2022/12/22 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にスーザンさんが現れました。
■スーザン > 冒険者としての仕事をメインにしているわけではないのだが、
冒険者に依頼しても成約しない仕事を職員が片づけることは全くない訳ではない。
例えば、報酬と危険度がマッチしていないとか、情報が少なすぎて受けていいのか判断が難しいとか。
また、依頼人の裏を取るのもギルドの仕事なので、依頼人に少しでも違和感がある場合は直接確認に行ったりすることもある。
ギルドが掲示する仕事は信用がある、とならなければ誰も受けてくれなくなるので当たり前だ。
今日、王都を出て向かっている先は、初めて依頼をする依頼人の所。
きな臭いというわけではないのだが、若干内容に違和感を感じたのだ。
討伐依頼のようにも見えるが、討伐対象がはっきりとわかっていない。
採集依頼のようにも見えるが、あまり一般的ではないものを指定している。
そもそも、その対象が存在するかも王都での調査ではわからなかった。
となると、現地に行くしかない訳で。丁度手が空いていたから依頼人の所へ向かう途中、と言うわけだった。
「冒険者送ったらみんなだまし討ちにあいました、なんて最悪の状況になったりしたら大変だものね。」
ぽつり、そうつぶやくものの、目的地まではまだまだ時間がかかりそうだった。
■スーザン > 街道を歩きながら、今一度、依頼票を取り出して確認してみる。
「……やっぱり、何をさせたいのかが分からないのよねぇ。」
少し難しい顔。これで受けてしまった事務員もどうかと思うが、
受けてしまったと言う事実からすると、何か外部的な要因があったのかもしれない。
もしそうだとすると、よりきな臭くなる。
目的地は半日ほど離れた所にある集落の、領主の屋敷。
そこに入るときは十分に警戒しなくてはいけないかもしれないな、と自分に言い聞かせる。
……何か悪いことを考えているなら、到着する前に何かしてくるのかもしれないけれど。
■スーザン > 程なく、目的の集落の近くまでやってきた。
ふぅ、と息を一つついてから
「それじゃぁ、何が出てくるか。ま、行ってみますか。」
警戒度を大分上げて、それでも傍目にはそうは見えないように気を付けながら、集落の中へと入っていった。
その後、問題なくギルドに戻ってきていたので、特に大きな問題はなかったと思われるが、
この依頼がギルドに掲示されることはなかったという。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からスーザンさんが去りました。