2015/11/04 のログ
■ソード > (肉を裁いたのに使ったであろう大振りのナイフで、器用に肉をひっくり返したりして火を通す。
本当に器用なものである。)
っと?こっちもそろそろいいかね?
(足元に視線。焚火の脇に、魚を焼くのと同じような要領で、串に刺したこれまた肉が炙られている。
まだ手がついていない赤い肉の量を鑑みれば、どう考えても一人前の量ではない。だって、男の質量よりも下手すりゃ多い分量の肉である。
物理的に、一食で胃に収まる量では到底ない。
男は鼻歌でも歌い出しそうな上機嫌さで、焼いている肉に適当に塩だの胡椒だのをまぶしていく。
見事なまでに肉肉しい食卓。
野菜は甘え、と言わんばかりである。
いや言わないのだけれども。
いい具合に火が通って来たところで、お待ちかね実食タイム。)
ん。ちと焼き過ぎたか?
(などといいつつ、これまたナイフで鉄板(ブレストプレート)の上の肉を取り上げて口の中へ。
はふはふはふはふ。
ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ。
ごっくん。)
あ゛ー……。うめぇ。
(子供のような貌。
そのまま、焼けた肉を貪って行く。)
■ソード > (狩り立ての肉であるので、熟成などは進んでいない。
よって、専門の職人や料理人の手によって管理された肉に比べるとどうしてもうまみというのは落ちるが、潰したての肉というのもそれはそれで新鮮で美味いものである。
塩と胡椒のシンプルな味付けで、ひたすら肉を貪る。
野生のボアの肉は、硬めで脂も少ないが、その分食べ応えがある。
咥えてこの時期は越冬の為に喰い蓄えている為、常よりは脂も載っていた。
つまり、非常にうまい。
噛み締めれば噛み締めただけ、肉汁が出る。舌の上で蕩けるような、といかないが故にかえって噛み応えがある。
ぐっちゃぐっちゃぐっちゃぐっちゃ。
ごっくん。)
あー、たまんねーなぁ。
(からっと笑みを浮かべて、キラキラした瞳を空になった鉄板(ブレストプレート)の上に向ける。
そしてせっせと、新たな肉を適当にナイフで捌いてその上へ並べて加熱開始。
それが終わると、足元に突き刺していた肉のついた串を手に取り、そちらの肉を堪能し始める。
気付けば空いた手には、当然のように握られる酒瓶。)
■ソード > (串に刺した肉は、鉄板の上の肉よりもゴロリと厚めに切ってある。
硬い肉ではあるので、やや食べるのに難儀はするものの、男の顎であればさほど気にならない。
というか、その噛み応えもやはり美味なのである。
噛み締める度にあふれる肉汁は変わらず。
部位の問題もあり、味わいや歯触りは随分と違う。
口の周りを肉の脂で汚しながら、男は肉をがっつき、時折ひょいひょいと鉄板の上で新たに焼ける肉をひっくり返す。)
―――っぷはぁ……。んー……。
(もう言葉もない。
口腔内で咀嚼した肉を安いラムで流し込む。ラムの甘やかな風味がいっそう肉を引き立てるし、肉の野性味あふれる味がラムを引き立てる。
何とも野性的な孤独のグルメである。)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/森」にフェリアナさんが現れました。
■フェリアナ > (露出度過多のその様相とは裏腹に、生真面目な表情を浮かべながら、辺りを散策していた。目的は、情報収集。――主に堕とされた身なれど、根の部分は変わってはおらず、また彼女から自由に行動しても良いとの許しも得ている為、基本的には自分の自由にさせて貰っている。主の命とあらば話は別ではあるが、基本真面目な彼女は人々の依頼を受けて、食い扶持を稼いでいた。今日もこの辺りを闊歩している魔物の討伐を依頼されたのだが、どうやら全くその姿を見かけることはなかった――と、そこに香ばしい匂いが漂ってくる。それに敏感に反応したかのように腹の音がなってしまった)……うう。このような身になっても、お腹は空くのですね。(そう言えば、昨日の夜から何も食べていなかった。もちろん非常食は携帯しているが、さりとてそれを食す程には窮してはいなかった。いつの間にか匂いに釣られて、ふらふらとその方へと向かうと)―――あら?(するとそこにはがっしりとした体躯の男が肉を焼いているようだった。辺りに四散している魔物の遺骸を見て、納得がいった。どうやら目当ての魔物は先に狩り取られていたようだった。まあ、狩った当の本人は知る由もないだろうが)……こんばんは、美味しそうですね。(ブレストプレートを鉄板代わりに、とはまた変わった男だ。まあ、手短に鉄板代わりに出来るものと言えばそれぐらいしかないだろうが)これら全て貴方が狩ったのですか?(死屍累々と倒れ伏せている魔物の群れを眺めながら、感心したように呟いて)
■ソード > (串焼きにしていた肉を全て平らげてしまうと、新たに用意していた串を焚火の脇に刺す。すぐに、パチパチと脂が爆ぜる音と香ばしい匂いが周囲に充満し始めた。これでよし、とばかりに、男は随分満足そうにその様を見下ろした後、再び鉄板の上の肉にナイフを伸ばす。―――と、そんな時であった。聞こえる足音。また魔物でも寄って来たかと思うが、そうでもなさそうである。肉をナイフに突き刺して、ひょいと持ち上げながら視線を巡らせたのと、足音の主から声がかかるのはほぼ同時であった。)おー。おー?おー、まぁな。姉さんも食ってくかい?見ての通り、たんまりとあるからな。(最初のおー、は相槌。二度目のおー、はその出で立ちに対して。最後のおー、は肯定である。すぐに男は、からりと笑みを浮かべて彼女に答える。実際、鉄板の上の肉も、ナイフの先端の肉も、そして今まさに加熱中の串肉も、空腹の身に対しては凶悪な破壊力を秘めた匂いを放ちまくっている。男はそのまま、それらの肉をひょいと顎と目線で示しながら首を傾げる。)ん?ああ、肉焼いてたら寄って来たからなぁ。つっても、喰える奴ぁ殆どいやしねぇ。いや、キチンと処理すりゃ食えるんかも知れねぇけどな。俺はそういうのは苦手分野だ。(ひょい、と肩を竦めながら、周囲の死骸の群れへと一瞥だけやって。正確には、「美味しく食べる事ができない」であり、割と男の胃袋はどんなものでも消化吸収してくれるのだけれども。)
■フェリアナ > 私も旅をしてきたので分かりますが、空腹時のお肉程美味しいものはありませんからね。私、お肉大好きなんです。(というよりも、旅を続けていたら食べ物に文句を言える立場にない。喰えるだけマシというものだ。彼は食べられるものは殆どないと言ったが、それでも、この匂いだ。高級レストランで出される料理よりも、空腹の彼女に取ってはとても魅力的に見えてしまう。そうとなれば当然、その視線は焼かれているお肉へと向けられていて―――)……大変烏滸がましいとは思うのですが、幾つか、私にも食させて頂けないでしょうか。生憎お金はあまり持ちあわせておりませんが、道具類と交換であれば幾つか取り揃えていますので(ここの所、依頼で様々な場所へ飛んでいるせいか、そのついでに多様なマジックアイテムや霊草を手に入れることがある。果たして彼がそれに価値を見出すかどうかはフィフティフィフティだったが)……街へ戻れば、それなりの食事は確保できますが、私としては今すぐ食したいところなのですっ…!
■ソード > はっはっはっは!肉が嫌ぇな前衛ヤロウなんざそういねぇわな!冒険者だの傭兵だの、兵隊だの。そういうのは肉が好きなもんだ。(偏見にあふれた言葉であるが、おそらく概ね間違ってもいないであろう言葉。彼女の言葉に愉快そうに声を挙げて笑いながら頷き。)いいよ。さっきも言ったが、見ての通りたんまりある。普通に好きなだけ食ってけや。(そう言って、自分の焼いている肉とまだ焼かれていない肉に視線をやる。実際男の言葉通り、大量の肉がそこにはある訳で。どう考えても、今この場で男が食べきれるような量ではない。男の体積よりも明らかに多いのだから、それは当然の事。彼女の申し出には、いらんいらん、と片手を振るのみ。)いいからいいから。姉さんが腹減ってんのはよーっくわかったから、喰えって。ただ、ナイフだフォークだはねぇから、何か適当に使って食ってくれよ。あと、その辺に捌いてある肉は勝手に焼いていいからな。(そこまで言うと、男はナイフの先端に刺さりっぱなしになっていた肉を咥えて口腔内へ。はふはふはふ。ぐちゃぐちゃぐちゃ。ごっくん。口に入れ、咀嚼し、嚥下する。一連の動きを、何とも美味そうにこなす男。片手に酒瓶など持っているのに、童顔気味な顔つきのせいもあってか、どこか子供のようである。)
■フェリアナ > まあ、体力仕事ですからね。腹減っては戦出来ぬとはよく言ったものです。(こくこくと男の言葉に同調するように小さく頷いて。それにしても香ばしい匂いが食欲をそそる。……気が付けば唾液が分泌していた。実際のところ、体力を消費する分、腹に入れておかなければ、どうにもこうにも剣ひとつ振るのも一苦労だ。それは素人だろうが、ベテランだろうが同じだ)本当ですか!?……ふふ、なんだか強請ってしまったようで申し訳ありません。それでは遠慮なく頂きますね。(男の許可を得れば、そこらに転がっていた大き目の石を運んで椅子代わりに。護身用のナイフを取り出して、美味しそうに焦げ目がついた肉へとナイフを突き立てて、はむはむと食らいつく)はふはふ……ああっ、この肉汁……、お腹が満たされていくのが分かりますっ…!(頬に手を当てて、ほわ~とした笑みを浮かべて、美味しそうに肉を食して)ふふ、貴方も随分といい食べっぷりですね。傍で見ていて気持ちいいです。(無邪気さすら感じさせる食べっぷりに感心しながら、しばらく肉の味を楽しんでいく)
■ソード > まぁ、実際の戦ん時なんかぁ、小麦の方が良かったりするもんだけどな。けどこう、肉のが何となく力ぁ出るよな。(同調しあう肉体労働者二人。実際、パスタなどの方がエネルギー摂取という意味では効率がいい。その分腹持ちは悪いが。とは言え、肉にはそれを超える魅力があるというのも事実。胡椒を鉄板の上に適当にふりかける。それだけで、肉の脂が焦げる匂いに刺激的なスパイスの香りが混ざってたまたない。己の言葉を受けて、彼女が喜々として食事の準備を始めるのを横目に見つつ、自分は自分で肉を食べる。美味い。)そいつぁ何よりだ。ああ、酒も欲しけりゃやるからな。つーか、勝手に飲んでくれ。(幸せそうな彼女の様子に笑いながら言葉を向けて、傍らに置いてあった酒瓶を相手の方へと近づける。普段持ち歩いている懐に入る小瓶ではなく、普通のボトルである。中身は、薄い琥珀色の安いラム。肉をがっつり食べるつもりであったので、多めに持って来たのであった。)まぁ、今日はとにかく肉食うぜ、ってんで来たかんな。そりゃあ喰うさ。(そして飲むさ、と。塩と胡椒で味付けした猪肉を咀嚼して、ラムで流し込む。やや胡椒をキツ目に振ったのが、またラムの甘い香りとは合っていて、男は一層幸せそうに眼を細めた。)
■フェリアナ > 気分の問題ではないでしょうか。メンタルが好調であればあるほど実力を発揮できるように、「美味しいものを食べた」という事実が身体と心に活気を与えるのかもしれませんね。(まあ、その道の専門ではないので、詳しいことは分からないが。どちらにせよ、目の前で焼かれている肉はとても美味しそうであることには違いなく、最早肉を食べる手は止まることを知らなかった。そんなこんなで美味しく肉を頂戴していると、酒の誘いをかけられて)あはは……そうしたいのは山々なのですが、私はどうも酒に弱いようでして。少し飲んだだけで頭痛してしまうんですよ。(お気持ちだけ有難く受け取っておきます、と苦笑を浮かべながら肉を咀嚼し終わる)………ふー、…ごちそうさまでした。こんなにお腹いっぱいにお肉を食べたのは久しぶりのような気がします(少しぽっこりと出たお腹を擦りながら、満足したようでにっこりと笑い)……名残り惜しいですが、私はそろそろ行かないと。請け負った依頼の報告もありますので。どうもごちそうさまでした。この借りはいずれお返しします。……私はフェリアナ。またどこかでお会いできる…そんな気がします。それではごきげんよう(にっこりと笑うと、再度ごちそうさまでした、と告げてその場を立ち去って行った)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/森」からフェリアナさんが去りました。
■ソード > あー。まぁ、そー言われるとそれはそうなのかもな。気分、ってのはでかそうだ。(肉食って野性を呼び覚ますみたいな気分なのかも知れんね、と。相手の説明に納得したように頷く。そうして二人で、とにかく肉を喰らう。)おっと、そいつぁ残念。しかし、そりゃそれで珍しいな。肉と同じくれぇ、この筋の連中は酒が好きなもんだが。(やはりまた偏見に満ちた、しかし概ね間違いでもなさそうな言葉を返して首を傾げる。とは言え彼女は、例外のようで。であれば、特に無理強いする事はなく。酒に関しては自分ひとりで愉しむ事として。そうしてしばらく二人で肉を食していたが、それもひと段落。)はー……喰った食ったー。いやー、肉ってなぁやっぱいいもんだぁな。(お腹を摩る彼女の横で、男も満足そうに腹を叩きながら告げる。肉の脂で少してかっている口元をごしごしと拭って、酒を一口また飲む。)っと、そうかい?んじゃあな、姉さん。(去ると言うなら、引き留めもせず。また会える、という言葉には心中で同意した。己もまたそんな気がする、と。去って行くその背中に、ひらりと手を振って見送ると、後に残るのは後始末である。)―――明日でいいか。(面倒になったようで。残った肉だけ適当に捌いて、そのまま寝の準備。結局男は朝になってから、残った肉のいくらかを持ち帰って、残りはそのまま森へと返した。尚、拾いもののブレストプレートは棄てて帰ったようである。かくして、今夜のバーベキューは一人バーべーキューという寂しいイベントにならずに済んだのであった。)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯/森」からソードさんが去りました。