2017/09/28 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川」にティエナさんが現れました。
■ティエナ > 街道から少し離れた場所にある大きな川、その川辺でゴーレムを引き連れ川沿いに歩く人影。
薄暗い夜闇の中を月明かりとゴーレムにぶら下げたランタンの灯りを頼りに川に落ちないように気をつけて歩く。
「こんな場所に魔物なんて…早く駆除しないと大変ね」
ギルドで仕事を探しているさなかに見つけたもの、川辺に現れるという魔物?を討伐するものを受けて現地に。
しかし見つけることが出来ないままに何往復かしていればあたりはすっかりと夜になってしまう。
確か依頼書には川から現れるとあっただけにそちらに注意を向け発見すれば即ゴーレムに駆除を命じれるようにして歩き続ける。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川」にウィルバーさんが現れました。
■ウィルバー > 川辺にある樹の下で月の灯りを浴びるように腰掛けていた。
闇の眷属の身体は月の魔力が心地よく、もどろむように月光を味わっている。
顔の辺りは丁度樹の陰に隠れているので少女の位置からでは死角になっているだろう。
気配も魔力も特段隠そうともしていない現状では人によっては魔の者の気配と認識されるかもしれない。
おまけに樹の下の男は月の光の心地よさに夢中でゴーレムを引き連れた少女のことに気がついてはいなかった。
「はぁぁぁぁ、安らぐわ~~。」
■ティエナ > 「……今日は外れかも。出てこないし」
昼間から何度も往復して歩けばいい加減疲れも出て来足を止め。
ゴーレムにも停止命令を出して一休みと考える。
「このまま引き上げても依頼は失敗にならないのは救いよね…?」
もう今日は諦め戻ろうかと考え黍を返そうとしたときに僅かに感じた魔の気配。
しかし感じる場所が川ではなく樹の下。
話が違うだけに別種でもいたのかもしれない、そう考え先ずは姿の確認とゴーレムを樹の元へと歩ませる命令を下す。
■ウィルバー > いい加減月の光を堪能した所で、大きな足音がこちらに近づいてくることに漸く気が付く。
足音からして、ゴーレムかと。 どうやら戦闘が出来るタイプのようだ。
どうしたものかと思ったが、ゴーレムの後ろに使役していると思われる女性の気配も。
どうやらこちらが何者か探りに来たようだ。
魔力がいつも以上に充満している僕はこのまま動かず、様子を見ることにした。
最悪戦闘になればそれはそれで面白い。
「こんばんは、こんな夜中にどうされましたか?」
木陰に顔を隠したまま、落ち着いた口調で問いかけた。
■ティエナ > 丈夫さと攻撃に特化したゴーレムだけに安心して送り出し様子を伺い。
欠点は移動の足音をどうにもできない事だが囮にもなると放置して。
もしゴーレムに攻撃をするなら敵対なものと討伐すればいい。
万が一ゴーレムが倒れる事があれば撤退すればいい。
相手の出方を伺って警戒をすれば聞こえるのは落ち着いた声。
会話が出来るなら目標とは違う可能性が高いと思考を移し。
「こんばんわ。仕事で来ているの。
この河原で魔物を見なかった?話だと川から出てくるそうなんだけど?」
こちらも落ち着いた声で姿の見えない相手に静かに声をかけて。
■ウィルバー > …なるほど。 彼女がこんな所に来ている理由が分かった。
彼女は冒険者か何かで依頼でも受けてここへ魔物退治に来ているようだ。
僕は暫し黙ったのちに口を動かした。
「どんな魔物だい? 特徴とか、被害状況を教えてくれれば僕も
それらしいのを思い出すかもね。 何せ、この辺りは色んなモノが出る場所だからね。」
ここまでは本当のことを言った。
この辺りでは魔物も、それ以外の人間の脅威となりそうな者もよく表れるのだから。
そして、僕自身もここではしばしばおいたをしている。
もっともその時は顔も姿も変えているので僕だと分かる者はいないだろうが。
彼女がどんな姿か見てみたい所だが、手前に居るゴーレムが大きすぎてこちらからでは様子も伺えない。
こちらも顔を隠しているのでお互い様ではあるが。
■ティエナ > 「話だと魚に似てるらしいのよ。被害は時々にここを使う旅人が襲われる程度。死人はないそうね」
何しろ襲われれば襲われた方は逃げる、なので情報はあまりない。
死人は出てはないが小さな被害が多いだけに追い払えれば程度の依頼だとは告げず。
街道から離れれば森から出てくる魔物もいるだけに数種類出るかもしれない。
しかし依頼にあるものだけを討伐を考えている。
ゴーレムで相手の視界を遮り、自分からも見えないが逃げる場合にはそれが利になるとゴーレムはそのままにして。
■ウィルバー > 「魚ねえ、見たことも聞いたこともないな。
襲われるってのは喰われるってこと?」
襲って逃げられる程度の小物で魚となれば僕ではない。
容疑者から外れて喜ぶべきか悲しむべきか。
とりあえず正直に答え、間に立ちふさがるゴーレムを見上げている。
「そんな魚に冒険者がわざわざ出向くのかい?
もっと危ないのがこの辺では幾らでもいるのに。
そっちの方がお金になるんじゃないの?」
■ティエナ > 「そう…それだと数が少ないか見間違えかもね。
なんでも川に引きずりこもうとするそうなんだけど…手がぬめぬめしているとかで逃げやすいみたい」
魚人っていうの?と現物が判らないだけに多分そういうものだろうと半ばあてずっぽ。
本当にそれならばゴーレムでも十分やれる相手なので。
「仕事になれば出向くのが冒険者よ。
そう言うのは複数で組んでる冒険者に回されるの。
お金にはならないけど…代わりに得るものもあるからいいのよ」
しょうもない仕事でもそれを受ければ信頼は得れるという考えで。
■ウィルバー > 「まるでサハギンか何かみたいだね。
その話だと、まだ引きずり込まれた人は居ないみたいだね。」
聴けば聞く程あまり脅威になる魔物でもなさそうだ。
放っておいたら他の魔物にでも喰われてしまいそうな印象も受ける。
「冒険者ってのも大変みたいだね。
なら、丁度力が有り余っているし僕も無償で手伝おうか?」
草むらから腰をあげ、服に付着した草を両手で払う。
それが終わると木陰から一歩近付き、顔を曝け出した。
青白い顔と金色の瞳、髪が露わになる。
「僕はこう見えてちょっとは魔法が使えるからね。
君の言う魔物探しを手伝う位なら出来ると思うよ。」
■ティエナ > 「サハギン……あれは確か海に居るはずだから…亜種?
逃げてしまえば足が遅いみたいだから被害はないみたい」
被害は実に些細な範囲、万が一があれば危険という程度で出された依頼。
成功しても報酬は僅か、失敗、いなくても貰えるというお使いに依頼なのだがそれは本人も知らない事。
「よろず何でもだから大変よ。
それはありがたいけど今日はもう戻るから気持ちだけ受け取っておくね」
元々この往復で帰る予定だっただけに気持ちだけもらっておくと返し。
どうやら相手が樹の影から出てきたのか見えた顔、その特徴にある魔物が浮かび僅かに警戒して。
「もう少し早ければお願いしたけど…こんな場所で野営もしたくないから」
折角の好意だけどと首を左右に振り、そして流石に魔の者に手伝ってもらう事にも抵抗があって。
■ウィルバー > 「なんだか、本当に冒険者を送り込む必要性が怪しくなってくるね。」
随分とハードルの低い依頼に思えた。
はてさて、幾らの金額が貰えるのだろうか。
「そう、それは残念だね。
また時間があるときにでもご一緒出来ればいいね。」
どうやら魔の者とは距離をおくタイプのようだ。
顔を晒してしまった以上、この姿ではこれ以上無理に接触することは避けた方がよさそうだ。
「では、僕はもう少し散歩を楽しませてもらうよ。
ついでにその魚を見つけたらこの樹にでも吊るしておくね。」
どうやら今日はこれまでのようだ。
僕は踵を返すと森の奥へと足を進める。
今度会う時は別の姿で楽しませてもらうとしようか。
■ティエナ > 「危険の目をつぶすのも仕事なの」
新人でも出来る仕事を暇というだけで回されているだけにそれしか言わず。
成功しても本当にお小遣い程度の稼ぎ。
「そうね、その機会があれば考えておくわね」
使える魔法が多いのは尊敬するし助かるが魔の者と一緒に居ては問題になる場合もある。
しかも上位の可能性があるだけに気をつけなければという警戒心もあり。
「そうしてもらえると助かるわね」
相手の言葉にもし見つけれたらお願いと声をかけ。
踵を返して去っていくのが見えればゴーレムを連れ街道へと戻り町へと…
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川」からウィルバーさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 川」からティエナさんが去りました。