メグメールの「まれびとの道」などの街道を少し離れれば、一気に危険度は増していく。
鬱蒼とした森や、洞窟、古代の遺跡やダンジョンなどが数多くこの地帯には存在している。
そこには当然魔物がおり、人が襲われることもある。
しかし、冒険者などにとっては仕事の場とも言えるだろう。
※魔物が出てくるような森、野原、川、ダンジョンなど、ご自由に設定してください。
●この部屋には固定パスワードが設定されています。
参加者(0):ROM(1)
Time:19:16:32 更新
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯「森林」」からファルスィークさんが去りました。
■ファルスィーク > 移動していけば徐々に明確になっている魔力を感じ取った場所。
より濃密になっていく空気は、これ以上侵入を阻むかのように纏わりついてくるようではあったが…。
「つまりは、この先に何かある。…という事か。
木を隠すのなら森の中…とは言うが、これでは隠しきれていないように思うが」
意図的な物であるように思えるので、より疑わしい。
何も感じさせないような雰囲気や空気であれば、逆に見つけ辛いのにな…と呟いた独り言。
更に奥へと入って行き――――。
■ファルスィーク > 避暑を求めて街道から少し離れ鬱蒼とした森林を散策。
奥に行くほど鬱蒼とし大木が立ち並んでいるせいもあり、薄暗くはあるがかなり涼しい。
「ふむ……どうやら、かなり古い森のようだ。
空気も濃いな。…そう言えば、この辺りに栄えていた文明があった様な気もしたが――」
避暑には最適ではあるが、濃密な空気は人によっては重くも感じられるかもしれない。
それは、妖気とも言えるようなものでもあったりで、古木が多ければ精霊が宿ったりもするだろう。
そして思い出す事と言えば、数百年前に一寸した街があり栄えていたという記憶。
それも過去の話であるから、既に滅んで廃墟にでもなっている筈。
――そんな事を思い出しつつ、特に行く宛も無いので徘徊に近い足取りのままではあったが、不意に感じた魔力に周囲を見回し…。
「――あちらか」
呟くと更に森の奥へと赴いていく。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯「森林」」にファルスィークさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からケストレルさんが去りました。
■ケストレル > じりじりと肌を焼く日差しを受けながら、時折吹き抜ける風や川のせせらぎに涼を感じ
意外な安らぎにうっかり寝落ちしてしまうケストレル
慌てて我に返った時には体は前面だけをしっかり焼かれ、軽度の火傷になっていた
半泣きになりながらも身形を整え直し、王都へと帰った後は微かな刺激にも痛む体に寝付くことも出来ない夜を過ごしたとか
■ケストレル > ザブザブと水を蹴る様に川岸へと戻ると、草の中に腰を下ろす
濡れた素足をそのままに日差しを利用して乾かしながら、はぁ、と溜め息を溢して
「んー、こうして涼しさを確保出来る手段さえありゃ、この暑さも悪くない気がしてくるな……」
だから水遊場や海辺が賑わうんだろうな、と日差しに手を翳しながら太陽を見上げて呟き
傍らに半ば脱ぎ捨てられた上衣を手繰り寄せると、改めて畳んで置き直す
もぞもぞと蠢く採集用の小さな革袋を手に取り、冷却用の魔術処理を施すとしまい込むように上衣の下に突っ込んで
「あー、せっかくだし少し肌でも焼いてくか。
何だかんだ日に焼く機会なんてそうそう無いしな」
妙案、と一人満足げに頷けば
ごろりとその場に寝転んで、日光浴を決め込み始めた
■ケストレル > 今日も今日とて依頼を熟す冒険者、ケストレル
夏の野外採集とかぶっちゃけ地獄だよね、と思う程には本日も太陽が大気を焦がしている
極力直射日光を避け、木陰を移動するようにしていても暑いものは暑く、
指定された量の採集を終えた後は王都へと帰る前に一休みしようとせせらぎの涼し気な川へとやって来た
「ふぅー……海や水遊場も良いけど、川も良いよな川も」
装備や荷物や上衣までも川岸に置いておき、上半身は裸、下半身は裾を膝まで捲り上げた状態で足を川に浸してご満悦
じりじりと頭上から照り付ける太陽はまだ暑いものの、さらさらと流れ続ける川の水は大変に心地良い
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」にケストレルさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からマハシャさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 自然地帯」からエルビー・カルネテルさんが去りました。
■マハシャ > 「ええ、非常に素晴らしいものでしたわぁ。
偶然とはいえここでこうして出会えたことは幸運でした。
一人では一体どうなっていた事やら」
べた褒めに聞こえるのは基本的に可愛らしいものは好きだから。男女問わず無邪気な存在にはある程度の好感が持てると考えている。
そして酷く純粋な者にも女は一定の評価を有していた。だからこそ、警戒されていても気が付かないふりをする。
この辺がどうしても小動物に好かれない理由ではあるのだろう。実に些細な事ではあるけれど。
「あらあら」
機嫌よさげな高笑いに同調するようにころころと笑い声を上げたあと交わされる抱擁には上機嫌に応え、僅かに指先で髪を泳がせる。とんだ波乱の一幕ではあったものの、良い気分転換になったのだからと丁寧な一礼を見せて
「ええ、さようなら」
そんな言葉を見送りに添える。
――――――――――――――――――――――
「さて」
掻き消えるように移動する少年をにこやかな笑みのまま見送り、そのまましばらくぼうと立っていた女は懐から小さな小瓶を取り出すと地面に逆さにその中の液体をばらまいた。
そのまますぅ、と回転し、爪先で地面に円を描けば浮かび上がる聖域化の術式による音と獣避けの文様。
その中にすとんと座り込むとふぅ、と一息吐き出した後、表情が全くと言って良いほど抜け落ちてそのまま目を閉じた。
まだ夜までしばらく時間がある。一度戻って空いた時間を有効活用してもいいけれど
(……エルビー・カルネテル。強力な魔力を所有するが好戦的傾向はみられない。
養子を名乗るもそれまでの背景が明確に不明……。
偽装情報の可能性が高く、魔族の可能性も示唆される……でしたか。
やはりある程度直接観察するというのは有用ですね。
偶然であったとはいえ、良い時間でした。)
遮断され、外部からの干渉を断ったその場所は考え事や瞑想にふけるにはぴったりで
(随分と可愛らしいですが……
王族の一端としては、過ぎるかもしれませんわね)
そんな一言を内心呟くと同時に面の様だった顔の口元が僅かに吊り上がり、歪な弧を描いた。
■エルビー・カルネテル > 「フハハハ。
余は凄いだろう、凄いだろう。」
オオカブトを追い払った後、女性の前で得意げに胸を張る。
おまけに高笑い。
最近こんな風にする機会に恵まれなかったので、ここぞとばかりに威張って置いた。
で、ひとしきりいい気分になった所で耳を傾ける。
どうやら夜までこの森の中で待機するつもりなのだろう。
流石にそんな時間まで待てないので今日の所はここでお別れか。
どうしたものかと思うと、なんだか女性の口元が緩んでいる。
こんな状況、実は余は経験があるのだ。
多分、余の事を可愛い奴、あるいは小動物的に思ってるのかもしれない。
それ自体は余としてはとっても歓迎なのだが。
初対面の相手にそこまでこっちが見抜いていると打ち明けるのも気持ち悪いだろう。
だから、こうしよう。
「余は名をエルビー・カルネテルと言う。
機会があればまた会おうな。」
相手が拒まなければ、近づいて軽く抱擁を交わす。
嫌がるようなら名前だけ伝えて。
その後は魔法でこの場を後にする。
■マハシャ > 「そうですねぇ。すこぉし、難しいかもしれませんね」
こんな巨体が闊歩すれば例え大人しくともある程度通報されると思いながらもオトコノコのロマンというのはそれ位ではめげないしょげないという事は一応知っているのでそれを傷つけないようやんわりと。なんだかどこか警戒されてしまっているような雰囲気を受けるのはまぁ仕方のないことと割り切っている。実際に素性も知らない相手を安易に信用するほど擦れていない人物というのはこの国ではある意味珍しい。
「はい、私は大人しくしておりますよ?
非力なわたくしには少々手に余りますので」
飄々と嘯いて見せるのは少年だけでも何とかなるという目算のため。力を揮うのは必要量、必要な時だけで良いのだから、此処は少年に任せるのが妥当であるとそれは考えていた。その為か少し距離を取って眺めているばかりで、綱から解放され鎖の壁に体当たりする迫力にまぁ凄いと口元まで抑えて驚いてみせる。
やがて落ち着いたのか森の奥へとのしのしと去っていく巨大甲虫の後姿を見送るとほぅ、と一息安堵のため息を零した。幾ら甲虫とはいえ、あれは巨大すぎてメンタル的にあまりよろしくない。
「はい、ありがとうございます。危うく大怪我をするところでした。
見た目よりもずっと頼りになる方なのですね。
そうですね……心情的には甘えてしまいたい処なのですが
私この辺りで薬草の回収をしなければなりません。
ですのでお先にお帰りになられた方がよいかと。
夜にしか咲かないものですので遅くなってしまいますわ。」
やり遂げた感満載で胸を張る少年に思わず口元が綻ぶ。
可愛らしいなぁという感情に関しては嘘偽りではないと言えるため、撫でまわしたい衝動を抑えているのも一苦労な所もあった。
■エルビー・カルネテル > 「確かにその通りだ。
これはもう昆虫バトルでは許されそうにない。」
余は青ざめたまま、コクコクと頷き続ける。
あと、恐らくだが他の生徒ではこんな所まで来ないだろう。
だから自慢できると思ったのだが。
「おお…そうなると余は逮捕されるではないか。
流石に逮捕は不味いぞ。
というか、見せられないのなら捕まえても仕方ないしな。」
あの昆虫が言うことを聞くとは思えない。
まあ、昆虫全般そうなのだが。
やはり虫というのはどうも扱いが難しいような気がする。
「まあ、逃がしていいのなら余がなんとかする。
大人しく見ていてくれよ?」
余がわざわざこの女性に言ったのは、この女性ならその気になればオオカブト相手でも仕留めてしまえそうだから。
初対面で素性も分からない相手であるが、初めから強者の匂いは漂っている。
なので拍手を受けつつ、余は魔法を使って一度消える。
次に現れた時はオオカブトの頭上。
剣で網を切り裂き、自由になるオオカブト。
それが女性の方に向かうと大変なので、三方を魔法の鎖で取り囲む。
始めこそ体当たりを試みるオオカブトだったが、やがて踵を返して去って行った。
後姿が遠ざかったタイミングで剣と鎖をしまう。
「これで安心と言った所だな。
これから王都に戻るのか?
良ければ送っていくが。」
余はやり遂げた感を顔に出し、胸を張る。