたりさわりがないように、
ちょっとだけ本心を交えて忠告を。
このあたりのダンジョンは深く広いと聞いていた。
だから、モンスター狩りの依頼を断って、採集のみを受けたのだ。
「そうだなぁ、ダンジョンの中だと頼もしい感じだね。
あれ?カバンに魔法、かけてないんだ?………すごく重そうだよ?
ね、大丈夫?ダンジョンで逃げる時、危ないよ?
採集するのだって、重そうだし、大変じゃないかなぁ」
すでに逃げる様子が目に浮かぶ…ような物言いで、心配そうに眉を顰め。
視線を逸らした相手に、大丈夫?ほんとに?と矢継ぎ早に続ける。
人間は獣人族より脆いのだ、ここは本格的に思いとどまらせねば!
という感じのお節介な台詞は、相手が弱い、と認識したからこそ続いた。
■ロブス > 相手の心配が非常に、心に刺さる。
一応はそれなりに実績を踏んで来たものの、ポカミスだって多いし、何より女性冒険者の方々からは頗る評判が悪いのだ。
その理由には目を瞑り、吾輩やれば出来る子、と常言い聞かせている駄目な大人ではあるのだが。
なので、続く、本当に不思議、という態度の台詞が非常に痛い。
「……だ、大丈夫、大丈夫、吾輩は大丈夫。
見ていろ!その程度の効果、今すぐに再現してみせようではないか…!」
そして、駄目な方向にやる気が漲った。
視線を傍らのバックへと向け、ぶつぶつと何科を呟き、ああでもない、こうでもない、と。
暫しの間を置いた後、やおら立ち上がると相手の横へと移動し。
一応は、何か不測の事態が起きたら危うい。ので、離れた位置から手のひらを向け。
「見るがいい、吾輩の実力を…!
――――重力よ、その戒めを解き放ち、我が意に従え……!」
重量軽減にしてはやたらと大げさな呪文を口に。
即席のそれは、効果を確かに発揮した。
薄ぼんやりと光るカバンには何らかの効果が付随された筈であるが―――その効果は傍らの相手にも無情に発揮。
何故か、どうしてか、その非常にたわわで魅力的で重たそうな乳房を、たぷん、と持ち上げる事態に。
それも何故か、重さを軽減するのではなく、先端に力がかかり、吊り上げる様な力がかかるのだからどうしようもない。
「うわははっは!見ろ!見ろ!成功したぞあれ……は………。」
そしてそれを誇らしげに告げ、相手へと視線を向けたならば。
毎度の如く謎のエロ効果を発揮した様子に、口から勢いが失われるのだった。
■ミルミル > なんだかすごく意気込んでいる。
その様子に、牛耳がひくひく動いて、少し目を瞬かせた。
「え、今?…今はだって、もうお休み前だからいいんじゃないの?」
今から再現する、という言葉に、更に目が瞬く。
止めようと何か口にしようとしたが、結局やる気らしい姿に、
その先は飲み込んで、大人しくその再現とやらを見守ることに。
こちらへとやってきた相手と荷物と交互に見遣る。
「………ひゃっ?!」
荷物が持ち上がるのかとある種の手品でも想像していたら。
視線の先の荷物には変化がない。
だが、己の身体の方に変化が。
たぷり、と震える乳房に、小麦色の肌でも解る頬に朱が刺し。
「~~~っ!!!」
咄嗟に腰を上げて、反射的に拳を突き出し。
危うくその怪力の誉れ高い獣人族の拳が相手の横腹へとお見舞いされる寸前。
はっとしたように動きを止めてから、焦ったように両腕で胸を隠す。
ふにゃ、と耳も尻尾も垂れて座り直すと、
ようやく警戒したみたいに相手を見上げる眼差し。
「ううー…やっぱりあまり魔法も上手じゃないのは解った」
やっぱり、と付くあたり、すでに何となく察しがついていた相手の能力。
先ほどまでの畏敬の念はすっかりどこかへ飛んで行った。
■ロブス > 「ちが、違うのだ…!今のは、こんな筈では……!」
余りにも見事に、持ち上げられるその乳房。
男ではあるが故、ごくりと思わず喉を鳴らしてしまったが、慌てて誤解だ!と言い募る。
が、誤解でもなんでもなく、此方の所為。
今も尚、力の働く相手の乳房は常に持ち上げられる様な力がかかっているのだろう。
明らかに警戒を増したそのまなざしに、だらだらと汗が浮かぶ。
「…やっぱり!?
ちが、違う…!見てろよ、今度こそ、今度こそは…!」
駄目なパターンに入った感。
若干涙目で意地になり、またやらかそうと手のひらを合わせて集中し始めた。
止められなければ、やる気だ。
胸を隠すその腕を解いたらまたお胸がたぷんとするのだろうけれど。
■ミルミル > 「わざとだっ、今の、わざとに決まってる!」
先ほどまで、穏やかでほんわかしていたのとは異なり、
まるで悪人と対峙するみたいに、相手を指さしながら非難し。
しっかり身体を抱くように腕で胸元をホールドしていないと、
何とも言えない違和感を覚えてしまっている。
「やっぱり上手じゃない。だから迷子になっちゃうんだ!」
迷子であることは再認識したようで、ぎりり、と奥歯を噛み、
警戒心剥き出しの状況。
しかもまだやろうというのだから、更なる災難を予感させた。
「迷子の魔法使いさんっ、ストップ!」
集中し始めたのを見れば、また魔法が発動する前に声をかけ。
必死で胸元を押さえて、真っ赤になったまま、もうおしまいっ!と。
胸から広がる違和感とも、愉悦とも取れぬそれを拭い去ろうとやや大声で。
■ロブス > 「違う!本当に違うのだ…!見ていろ、次こそは成功させるからな!
皆がそういうが、吾輩はやれば出来る奴なのだ…!」
やる気が無いわけではないが、出来ない子の常套句。
非難されるその声は、もうなじみ深いものではあるが矢張り、悔しい。
冤罪だ!とのたまいながら見返すべく集中をし直すのだが、待ったがかけられた。
「迷子違うわ…!えぇい、邪魔をするな娘よ!
吾輩は、吾輩は………どうしていつもこうなるのだぁぁぁぁ…!!!」
もう完全に、魔術の効果を信用されていない相手の行動。
乱された集中は戻らずに、悔し気にその場に蹲り、バンバン、と地面を悔し気に手で叩いた。
その様子から、悪気はない、と伝わるかどうか。
どちらにせよ、相変わらず胸を持ち上げようとする力は働いているのだが。
■ミルミル > 先ほど意気込んでいてこの状況。
この程度、という方が正しいかもしれない。
このままの勢いで魔法を使われたら、多分更なる災難は免れないかも。
「うー………」
止めにはいったものの、地面を叩く姿は不憫でならない。
その辺はやっぱり気は優しい。
しかし、それとこれとは別、胸は相変わらず押さえていないとおかしい。
「迷子の魔法使いさん、今のは許したげる。
だから、もう一生魔法は使っちゃだめだよ」
優しい声色と穏やかな表情は、相手に対する慈愛に満ちている。
でも、魔法に関しては全く信用を置いていない口振り。
ぽんぽん、と相手の肩を叩いてから、もういいよ、と。
魔法を解除してほしいが、また副作用があってはたまらないし、
胸の違和感はこの際、魔法が自然と解けるまで待つつもり。
「明日、朝早いでしょ?あたしもだから、ね、もう寝ちゃおう?
………迷子の魔法使いさんはあっちね」
ぽんぽん、と慰めるように肩を叩くが、
寝床として指定するような言い方で指さしたのは、ずいぶん離れた草地。
辛うじて焚火の明かりと温かさがある場所だろう。
露骨な警戒感を露わにしつつ、
「魔法使えなくても、心配しなくていいよ。
あたし、ダンジョンの途中まで一緒に行ったげる」
警戒はしているが、明日の仕事の手伝いはするつもり。
そう声をかけて、まだ胸元を押さえつつ相手を見遣り。
暫く会話を続けた後、先にカバンを枕に横たわる。
今度はしっかり、鞭に手を掛けていたのは言うまでもない。
そして夜は深まっていく………。
■ロブス > 「おい、それは吾輩の存在を全否定していないか…!?
い、いや、その、何かやらかしてしまったのかも、しれないが…!!」
明確に、此方に非があるのだが、相手の言葉に対しては過敏に反応。
それでも相手からの御許しの言葉が出れば、どこかほっとした態度を示す。
「であるならば、その魔術の解除………いや、なんでもない。」
ちら、と一度視線を向けたのは相手の胸元。
このままではいかんと解除を試みる声は、尻すぼみに。
更なる災禍を催すのは、火を見るよりも明らかだろうから。
そのまま、もう寝ようと促され、しかも、心配は継続で、面倒を見てくれるときたもんだ。
いやしかし、それでは…!
吾輩の矜持が…!
云々。
騒がしく声が響く時間は、後少し。
どこか煤けた様子で寝入る、駄目オヤジの姿が其処にはあるのだった――――。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からロブスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からミルミルさんが去りました。