2016/04/23 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にエステラさんが現れました。
■エステラ > 「まったく、面倒な…」
本来の仕事ではない人探しという任務に悪態を付きながら進むに邪魔な草を切り払う。
仕事を終えての小さな休暇を新たな仕事、よりにもよって森の魔物を倒して名を上げようなどと暴走した貴族の子を探す事となれば悪態をついてしまう。
「生きていればいいのだがな」
どういう姿恰好かは聞いてはいるが見つかるかは別。
出来れば早々に見つけて帰りたいと考えながら森を歩く
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にアルバトロスさんが現れました。
■アルバトロス > 「………ふッ!!」
獰猛な声をあげながら向かってくる魔物に、男は躊躇なく剣を振り下ろす。刃は魔物の肉体を切り裂けば、断末魔の叫びを上げて倒れて行く。
その断末魔に混じるように人間の悲鳴が上がり、それは森の中に良く響いていった。魔物の返り血で汚れた鎧を纏った男は此方を見て
腰を抜かして身体を震わせる青年へ向き直る。
「……………。」
立て。そうと言わんばかりに歩み寄り、その眼前に剣の切っ先を突きつける。既に戦意など欠片も無くした青年は頭を抱えて涙ぐんだ声で命乞いを繰り返していた。
■エステラ > そう奥へと入っていないはず。そう考えて森の中を捜し歩けば足を止め鼻を鳴らす。
「血の匂い…?それに断末魔か?」
運よく探すものが魔物を倒したのならばいいが逆ならば面倒だと匂いがし、悲鳴のような声がした方へ向け一気にと駆け出す。
藪を突っ切り飛び出せば黒い全身鎧が探していた者に向け切っ先を向けている姿が目に入る。
「おいデカブツ。その剣を下ろしてもらおう。そいつに私は用がある」
声が聞こえたか泣き顔を向ける青年を面倒そうに一目見れば鎧姿の相手に視線を向け答え次第でいつでも攻撃できるように身構える。
■アルバトロス > 十数秒だけ男は剣の切っ先を突き付けたままで男は命乞いをする青年を見下ろしていた。
もしかしたら、覚悟を決めて地面に落したままでいる剣を拾い、立ち向かってくるかもしれないと。
だが、やはり恐怖に飲まれている青年がそのような行動に移ることはなく…もう良いと剣を振り上げた時だった。
「………下ろさなかったら、どうする。」
(聞こえてきた声に反応し、顔だけを向けて言葉を返す。その次の瞬間、躊躇無く剣を振り下ろした。振り下ろした剣の切っ先が青年の鼻先を掠め、青年が恐怖に引き攣った叫びを上げた。それに見向きもせずに男は女へ向き直った。)
「お前が代わりに戦うか。」
■エステラ > 恐らくは鎧の相手の戦いの場に飛び込んだのだろうと運のない青年を視界に収めずに鎧の相手に注目する。
鎧の相手の声で男と判断し、こちらを向いた事で注意を逸らせたかと思えば振り下ろされる剣。
その剣は青年を切らずに鼻先をかすめた事に内心安心し上がる悲鳴を無視し二刀の剣を抜き放つ。
「それを生かすためには私が戦うしかないようだ」
一度だけ青年に視線を。さっさと逃げろというように睨み付ければ武具の相性的には不利。一気に畳みかけると鎧の男に向け突き進み、鎧の継ぎ目を狙い連続して剣を振う。
■アルバトロス > 泣き止まぬ青年が助けを請うように女へと顔を向ける。
女からの睨みつけるような視線の意図を組んだのかは不明だが、落とした剣を拾いもせずに情けない悲鳴を
あげながら何処かへと走り去っていった。だが、男にとってはどうでも良いことだった。
命乞いをする人間よりも、立ち向かってくる人間の方に既に興味関心は向いている。
「………ッ」
一気に距離を詰め、鎧の継ぎ目を的確に狙って剣を振るってくる女の剣撃を盾で防ぐ。
速さは向こうが上であると理解し、どうにかして体勢を崩させるべきと判断した男は隙を見て剣を突きだす。
■エステラ > 足手まといさえ逃げてしまえば後は倒すのみ。もし倒せなくとも時間を稼ぎ引けばいいと目的さえ達せれば無理をするつもりはなく。
継ぎ目を狙う斬撃は男の盾により防がれるがそれでも勢いは止めずに防ぐ隙を狙うように足を動かす。
「防ぐだけか?それで戦うつもりだったのか?」
この勢いで振り回し離脱しようと次の一撃で飛び下がろうと業と剣を盾に打ち付け後ろへ飛ぶべく足に力を込めるが…。
「……っ!」
丁度そのタイミングで男の剣が突き出され飛び損ね。後ろに倒れそうになる身体のバランスを取ろうと後ずさるように下がる。
■アルバトロス > 女の剣撃は防げないものではないが、狙い澄ましたそれは当たり所によっては致命的なものになりかねない。
だから盾で防いでいるだけのこと。防御を捨てて、攻撃のみに転じるのも悪くはないのだが。
「………そういうお前こそ、逃げるつもりで戦っているようだな。…ぬるい。」
狙いは的確だが、此方を殺すという明白な殺意が感じ取れない。
それを察知した男は、言葉を口にすると後ろに下がった女へと大股で迫っていく。
防御を捨てた状態で男は女の前まで後一歩まで距離を詰めると、
何の躊躇いもなく剣を振り上げて踏み込むと同時に剣を振り下ろした。
■エステラ > 「私の仕事は逃げたアレの捜索だ。見つけ逃げれば無理に付き合う義理もない」
別に必要ではないが男に今戦っている理由が青年が逃げるまでの時間稼ぎだと告げ、大股で迫る勢いに合わせて後ろにと下がるが歩幅でどうしても追いつかれてしまう。
こちらが殺す気がないと知られ防御を捨て攻撃に転じた男の迫る勢いに迎え撃つしかないと腹を決めれば足を止め、躊躇もなく剣を振り上げて振り下ろす姿に攻撃よりも防御を選んでしまう。
「……っ…ぁ…」
自分よりも大柄な男の勢いの乗った一撃。二刀の剣で受け止めるが完全に止めれるほどの力があるはずもなくどうにか切られる前に止める事は出来たが立っている事も出来ずに肩膝をついてしまう。