2017/07/09 のログ
ペインテイル > 今宵はテリトリーに踏み込む来訪者は居ないようだ。
普段であればこの時間帯には草花を毟り取る不遜な輩や魔獣である己を討ち取ろうとする愚か者が尋ねてきそうなものだが、それも無いようだ。

――なら今宵はこのまま眠りに落ち様。
一度だけ瞼を持ち上げ、何も映らない黒色の眼を裂いて金色の瞳を露出させ、良く見えるほうの眼で辺りを探っても矢張り誰も近くには居ないようだ。

暫くすれば魔獣の寝息が静かに草原に響き渡る。
それはとても穏やかで、子供が眠るようであったと言う……。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からペインテイルさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にカナンさんが現れました。
カナン > 街中の喧騒から遠ざかるように街道から脇道へと入り、獣道を適当に進む内。
草木のざわめきに水の潺が混ざり、音につられて行く先を変える。

時々見失うように逸れるなか、いつしか踏むものが草土から小石へと変わり。渡るのに数歩で足りる細い川が目の前に現れる。

カナン > 傍にしゃがみこんで手を浸す。じんと痺れる程の冷たさで、氷に手を入れるにも似る

「ここにお酒があれば……すごく美味しく冷やせるだろうに…」

思わずしんみりと零しながら、引き上げた指先に滴る雫を軽く舐め取る。
塩辛くはなく、特に味はしない。たくさん飲んだらお腹を壊すか、等までは分からない儘。

カナン > 咽喉も仄かに潤ったし、休憩にもなった。
小さくあくびを零して立ち上がり、また気の向くままふらりと歩いて行く

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からカナンさんが去りました。