2016/06/17 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にタマモさんが現れました。
タマモ > 自然地帯、流れる川の川辺に少女は居た。
適当な岩の上に腰を下ろし、その手には釣竿…そう、いつものである。
側に置いてあるバケツの中には、一匹の魚がゆらゆらと揺らいでいた。

…一匹でも釣れている、今日は釣れてないなんて言わせない。
いや、まぁ、一匹なのだが。

タマモ > 「む…出来れば、飯時までにもう1・2匹は釣っておきたいものじゃが…」

今日は日が悪いか?そんな事を考える。
調子の良い日ならば、これでも川に戻すくらいに釣った事があるのだ。
…いや、本当に。いつも釣れてない訳ではないのだ。

釣竿を右に左にと動かし、餌を揺らす。
まぁ、まだ釣り始めてそうは経ってない、きっとこれからだ。
のんびりと反応が起こるまで、待つとしよう。
ちなみに、別の意味の獲物を相手するように力を使ったりはしない。
そんな事をすれば釣れて当然、それではつまらないもので。
やはりあれだ、駆け引き大事。

タマモ > さて、そんな事を考えている間に、日は沈み辺りは暗くなってきた。
結局は一匹のまま増える事はなかったという結果だ。
夜釣りに変更するかとも思ったが、何と無く、これで良いやとそう思った。
連れた魚を持って建物に、中にあるキッチンを使って料理を…という訳ではない。
狐火で辺りを照らし、唐傘を出せば仕込んである内の串の1本を取り出す。
それを釣った魚へと通し、起こした火でしっかりと焼いていく。
…これで良し、夕食の出来上がりである。
魚1匹で足りるのかって?…まぁ、少々物足りなくはあるだろうが、朝食までは十分持ったりするのだ。

もそもそと皮を剥いて、臓物を除ける。
よし、これで後は…冷めるのを待つだけだ。

タマモ > しばらく待ち、魚が冷めればさっそくと頂く。
うん、焼き加減さえちゃんとしてれば、これだけで美味しいものだ。
…これを始めた頃を思い出せば…うん、いや、止めよう。

食べ終われば、魚だったものは始末し、串を洗って唐傘に仕込み直す。
今日は夜の王都にでも繰り出してみるか…
気紛れでそう考えながら、よいせ、と立ち上がる。
決まれば動くのは早い、場所はどこにしたものだろう?そんな事を考えながら、その姿を消していった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からタマモさんが去りました。