2015/10/27 のログ
ルシエラ > そういえば、今の人間の歴史は分かったが…魔族はどうなのだろう?今更ながらふっと思った。

あの一件があってから、少なくとも200年以上は経っている。
こちら側も世代交代くらいあったんじゃなかろうか?
下手をしたらそんな事があった事さえも忘れ去られているのかもしれない…
………あ、それならそれで助かる。
あの一件、自分の逆鱗に触れた、己を魔王だのなんだのと名乗りを上げていた相手を叩き潰した事…忘れたい思い出だ。

ぐっと足を一度上げ…しゅたんっと足を戻す勢いで体を起こす。

まあ、何百年経とうが人間も魔族も変わらないってこったねー

上の立場、下の立場、やってる規模は違うが考え方はかなり近いものじゃないかと思う。
お互いにプライド、そして人間には権力で魔族には力、幹となるものは同じだ。

ぐーっと伸びをしてから肩の力を緩め、来た方向へと向き直る。
…うん、実はその方向ズレてます。それには気付いてない。
そして、真っ直ぐに王都へ戻ろうと歩いて行くのであった。

ルシエラ > …ちなみに…
王都からこの場所にくる時間と、この場所から王都へと戻る時間。
不思議な事に倍近いかかっており、食糧難に陥ったのはここだけの秘密である。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からルシエラさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にルーキさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にロトさんが現れました。
ルーキ > 街道から離れた、少し開けた場所。
草木が乱雑に地面より顔を覗かせる中、人待ちに佇む女が一人。

服装は常と変わらないでも、肌の色は白く。
真紅と薄紅に彩られた瞳は、何をするでもなく空を仰ぎ見ていた。

片手で緩やかに己が腕を撫で擦る。
以前とは似て非なる感覚に思わず笑みが零れて。

「……不思議なものだな」

呟いた一言は誰が耳にするでもない。

ロト > 街道を普通に歩いてきた 黒光りする騎士ではなく 大分縮んだ人影、角の生えた少女と言うか女と言うか その中間点な年頃が一人。

傍から見て武装はおろか武器まで持っていない。山賊とか出そうな街道なのに 普通に街道からそれて自然地帯たる方へと歩いていく。

気配はただ漏れ、生粋の魔力を隠す事なく約束を取り交わしただろう者の元へと向かう。

「…お待たせ致しまして申し訳御座いません。…先日よりお逢いした際の気配が少し違う気が致しまするが、ルーキ様でお間違え有りませんか?」

此方は古臭い口調が抜けてしまった様な敬語、服装がドレスでなければメイド服が似合いそうな振る舞いと口振りで、
深々と会釈をして ルーキの前へと対峙する形で逢い見えよう。

ルーキ > だだ漏れた気配を察知し、目を向ける。
其処にいたのは威圧感を与える鎧ではなく、ドレスに身を包んだ少女。
驚いたように瞬く。真紅と薄紅が見え隠れする。

「……あぁ。確かに、わたしはルーキだが。―――…ロード、か?」

敬語で話しかけられるのは何とも歯痒い心地がする。
人間を辞めてしまったとはいえ、この辺りは何ら変わっていないのだ。

「敬語はいらないぞ。というより……やめてくれると助かる」
「昔から、かしこまった空気は好きじゃなくてな」

ロト > 隠蔽とか全く向かない そもそも隠蔽スキル何ぞない。
鎧に変化出来ていたのは過去の事、今では全身鎧への変化は不可能であるので、
今日を迎えるに当たっては角を生やしたままで普通に「歩いて」来たのだ。
名を呼ばれて また深々と頭を下げて。

「ルーキさまは…何時から人をおやめに?…はい、ロード・タウルスベルク、で御座います 良しなに」

地が惜し気もなく出ている、根っこが真面目だったので敬語は自然に出ているのだろう。それが普通、其れが自然と言う位に不自然な物でなく 極普通に
敬語はいらないと言われると 聊か困ったような素振りを見せて

「やめる…それは困りました…砕けた口調でやりますね。…」
「人ではない気配がしますが、誰の配下に?」

徐々にやめるようだ 行き成りは敬語は抜けないし止まらない。

ルーキ > 問われれば、口元に笑み浮かんだ。
腕組みを解き、彼女の方へ向き直る。

「まだ辞めてから数日と経っちゃいないさ。………なる程」
「わたしとしては、あの鎧よりは今の姿の方が良いと思うな」

惜しげもなく己の嗜好を吐き出していく。
続けて問われた言葉には少し、視線が彷徨う。

「配下ともまた違うが……まぁ、眷属だから。似たようなものか」
「エル。エルレストベーネ……知っているだろ?」

ロト > 乱雑に生えた草原で 対する少女は恐縮した態度で存在中。
背筋を伸ばしてどこぞのメイド…服装がメイド服だったら違和感はない程に。

「そうで…そうか。人をやめた感想はどうでしょう?」
「あれはやんちゃな時でしたので 忘れて下さい。」

あの時はすっごく背伸びしていた、
暗黒歴史 俗に言う黒歴史と言うのがあるとするのなら
間違いなくロトの黒歴史の一頁に君臨するだろう代物。
どちらにせよ もう再現は無理だが。

「眷属。似てますよ。…いえ、面識は無いに等しい。
然し、私の主君の側近の方なので お名前だけは辛うじて。
…そうなると 今日の手合せは やると問題の様な。」

なまじ眷属と言うか配下同士が手合せをするものだ、
それって やる事に問題はあろうかと言う疑問。考える様に腕を組み困りました、という表情を浮かべ

ルーキ > 恐縮した態度を崩さぬ少女に、口元は綻んだまま。

「……悪くは無い。まぁ、少し不思議な心地ではあるがね」
「これで家の争いから解放されるのは、確かに嬉しいな……」

忘れて、と言われれば肩竦め…わかったよ、と声を返す。

「似てるね。……そうか。そもそもわたしは主君とやらに顔を合わせたこともないのだが」
「……さて。手合わせくらいなら問題ないんじゃないか?殺し合いをするわけでもないだろうに」

その辺りの観念は比較的緩い。そも魔族の掟やら決まりやらも、なりたての身では知り得ない。
とんとん、と指先で剣の柄を叩く。抜かないものの。

ロト > 急に口調を砕けろと言われると困るらしい。
砕けていた全身鎧のときは あれは背伸びしまくっていた頃。
色々な意味で黒歴史―顔を晒していなかったのも手伝って強気に行けたらしいが、今は顔を晒している、つまり恥ずかしい。

「その気持ちは分かりません、ね。私 元から魔族ですので」
「家の争い…本当に解放されるには 今名乗っている名をお捨てなさい。名前はその人を縛る最初の呪です。」

「主君に謁見していない?…宵闇城キルフリートに夜に行けば主君は居りますよ 大抵。昨日は居りましたけど。」
「殺し合いはしませんね、手合せと言う意味であれば …問題は…無い気が」

謁見は申し込めばよいのでは?とその申し込みで謁見叶った少女は紡ぐ。
彼女は剣を持っているが、今の自分は全くの丸腰。纏っている服も戦いには不釣り合いな物。

「時間は無限ではないですし、問題がなければやります?」

ルーキ > 顔を晒していなければ大丈夫なのだろうか、と。
思わず彼女の顔をじっと見つめてしまう戯れ。

「そうだな。人間の身から眷属に…とは。珍しくもないとエルは言っていたが」
「……はは。少なくとも、ディクレーナの名で名乗る気はもう無いよ。わたしはルーキだ」

己を縛り付けていた王族の名。
勿論、家族が嫌いというわけではない。好きだ。
ただこれで政争に巻き込まれる心配がなくなったかと思えば、何とも晴れがましい。

「ふむ。……では、またの機会に訪ねてみるとしようか」
「あぁ、これは手合わせ。……ほら、問題は無い」

少々強引な気もするが。武器はどうするのだろう、と丸腰の少女を眺めて。

「そうだな。……それじゃ、やろうか」

一礼する。

ロト > …見られている じっくりと。
恥しい、でも顔を隠す仮面もフードも装備していない。
顔色が白から赤みを帯びて健康そうな肌色になるのにそう時間はかからなかった。

「はう。…」

恥しそうに身をくねくねと捩ったりしたが やがて開き直ったのか深呼吸を繰り返してから立ち直ろう。

「そうで…そう。ただのルーキ、と。」

矢張り敬語は抜けきらないらしい。時々言葉が途切れるのはその名残。
苗字から解放されるのは それ相応の事では出来ない。
少なくても 自分より彼女はそれが出来たと言うのは羨ましい。

「この頃 城主ロザリア様は ご多忙な様子ですが、…いえ、城自体にもご訪問者が多い気がしますが、申し込みが確実です」
「では、準備は御済でしょうか? 私は武器は御座いませんので、いつでも。」

武器 不要、と告げて 礼は大切だ、少し距離をー15m位だろうか、後ろに下がって取ってから、再度そこ一礼をしよう。

「では、どうぞ。」

腰を軽く屈めて格闘家の様な構えを。

ルーキ > 赤みを帯びて、白から肌色へと。
その変化の一部始終を目にすれば可笑しげに口元は緩む。

「……はは。かわいいな、ロードは」

等と偽りなき本音を一つ。半ばからかうような声音であるから、お世辞のように聞こえるかもしれないが。

「……無理はしなくてもいいんだぞ?」

抜けきらない敬語に、そう譲歩。
別段無理して止めて貰っても、辛かろうと。その辺りは一応理解出来ている。

「……多忙なのか。慕う者も多いんだな」
「………ほう?」

格闘家のような構えに、思わず声が零れ落ちた。
少し迷った後――双剣を外し、傍らに置く。体術には己も自信がある。

腰を落とし、体勢を低く取り――地を蹴った。
数歩で距離を詰め、勢いに乗せてその肩口へと掌底を放つ――

ロト > 然し 元が色素がない肌色だ、赤みを差してやっとまともな肌色。
彼女の態度で益々 恥ずかしそうに照れた妙な動きの物体。

「か!…かわいい!?………いえ。」

かわいいなんぞ 言われ慣れていない すごく間が空いて 俯きながらぼそっと反応を示したのは 一応返事をしないとダメだろうと思っての事。

「では、無理をしないでおきます」

やはり無理らしい、素でこの態度。演技を多少盛り込んだとしても妙な盛り付け。付け刃に為りそうで、提案には ほっとした表情。

「慕うと言うより 昨日は違う意味で大変な事に」
「…武器を持っていると威力が半減してしまって」

武器を持っていた時よりも 気付いてしまった。
無くてもあっても威力が変わらない事を。寧ろあったら落ちた事を。

距離を詰められた、肩口を狙われたようだが、その掌底を向けている手を反らそうと構えから半身をずらして避けようと動き、防戦体制をし始めたり

ルーキ > 「……さて? かわいいものにかわいいと言って何がいけないのやら」

冗談めかす。言われ慣れていないということは、その反応を見るなり勘付いた。
ほっとした表情を見れば、提案が良かったということを知る。
一度大きく頷いて…。

「……上に立つ者というのは、苦労が絶えないな」
「武器が邪魔になる……というのもまた、珍しい話だ」

防戦体制。避けられれば勢い、つんのめりそうになるのを留めた。
間髪入れず、振り向き様に肘打ちを仕掛ける。
連撃、もう片方の腕もふるって叩きつけんと攻め立てる。

ロト > 「それは より背丈の低くて可憐なお方にお告げ下さい、わ、私には過ぎたるお言葉です」

相当混乱したらしい。ヒッドイ反応。
あわああわとしてから後、落ち着いても何処か微妙なぎくしゃく模様。

「、のようです」
「破壊屋ですから…一寸した。」

能力はほぼ前衛向き、防戦体制に移行すると攻めに転じない。
ひらりひらりと円を描く感じで肘打ちを仕掛けられてもすんでで避けたり肘打ちには肘打ちで応戦。
極力仕掛けない代わりに―っとすっと身を思いっきり倒し、片手を地に着け様に足払いをしようと片足で彼女の足目掛けて蹴りを繰り出そう。

ルーキ > 「かわいいに背丈は関係ないと思うんだがな……」

混乱した様子を見て一先ずは、これ以上の追及はお預けにする。
ぎくしゃく模様見て可笑しくなってしまう程には、そういった感覚も秘めているのかもしれず。

「……破壊屋か。それも一興」

ひらひらと簡単に打ち込みをかわされる感覚は今迄あまり経験したこともなく、新鮮でもあった。
己の片足を目掛けた蹴りには、強く地を蹴って瞬間、宙を舞い避ける。

再び地を踏めば、前のめりに駆ける。握った拳を彼女の腹部目掛けて繰り出した・

ロト > 「いえ、見た目はちょっと重要では?」

混乱したりぎくしゃくしたりヒッドイ反応したり。
言われなさすぎ。この手の言葉遊びは免疫がなかった。もしこれが勝負だったら 即降参している気がしている。

「ばらばらに分解しますので」

如何ばらばらにするかは言わないでおこう。
でも破壊屋を名乗れる位はある程度ばらばらに出来ると思う。
それが物であれ物体であれ、障害物であれ。

9割防戦1割攻戦。避けられるのは承知の上、すぐに身を起こし円を描く感じに大差先程から動いていない様に、間合いを確かめる様に腹部目掛けて繰り出される拳を片手で防ごうと繰り出す、もしできたのなら 少し力を込めて押し出したい。

ルーキ > 「重要なのは中身……だろ?勿論見た目も大事ではあるがな」

免疫が無いのをいいことに、口は中々止まらない。
手合わせの真っ最中たる彼女に向けてこの態度である。

「……それはすごいな。気をつけねば」

口端が緩く持ち上がる。頼もしい、と付け足すように小さく呟いた。

未だ位置を殆ど動かず、己の攻撃を避け受け止めている。
力量の差をひしひしと肌身に感じながら、打ち出した拳が受け止められ――押し出されれば、思わず体勢が崩れた。
蹈鞴を踏む。

ロト > 「…中身はまだ…中身と外見がつ、釣り合っておりませんから」

言葉遊び自体 慣れていないのだろう 言っている端から
何 言い返しているのだろうと思ってきた、外見は確かに年頃だが精神年齢は多分それより低い。
どれだけ かわいいとか褒められて育っていないか。
そもそも手合せ中に 会話が続いているのが 信じられない。

「ばらばらにしてほしいのですか?」

いいですよ、これだけ近いのですから、とにこやかーに笑顔を浮かべ…目が笑っていないが言葉を紡ぐ。
最初の方針から変わっていない 円をほぼ崩していない、自分の間合い円を広げたりもしない、対等に手合せをするのを
申し出たのもあって、手加減はしていないがー彼女を押出して距離を取れば こくりと頷き

「まだまだ でしょう?」

ルーキ > 「そうかな? まぁ、釣り合っているかどうかはわたしにはわからんな」

そればかりは己が判断する事柄であるし。
そこで一旦会話を区切る。きっと人間の身であれば、手合わせ中に会話など出来ないだろう。

「よしてくれ。一々身体を作り直すのは面倒だ」

ひらひら、手を振って拒む。
立ち直れば小さく溜息を吐いた。ひょい、と両手を上げて笑う。

「困った。頑張った心算なんだがな。……精進しなきゃならないね」

ロト > 「私はまだ 若輩者でありますから」

まだ 今の主に奉公して数日。
…彼女が人であれば 息切れ若しくは余裕なければ会話もままならないのに、よくも続いている会話。

「いえ、身体までばらばらにするのはよほどのことですよ?
何よりそこまでばらすのは私の好みではありません。精々、防具と服装位です ばらしてもよさそうと思うのは」

そこまでばらせば 場所が場所なら即興のストリップ劇場が出来そう。身体までばらすとそれはモザイクホラー劇場となってしまう。
ルーキは先程 人でなくなったと言ったが では何になった?
その体の構造が分からない限り ばらばらは不可能だ。
それに バラバラにするには直に触らないと無理。

両手を上げるのを見ると構えたまま動かず、

「ここまでついてくる方も珍しいのです、鍛錬あるのみです! で、続きはいかに?」

ルーキ > 「それならわたしとて同じだよ。他からどう言われようと、結局は若輩者でしかない」

息切れ等は感じない。心中、人間であった頃に比べての変化で驚いている。
距離を取った状態、腰に手を当てて一旦。

「……それはそれで、わたしが帰れなくなってしまうな。やはりバラバラはやめておこう」

ストリップ劇場を求める輩は、今のところ周囲に見当たらない。
人ではなくなった。仕える彼女――エルレストベーネと同様、人形の身になってしまった。
度合にもよるが、分解は不可能ではない。

「……ふむ。もう少しやったら終わりにしようか。では―――」

再び腰を落とす。低く構えた状態から、再び二、三と地を踏み、距離を詰めた。
先程と異なるのは、彼女の手前で一旦減速し――フェイントのように。
連撃で掌底を叩き込みに行く。

ロト > 「そう、では経験を積むしかありません」

瞼を伏せ ふーっと短くも深い息を吐き出して
そろそろちょっとだけ対等に動いて見ますか、と距離の開いているからこそ 思う邪な思考。

「ですか、ならば 分解は致さぬようにします」

ストリップ劇場は此処は街ではない メグメールだ。
彼女を作っている構造及び術式回路諸諸分らないと―いや、分解の過程で解析すればいいが、色々と面倒。
何より 立場は違うが仲間をばらばらにするのは今では考えてしまう。

「畏まりましたが、一度だけ 一度だけ」

瞼を開く、練った魔力を体に宿す、詠唱は必要ない。
距離を詰めようがフェイントをかけてこようが 掌底を叩き込みに来るのを待っていた、先程は受け止めて押し出すに限っていたが、

「その身に受けるがいい。」

技名は無い、言っている端から半減しそうだ。
掌底には掌底を、ただし宿して練った魔力は衝撃波。
掌がもし重なれば 一気に彼女の体に注ぎ込む感じで放ちたいがー。