2015/12/19 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にリナーシェさんが現れました。
リナーシェ > 数日前にはフラ=ニスにあった身が、今は大きく距離を置いてメグメール。
あの時に感じた寒気がひどく強かった理由は、時間が過ぎるほどに理解できた。今この時も。

「………やっぱり、何かあったよね…ううん、今もある、のかな」

遺跡の入り口、木々を抜けた淡い月明かりが届く程度の位置。
焚き火を前に、マントにくるまり膝を抱えた格好で、漠然とした感覚のある方面……オリアーブの方角へ顔を向ける。
…簡単に言ってしまえば、凍えてしまいそうなほどの悪寒に追い出されるようにここまで来てしまった。
自分が無力だとは思わないけれど、あの場に…あの海の向こうに行けるほど、強くとも思わない。

「うー、ん………」

そう言った自然的な感覚、本能に訴えかける危険があるのか、今日は獣や魔物らしい気配さえ息を潜めているようで、静かな夜だった。