2017/01/14 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にアランさんが現れました。
アラン > 「……寒いな」

メグメール自然地帯。この季節の、夜のここは良く冷える。
息を吐けば、吐息は外気のせいで白い靄へと変化して瞬時に空気へと溶け込む。
逆に息を吸えば空気が喉を凍らせんばかりに冷たく、通り過ぎる。

「今日は…月が綺麗だなぁ」

何かの上に座って、上空に輝く満月を見上げる。
月灯りのみがこの地帯を照らし、チラッと横を向けば王都が輝きを放っている。
寒いがこの場所でしか見れない景色と余韻に浸っている。

アラン > 時折吹く風に身を縮こませて、手を口元へと持っていき吐息を吹きかける。
『休憩』するにしてもここでは寒すぎたと後悔しつつ、上腕をそれぞれの手で擦って寒さを誤魔化す。
自身の尻の下にある物体をチラッと見て、ため息をつく。

「……それにしても、ここまで大きいとはビックリしたよ」

自身が椅子として座っていた物体。それは大型の魔獣の死体であった。
最近ここら辺に出没し、物資の運送や旅人を襲撃していたというこの魔獣に賞金が掛けられていた。
人を手にかけない依頼ならと傭兵というより冒険者らしい動機で討伐へと名乗り出たのだ。

戦ってみれば存外、大したことは無かったのだが…調子に乗って接近戦を挑んだのが仇となった。
怪我をしたわけではないが動き回って非常に疲れたのである。