2023/04/20 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にハウルウルフさんが現れました。
■ハウルウルフ > メグメール街道に吹く夜風。
冷たいよりも若干温ささえ感じる風はもう寒さが遠くなることを示唆しているようだ。
まあオオカミにはその辺の機微は良くわからない。
けど随分と過ごしやすく生活しやすくなりつつある事だけは判る。
獲物を嗅ぎ見つける嗅覚にも生命の息吹を感じる香りが感じ取れるし、聴覚にだって寒い季節には聞こえない様々な音が聞こえ始めているのだから。
メグメール街道。
夜更けともなれば人の気配はないし、食べれそうな小動物や鳥達もすっかりと身を潜めているような時間なのだが、巣を持たぬオオカミだけは寝る場所と餌を求めて彷徨っている。
過ごしやすい季節が近づいている事に気分はほどほど良いのか、尻尾を左右に振り、歩き方さえも少し弾むような足取りである。
――でもお腹が満たされているわけではないので、直ぐに足取りも重く、尻尾の揺れも重くなっていくのであった。
水だけじゃ腹は膨れても根本的な解決にならないのである。
さてどうしようか?餌になりそうなモノに出会えないだろうか。
■ハウルウルフ > 空腹は何より耐えがたい。
獲物も結局遭遇する事無く時間だけが過ぎていく。
人里に下りて餌を探す必要性がでてくるかもしれない。
オオカミはオオカミで色々と悩みつつ、街道を駆けていくのだった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からハウルウルフさんが去りました。