2016/04/19 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯・奥地」にアルバトロスさんが現れました。
■アルバトロス > (喜びヶ原の自然地帯奥地。木々が生い茂り、下手をすれば帰り道も分からなくなりそうな森林を鎧の金属音を立てながら歩く男がいた。)
「………この辺り、か…?」
(金が無くなりそうだったので、適当な酒場に足を運んで仕事を貰ってきた。内容はこの辺りに住みついたというゴブリン退治。徒党を組んで街道を行く人間を襲うということらしい。何分、数が多いので手を焼いている…とのこと。他人のことはどうでもいいが、飢え死にするのは御免と引き受け、単身で乗り込んできていた。)
■アルバトロス > 「………。」
(視界には樹しか見えていないが、何かの気配を感じる。恐らくは例のゴブリン達だろう。姿を見せずに様子を窺っているあたり、それなりに知恵を身に付けてはいるらしい。だが、男が独りであることを把握すると、わらわらと樹の影から姿を現してくる。その数、およそ20。)
「…面倒だな。」
(依頼を達成するには、ゴブリン全員を仕留める必要がある。だが、仲間が斬り殺されれば残りは逃げに転じるだろう。生憎、男には俊敏さが足りない。)
■アルバトロス > 「………やれ。」
(じりじりと間合いを詰めてくるゴブリン達に向かい合い、男が懐から小さな鐘を取り出して鳴らす。澄んだ音が響いた数秒後、木々をなぎ倒しながら姿を見せたのは、白いキマイラだった。突然の襲来に戸惑うゴブリンへキマイラが爪を振り下ろし、次々と屠っていく。あるものは強靭な牙に身体を穿たれ、あるものは魔法の餌食に、またあるものは首を尾の蛇に締め折られていった)
「………御苦労だった。」
(20のゴブリンは全て無残な亡骸へと変わった。達成の証にと、適当な部位を採取する。)
■アルバトロス > (採集を終えた男は、キマイラの背へと乗る。何も言うことはなく、軽く脚で脇腹を叩く。キマイラはそれに応じるように、森の中を駆けていく。依頼を達成した男は金を受け取り、一先ずの問題を解決するのだった。)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯・奥地」からアルバトロスさんが去りました。