2023/06/28 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にサウロさんが現れました。
サウロ > (街道の夜間巡回任務。
 最近は野盗や魔物による休息所の襲撃や、魔族の拉致被害なども出ていると聞き、
 自由騎士団にも巡回任務の強化の依頼があった。
 休息所を起点に街道を行き来する馬車などを見送りつつ、往来が少なくなっていく中で、
 夜間という時間帯はもっとも警戒すべき時。)

「こちらサウロ。異常ありません」

(魔導通信機で仲間へとの定期報告を送り、休息所から少し離れた場所を歩く。
 街道に出れば夜は暗闇だ。とは言え、月明かりと満点の星空が照らしてくれているので、完全な闇というわけでもない。
 腰には剣、背には盾。騎士の風貌をした青年は、次の定時報告まで勤勉に、何も起きないことを願って巡回を続けている。)

サウロ > (ザク、ザクと土を踏みしめる音。
 夜の風に金の髪が揺れる。草花が街道の端で揺れて、月明かりが眩しく降り注ぐ。
 静寂。聞こえるのは微かな息遣いと、鎧が鳴る音と、地面を歩く足音。
 耳を澄ませても、人の気配や、魔物の気配は今の所感じられない。
 すぅ、と息を吸って、吐いて────わずかに碧の目を見開いた。)

「……今、何か」

(この静けさの中で何か聞こえた気がする。
 人か魔物か、音の出どころを探るように僅かに歩を速めて、街道沿いに走り、耳を良く澄ませて。
 誰か襲われているのか、それとも魔物の争いか、あるいは風が木々を揺らしただけか。
 夜間に一人ということもあり、サウロの警戒心は高まっている状態だ。)