2017/02/06 のログ
シンシア > 「うん、今よりは笑ってたよ」

そのくらい思い悩んでたのだろうと想像してしまえる
だから呪いに取り込まれるくらいの隙ができたことも

「うん、わかった
 じゃあ夜に、もしいい匂いのする花をみつけたら苗で残してくれると
 夜光花ていうの、花は星形で色は地味だけど甘いいい匂いがするから」

今その花を探して回ってたとこ、と
花の説明をしながら顔をあげて

「これでチャラね?もう気にしないで?」

ソル・グラディウス > 「…はぁ、そうかい」

彼女と一緒に居る時の自分を意識しておらず、そう短く返す。
ここで無理して笑うのも不気味と顔は取り繕わず、湖を見渡す。

「夜光花か。覚えておく。
 …………あぁ、ありがとう。お前はいい奴だな」

彼女の花の説明を聞けば、そう返す。
気にしないでという言葉に自責の念が少し軽くなり、顔が緩む。
顔を上げる彼女を横目でチラッと見て、手を伸ばしてその頭を撫でる。

「…しかし、どうして花や草なんかが必要なんだ?
 依頼か?それとも趣味か?」

金髪の綺麗な髪に沿うように頭を撫で、ふと疑問に思ったことを問う。
いつものように、彼女に安心させるような熱と心地よさを伝える。

シンシア > 「ふふ、いいやつなのは前からでしょ…今更気づいたの?」

少し茶化すように笑って返しながら
伸ばされた手が頭に触れて撫でられるのは、心地いいもので

「頼まれ物、夜に一般の人が外を出歩くのは危ないでしょ」

急ぎではないので、のんびりなにかのついでで探してた程度
ヒカリコケとは別人の依頼

「夜光花は匂いがいいから、苗があれば香料を作る材料で増やしたいんだって
 ソルの用事はもう終わったの?剣の浄化だけ?」

風の強い夜に頭を撫でられてると暖かい感覚が広がって

ソル・グラディウス > 「あぁ、改めてな。…"上手"だってことは前から知ってたけどな」

彼女の言葉を聞けば、自然と笑みを浮かべて頬に手を添える。
そして、親指を伸ばして彼女の唇に触れて、意味深な言葉を告げる。
茶化す言葉に更に茶化す言葉で返し、柔らかい唇の触感を味わう。

「あぁ、そうか…でもお前も一般人だろうが。
 俺みたいに超人でもなければ魔族でもないだろ」

彼女の言葉を聞き、その様に返しつつ頭へと手を戻す。
夜の森はそれこそ危険であり、一般人は勿論、彼女のように剣の心得がある者も無傷では済まないこともある。
子を心配する父親のように心配性ではないが気を付けろとだけ言っておく。

「なるほど。…香料か。
 俺は剣の浄化だけだ。特に魔獣狩りや草木の採集に来たわけじゃねぇよ」

彼女の頭を撫でながら、優しく微笑んで彼女を見つめる。
撫でる手を滑らし、彼女の肩へ持ってくれば、自分の方へ抱き寄せる。
ふわっと広がる彼女の匂いに肩の力を抜きながら、彼女の頭に顔を近づける。

「シンシアは、良い匂いがするな…」

シンシア > 「ふふ、そうだけどね。私はいいのー」

街娘よりはマシなはずと自分のことはいつも依頼ごとの次の次くらいに置かれてる
頭から頬、唇に触れる感じに肩をすくめるようにしながら

「いい匂い?そうかな」

頭の匂いは、シャンプーのものでも残ってるだろうか
むしろ汗くさくないか、気にしてしまうほど
小奇麗に着飾るでもない姿のどこがか、わからなくて
心配の言葉を向けてくれる相手に微笑み返しながら
1歩分の距離、相手に近づくことになって

「そろそろ戻らなきゃね…ほら月が傾いてる」

湖に来た頃よりは月の位置が変わってる

ソル・グラディウス > 「はは、今度、また相手してくれ。
 お前の口は…中々気持ちいいからな」

彼女を見下げながら、少し下衆な笑顔を見せる。
思いっきり下に関係する話をして、悪戯のつもりで尻を一撫でする。

「…俺も居るし、今は彼氏もいるだろ。
 無理をするなとは言わないが、せめて頼るぐらいはしろ。」

下衆な笑顔を切り替え、真面目な顔へと変わる。
彼女は何かと自分の優先順位を下げ過ぎだと考えれば
せめて誰かに頼るぐらいはしろと告げる。

「……あぁ、お前と一緒に居ると、落ち着く」

彼女の髪の匂いを嗅ぎながら、そう返す。
シャンプーの匂いなのか、はたまた汗の匂いなのか。
そのどちらだろうと彼女の匂いなら受け入れられると近づいた彼女を見つめる。

「そうだな。…真面目な話、今度食事でも仕事でもしよう。
 妹の事、少しでも知りたいからな」

月の傾きを確認すれば、彼女から離れてそういう。
自分を兄と慕う彼女の今を知りたいと考えつつ、いろいろと約束を付けようとしながら
彼女に手を伸ばす。

シンシア > 「…ば、か!もぉ何いってるの」

何のことか最初はわからなかったけど
お尻を触られてから気づいたことに焦り恥ずかしがるように顔を真っ赤にして抗議するように

「…まあ、そうだけど、自分のちからでもしなきゃね」

自分にできることは自分の手で
一人でこなすことに慣れてたから誰かに頼るのは苦手としていて
頭、髪のとこに顔を向けられると少し恥ずかしい
森に入っていたし綺麗なはずはないのにと…

「あ、うん…手……はい」

少し離れて差し出された手をみつめ…少し躊躇いながらも軽く繋ぐ
人の手の感触だ、暖かく血の通う手に繋がれて、そのまま街まで帰ろうと

ソル・グラディウス > 「ははは、やっと気づいたかこの鈍感小娘め」

顔を真っ赤にする彼女を見て、笑顔になる。
恥ずかしそうにしている彼女に対し、満足そうにする。

「…抱え込みすぎるなよ」

彼女にそう告げ、真っすぐと見つめる。
こう見えて彼女も彼女で頑固であるため、この言葉も意味を成さないと思うが
少なくとも、今言っておかなければと考えたのである。
暫く彼女の良い匂いを堪能し、離れて手を差し出せば。

「…送っていくぞ」

少し躊躇した彼女の心情を察し、こちらも浅く手を繋ぐ。
自身の温もりを与え、彼女の柔らかい掌の感触を味わいつつ、王都へと戻っていく。
彼女を家まで送れば、そのまま自分も、月を眺めながら住んでいる家へと向かって行った―――

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からシンシアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からソル・グラディウスさんが去りました。