2023/05/10 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にファルスィークさんが現れました。
ファルスィーク > さすがに夜更けに街道を往来する者の姿がなく、あったとしても余程の急ぎであるかだろう。
王国や都市まではまだ距離があり、点在する宿場町等も少し離れている為に周囲は暗く、光源と言えば空に浮かぶ月くらいなもの。
近くに森が見えはするが、開けているので見晴らしはよく、解放感だけは存分にある。
そんな中、明かりの類も持たず街道の脇にあった大きな岩の上に座り、のんびりと満点の星空を見上げている者が一人。

「……美女が恋しい。―美男でも良いが。
贅沢を言えば酒も……」

身も蓋もなく、雰囲気も何もあったものではないような独り言は誰の耳にも届く事はないだろうが。
気紛れに街道を歩いてここまでたどり着いたはいいが、せめて酒でも持ってくれば良かったと後悔の念を募らせる。
―もっとも、転移をすればそんな問題もあっという間に解消するのだが。