2017/02/21 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にシャリオンさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にアランさんが現れました。
シャリオン > 夜明け前、空気も冷えてる時間。
日が昇る前じゃないと意味のない薬草を探しに防寒のためにポンチョもかぶって
森の中をまるで彷徨うかのように地面を見つめながら歩き回る小さな人影

まだ息は白く、ぼんやり周囲の木々の輪郭もわかるくらいの明るさしかない頃
木の根元に目当ての小さい白い花のつぼみの野草をみつけて、しゃがみこんで
持ってきた薬草図鑑のページを捲り、その花びらの形と同じものを探していく

アラン > 冷たい風が吹く森の中。
葉音を立てながら林の中を歩き、周囲を見渡す。
手に持っている紙切れを一瞥すれば、ふと地面を見つめる小さな影に気付く。

「…誰か、いる」

そう小さく呟けば、身を隠しながらそちらへ近づく。
野盗?山賊?何かは知らないが、見つかる前に相手を確認し
どういう者かぐらいは見極めたいと。

シャリオン > 木の根元、細い葉の中に白く星型の花びらが開きかけてる
開ききってしまっては、薬草として意味もなくなってしまうけど

膝の上に開くページが、その野草と同じ特徴のある姿とわかったら
嬉しそうに表情も明るくなり、星の花が開く前の壺に似た形の状態で手を伸ばし摘み取る
まずは1つ、風もないのに頭上の木の葉っぱが、離れたとこの人に気づいたようで
なんだか葉を揺らしザワついてるのを感じ取ると顔をあげて、周囲をキョロキョロと見回してみる

朝もやの白さに白いポンチョは紛れてるけど、小柄でも人の形であることくらい
知られてしまってるようで

アラン > その人影がキョロキョロと周囲を見渡す動作をすれば
さっと身を屈めて林の中で彼女を見据える。
気配は消したハズだが、バレてしまったかと不安になりつつ、林の中を進んでいく。

葉音を立てながら、十分な距離までその人影に接近すれば
一気に跳躍してその人影の背後まで接近する。

「…誰だ」

即座にナイフを喚起すれば、そのポンチョの背中に突き立てる。
鋭利なそれでいつでも刺せると脅しつつ、正体を問う。

シャリオン > ザワっと周囲の草の葉が揺れて、頭上の木の葉が数枚落ちてくる
(近い近い 危ない危ない)
なにか危険を知らせてくれてる?ような感覚がしてた時

背後に感じたのは人の気配
それから触れてないのに背中に鋭い感覚の刃先を感じる

「誰…って聞かれても…」

膝には薬草図鑑、片手には詰んだ花、答えに困ってわずかに動いてしまえば
刃先にポンチョの背中が引っかかり布がわずかに裂ける

アラン > 「動かない方が…」

目を細くして、僅かに裂けたポンチョを見る。
このままでは刺さってしまうと自分から刃を下げる。

発せられた声。
目の前の人物のものと思われるそれを聞けば更に目を細める。
ナイフを仕舞い、その人物の肩を掴んで顔を覗けば…

「あ、あぁ!
 ははは、ごめんごめん。驚かせちゃったね。悪かったよ」

女性、しかも少女。
年端もいかぬ女の子に刃を向けていたことを自覚すれば焦る。
先ほどの声色とは全く違く、明るく調子の良さそうな声で彼女に告げる。

シャリオン > 朝焼けに明るくなる森の中
こんな場所に自分以外の人がいるのが珍しく
背中で布に穴があくように裂けたあと

「わ…」

急に肩を掴まれて背後から人の顔がでてきたのに驚いく
先ほどまでの危険信号の声のような木々の声は静かになってた
変わりに笑ってコチラをみてる相手に
驚いた顔で青い瞳を瞬かせて
何が起こったのか、相手が何をしようとしてたのかも気づかないで

アラン > 「あー…えっと」

驚いた様子でこちらを見る少女。
申し訳ないと思いつつ、話を続けようと頬をかく。
如何せん、こんな所で少女に会えるとは思わず、話題を考える。

「その、君は…こんな時間に何でこんな所に?」

彼女にそう問いかける。
ポンチョや手の本を見るに迷子ではないと思えば、薬草でも摘みに来たのだろうか。
色々予想を立てながら、彼女を見据える。

シャリオン > 「私は、薬草探し、朝…気温の低いときに開ききる前の花を探しに」

先ほどとは真逆に笑って、親しげに話しかけてくる相手を不思議そうに思いながらも
膝の上に広げたページを指差して、片手に握る花の開きかけたものを両方見せて

「夜は閉じじゃうし、昼間は花咲いちゃうから…この時間のこの形のじゃないとダメなの」

周囲のざわめきもない…多分、危ない人じゃないのだろう
森の中は獣が危ないとは思ってたけど人には無警戒のように
今なにをしてたか、説明していく

アラン > 「そっかー…こんな朝早く、寒いのに偉いね」

目の前の少女と視線の高さを合わせ、そう告げる。
やはり薬草探しであったかと納得しつつ、笑顔を向ける。
未だ自分を不思議そうに思っている少女にともかく警戒心を与えないようにする。

「どれどれ…これ、木の根元にしか生えてないの?」

図鑑のページと花を見比べながら、そう問いかける。
先ほどの地面を見ているような動作はこのためだったかと納得しつつ
脅してしまったせめてもの罪滅ぼしのつもりで手伝おうかと考える。

シャリオン > 「うん、ほかの木の根元にもあるかも…」

同じようにしゃがみこんで、視線の高さが同じになる
開いてる図鑑には花の開いてしまってると薬草としては使えないことも書かれていて
開きかけの蕾の形を探してることを教える

「これはね、解毒に効くけど、なかなか…なくて」

木の根元の湿り気のある場所にキノコや菌類はあるけど
野草となると、なかなか簡単に生えてるものでもなくて
朝の気温の高くなる前にもう少し数をみつけたくて

アラン > 「そっかそっか」

彼女の言葉、そして図鑑を見て頷く。
木の根本の花ならさっき…と思い辺りがある様子で口元に手をやる。
先ほど脅したことに対する罪悪感というか、償いのつもりで

「よかったら、お兄さん探すの手伝おうか?」

そのように申し出る。
心当たりならいっぱいある。
であれば探し出すのは簡単と手伝いをしようかと告げる

シャリオン > 「手伝ってくれるの?…もう少しほしい…」

時間は限られてる、先ほどのことを気にもしてなくて
解毒剤にも使える花だから
気温が上がりきる前にもう少し…1束になるくらいは集めておきたくて

相手が手伝ってくれるという申し出に、素直に喜んでうなづく

「嬉しい、いいの?」

アラン > 「うん、お兄さんにまっかせなさい!」

胸に手を置いて、そう告げる。
喜んでいる彼女にこちらも嬉しくなり、笑顔を向ける。
一人より二人の方が良いだろうし、何より少女の力になりたい。

「じゃあ、行こうか。…あ、そうだ。君、名前は?」

彼女の頭に手を伸ばし、一撫ですれば後ろを振り向いてそう告げる。
そういえば名前を聞いてなかったと思い出せば、名前を問いかける。
歩いて木の根元を探しながら、彼女の名前を気にする。

シャリオン > 1本は実物の見本が今ここにある、花が開ききる前に…と

一度くしゃっと頭を撫でられて
背中を合わせるようにして別々の木の根元の野草を探しはじめたとき
名前、と聞こえて顔をあげて

「名前…シャリオン」

自分がみてるほうの木の根元には、キノコがたくさん
同じような野草の葉っぱはあっての開きかけの蕾の状態なのがなかなか見当たらず

アラン > 「シャリオンちゃんか。
 お兄さんはアラン、アラン・アークライト。
 『アラン』とか『お兄ちゃん』とか好きに呼んでいいからね。よろしく。」

彼女の名前を聞けば、自分も自己紹介する。
冗談のつもりで『お兄ちゃん』を推しつつ、しゃがんで木の根元を探す。
流石にそう簡単には見つからないかと、キノコばかりがあって少し落ち込む。

「中々無いねぇ」

キノコを手に取りながら、そう呟く。
さっきのは見間違いだったかと考えつつ、別の木へと向かう。

シャリオン > 「アラン?お兄ちゃん?」

自分に兄弟はいないはずで…「お兄ちゃん」呼びに首をかしげながら、手で草をより分けながら

「キノコはいっぱいある…」

見た目にもおいしそうなの怪しげなの、別の野草もたくさんあるけど
目当ての白い開きかけたものがない
少し歩いてしゃがんで、を森の中で繰り返し
周囲も徐々に明るくなってきて

アラン > 「はは、好きな方で呼んで」

首を傾げている彼女にそう笑顔を向ける。
お兄ちゃんという単語にやはり奇異だと思われたのかと
少し反省しつつ、木の根元を探し続ける。

(このままじゃ…)

一本も見つけられないまま陽が出てしまうと考えつつ
彼女に見えないように手元に魔法陣を形成する。

そのまま図鑑に載っていた花、その蕾の状態であるそれを呼び出す。
まるまる一束を呼び出せば、彼女の方を振り返って声をかける。

「お、ここに一杯あったぞ。…ほら」

彼女の方へ近づき、その束を渡そうと差し出す。

シャリオン > 「…うん」

兄弟の呼び方、自分にはないはずものが不思議で草の中を手探りで探しながら考えてた
背中側から明るくなってきて
木々の間からも朝がきたことがわかる

今日だめなら明日でもまた来ればいいとおもってたから
少し離れたとこで探してた相手が、たくさんあったという声
振り返りみると
ひと束ほど集まってる白い開きかけの蕾の野草が

「わ…すごい、いっぱいある、そんなに見つけたの?」

疑うことなく自分には1つだけ、たくさん摘んでくれてるのを受け取ったら嬉しそうに笑って

アラン > 「あぁ、凄いだろー?」

彼女に蕾の束を渡せば、胸を張ってそう告げる。
「魔法で作った」など言えるはずもなく、ただ探し出したことにしておく。
その方がカッコいいだろうと、動機は不純であるが…

彼女が嬉しそうに笑っているからよしとするかと
こちらも笑顔を向けて彼女の頭を撫でる。

「…もう朝だな。陽が出るとちょっと暖かいね」

木々の間から漏れる朝日に目を向けながら、彼女にそう告げる。
寒かった風も少し暖かくなったような気がして
手を擦りつつも彼女に笑顔を向ける。

シャリオン > 「うんうん、すごい」

魔法飲みわけがつくはずもなく、差し出された束と自分の1本を肩にかけてたカバンの中に布で包みしまう
変わりに取り出したのは、硬いパンと切ったオレンジを入れた容器

「明るくなってきた…じゃあ朝ごはん、はい」

手で半分に割って、その半分を相手に差し出してみる、いつも食べてる硬めのやつには慣れてて
容器のフタをあけてオレンジも

「はい、半分んこ、手伝ってくれたから」

アラン > 「ん?」

朝ごはんという言葉と彼女が取り出した物に反応する。
確かに腹も空いて来たし、何か食べないとなと思っていれば
彼女からパンとオレンジを半分差し出される。

「おー、ありがとう、助かる」

彼女の朝食を受け取れば、笑顔を見せる。
腹が空いているためか遠慮もせずにどんどんと食べていく。
パンは少し硬いがどうにか嚙み切れる程度で、問題なく食べれる。

シャリオン > 「うん、手伝ってくれたから」

近くの木の根っこに座って
半分にした硬いパンをずっともぐもぐしてる
オレンジの水分を足しながら

何日か集めるのに時間がかかるを思ってたから
ホッと一息、座る正面から日差しが森の奥まで入ってくると
周囲は明るく見渡しもよくて

アラン > 「うん」

オレンジでパンを柔らかくしながら、どんどん食べていく。
彼女の手料理だろうか?中々に美味しい。
彼女の隣に座りながら、日の出を眺めながら朝食を食べる。

「…硬いけど、美味しいね」

パンは固いがそれなりに美味しいと
彼女に笑顔を向けてそう告げる。
どんどん食べ進めたらあっという間に完食して、伸びをする。

その後は彼女と他愛の無い会話をして、森を後にした―――

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