2017/09/19 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 森林」にホルンさんが現れました。
■ホルン > 薬の材料を求めて森の中へと立ち入るホルン。
主に薬草が目当てだ。
可能であれば他にも色々と採取したいところだが、薬屋の少女が取ってきても怪しまれない程度の物に留めておきたい。
貧民地区での薬屋は利益を目的とした商売ではなく、活動拠点で信頼を得るための手段にすぎないのだ。
余計な事をして不信感を持たれては意味がない。
普通の人間ならそれなりに苦労するかもしれないがこの程度の森、ハーフドライアドであり森暮らしも長いホルンには障害はないも等しい。
薬草摘みをするぐらいなら服もそう汚すものでもないのでこんな野暮ったい服に着替える必要もないのだが、そこは怪しまれないための準備である。
苦もなく森を進む姿を目撃されないよう、わざとペースを落として進まないといけない気苦労があるぐらいだ。
「あ、……残念。まだ熟れてない」
ひとり言を呟くその視線の先には、黄色い果実が見えている。
完全に熟れて赤黒くなるとそのまま食べられるのだが、この状態だとかなり手間をかけないと渋みとえぐみが強くて食べられない。
種に薬効もなくはないのだが、わざわざ採取したい程のものではない。
残念、という呟きは熟れてたらおやつに出来たのにというだけの事だ。
果実にはすぐ興味を失い視線を外す。
とりあえずもう少し歩き回ってみよう。