2015/11/01 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にルルリエさんが現れました。
■ルルリエ > 無惨にも洗脳され、魔力を奪われてから数日後。あれから何とか逃げ延び、魔力はようやく簡単な魔術であれば使えるほどに回復していた。
魔力がほとんど無いからといって、身を潜めているばかりではいられない。こんな自分でも、力になれる事があるのだから。
「ふむ、湖に着いたか。…よし、もう少し奥に生えておったはずじゃ」
今回の依頼は自然地帯に生える植物の採取。希少な薬草で病の特効薬にもなる植物である。
依頼人は病の子どもに与える為、依頼してきたのだという。
植物の採取くらいならば、戦闘を避ければなんとかなる。逃げる事は恥ではないのだから。そう思いながら、森の奥へと歩を進める。
■ルルリエ > 「…ふ、ぅ…しかし…厄介な呪を刻まれてしまったものじゃな…」
ふらり、足元がわずかばかりふらつき、樹に手を付く。そのふらつきの原因はじゅぐ、じゅぐと疼く下腹部。
下腹部に証を刻まれて以来、時と場所を問わず熱を孕み、腹の奥を疼かせる。
この様な呪に負けてはならぬ、頬を赤らめ、息を荒げながらもまた奥へと進む。
■ルルリエ > 「は…っ…はぁ…っ…早う帰って、眠りにつきたい気分じゃ…」
自身の細い身体をぎゅ、と抱きしめ、襲い来る疼きの欲望を持ちこたえて。
歩く振動でさえも証は甘い刺激をもたらし、生い茂る木々に手をつきながら、一歩、また一歩と歩み続け…
「……ようやく、見つけたぞ…」
揺らぐ視線の先、やっとの思いで見つけた赤い花を付けた一本の植物。
ふらふらと歩み寄り、近くへしゃがみこめばその花へ手を伸ばし。
■ルルリエ > 「…んむ、後は…無事に帰るだけじゃな…」
採取した植物をしっかりと懐に仕舞いこみ、ゆるり立ち上がる。
帰りに湖でいくらか身体を冷ましてから帰ろう。そう思いながら、少女は森を後にする…
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からルルリエさんが去りました。