2022/10/26 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からタピオカさんが去りました。
■ゲネロム > ――二人の姿を隠すのは闇。
アレだけ冷たく輝き二人を照らしていた月は風に流された雲に隠され、辺りに闇が舞い降りた。
そんな闇の中で響くのは本能からの叫びか、それとも愛を語る睦言か……。
闇の中で蠢く二つの影は月が落ち、日が昇る頃には其処になく……。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からゲネロムさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」に影打 鈍さんが現れました。
■影打 鈍 >
夜の街道にいくつかの黒い影。
一人の少女を取り囲む様な魔獣の群れ。
少女の足元には一頭の魔獣が切り捨てられていた。
狼のような魔獣からは血は流れていない。
「ふん。流石に頭は悪くないか」
先ほど群れから飛び出して襲い掛かってきたそれを、自身が切って捨てたのだ。
ついでに血も吸ってやったのだが、それ以降魔獣たちは自身の周りをぐるぐる回るだけ。
戦闘力で勝る相手だと判断したからこそ、むやみに飛びかかることはしないのだろう。
しかし数ではこちらが勝る。
だからこそ、逃げる選択を取りにくいのだろう。
獲物が減らないと言うのはありがたいが。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にスザンヌ・ドレークさんが現れました。
■スザンヌ・ドレーク > 街の外は予想以上に物騒らしい。
街道と言えど賊は現れ、魔獣が出没するとか。
仕事の帰りで遅くなった私を持っていたのは一人の少女と狼らしき魔獣の群れ。
どうやら群れと少女で睨みあいを続けている様子。
単騎で突出するとどうなるか、少女の足元で死んでいる一頭が示している。
故に動けないのだろう。
私は物陰に潜むと、左手にフリントロック、右手にカトラスを構えた状態で息をひそめる。
まずは状況の把握が大事だ。
突然割って入って英雄を気取るのも悪くないのだが…。
■影打 鈍 >
相変わらず状況は変わらない。
魔獣は唸りながら周囲を周り、自身はその中心で立っている。
「ふん。こないならこちらから行くぞ」
そう言って刀を一度払い、屈みこむ。
弾丸のように飛び込み、身体ごと一回転させて三体まとめて魔獣を切り捨てる。
刀の軌道は一体のみ切り伏せるそれだったが、斬撃の実がその左右に居た魔獣に浴びせられた。
残り六体。
背後にいた魔獣が一度遅れて飛びかかるが、更に身体を半回転させて一閃。
自身にぶつかる軌道にあったそれを蹴りつけ、飛ばされた死体を避ける様に魔獣が飛び退いた。
残り五体。
隠れて様子を窺っている彼女が手を出さずとも、あっという間にケリがつくだろう。
■スザンヌ・ドレーク > どーしたものか…。
都会に来て故郷とのやり方の違いに戸惑うばかりの最近である。
今も見慣れない格好の少女が一人で魔獣を切り倒している。
遠目にも腕の程がよく分かる。
手助けの必要をまるで感じない程の戦力差だ。
とはいえ、一頭だけ動きの鋭い魔獣がいた。
そいつは少女に勝てないと判断したのか、踵を返して逃走。
それはいいのだが、何故か行きがけの駄賃とばかりにこちらを狙ってくる有様。
やれやれ、甘く見られたものである。
私は銃撃をお見舞いした後、頭を撃ち抜かれながらもまだ息が残っている魔獣の首を切り落とす。
ふむ、最近は荒事に関わることも少なかったが腕は鈍っていない様だ。
さて、少女の方はどうだろうか。
そろそろ終わっていてもおかしく無い頃だろう。
■影打 鈍 >
最後の魔獣を斬り伏せたとほぼ同時、銃声が聞こえた。
魔獣の頭に突き刺した刀を抜いてそちらを見れば、いかにも海賊と言った見た目の女性。
「ふん。覗き見とは、趣味が悪いな」
こちらが斬った魔獣は明らかに出血が少ない。
刀を鞘から抜いたまま彼女の方に近寄り、首を落とされた魔獣にその刀を突き刺す。
刀身が僅かに赤く光り、魔獣の身体から血を吸い尽くした。
「それで? 貴様も私が狙いか?」
魔獣から刀を抜き、問いかける。
敵意や戦意のない、ただ確認するような問いかけ。
■スザンヌ・ドレーク > 「助けが必要なら手を貸そうと思っていたのだが、
どうやらその必要もなさそうだったのでな。」
銃をしまい、カトラスの血を獣で拭う。
向こうは魔獣に刀を突きさし、不思議なことだが血を抜き取っているようだ。
特別な刀剣を持った人間が血を求めるなどと口にする光景は見たことがあるが、
目の前の状況がまさにそれなのだろうか?
私は理解が追い付かず、眼を丸くしていた。
「言っていることがよく分からんのだが。
私はあくまで帰り道に君らと遭遇しただけだぞ。
確かに君にもその刀にも興味はつきないが。」
血を拭ったカトラスを先にしまう。
敵意がない事をこれで理解してくれるだろうか。
ただ、目線はどうしても少女に釘づけだ。
あの武器は威力が凄そうだし、少女自身も非常に可愛らしい。
■影打 鈍 >
「そうか」
敵対する意思がないと言われれば、こちらもあっさり刀を鞘に納める。
刀身は東の島国の曲刀、しかし柄の装飾や拵はこちらの国の物、と言うアンバランスな刀。
ふと、彼女の視線に気付く。
「ふん? どうした?」
視線を受けて首をかしげて見せる。
自分の格好が珍しいと言うのは一応理解はしているが、そう言う視線でないことはなんとなくわかる。
十字紋の入った瞳で二度三度と瞬き。
■スザンヌ・ドレーク > 此方の意図を察したのか、相手も刀を納める。
異国の刀のようだが、柄などはマグメール風。実に珍しい。
おっと、見過ぎた様だ。
「すまない。正直なところ、君の事が気になってな。
マグメールの拵えを使った刀。
その瞳、服装、おまけに相手の血を吸っていたね。
それと君自身も随分と可愛らしい。
私はスザンヌ・ドレーク。
王都他で店を構える貿易商だ。
君はなんていう名前だい?
良ければ教えて貰えるか。」
私は少女の顔をじっと眺める。
今更隠したところで意味がないのでもはや洗いざらいぶちまけた。
この方が下手に誤魔化すよりよほどいいだろう。
■影打 鈍 >
「ふん、なるほど?」
確かに目立つ格好はしているし、刀も普通ではないだろう。
が、彼女の言っていることはそうではないだろう。
口の端を持ち上げ、腕を組む。
大きな胸が持ち上げられた。
「妖刀の影打。銘は鈍だ」
人ではないと言うことを隠すことはない。
別に知られて困るわけでもないし。
■スザンヌ・ドレーク > 「おいおい、人が折角理性で我慢しているのに
煽るのはよくないなあ。」
おぉ、胸を寄せてあげているぞ!?
一体なんのつもりだ。
揶揄っているのか?
私は困惑気味に視線を逸らす。
まったく、都会の子は度胸が凄いな。
「ヨウトウ?
ヨウトウと言うのはあの妖刀か?
これは凄いな。
刀が人の形を取って一人で活動しているのか。」
なんてことだ。相手は刀なのか。
と言うことは本体は刀の方なのか?
それにしてもあの身体は幻ではなさそうだが。
魔法の類はまだ勉強途中の私は理解がおいつかず、頭の中が熱くなってきた。
■影打 鈍 >
「ふん、そう言う目で見てくるからだろうに」
にまりと笑って手を腰にやる。
ふよん、と元の位置に戻った胸。
明らかに下着を付けていない揺れである。
「その妖刀だ。ほかは知らんが、私はこういう妖刀だよ」
人の姿を取らない者もいるだろうし、そうでない者もいるだろう。
自分はそうだと言うだけの話。
ちなみに身体は実体ではあるが、もちろん人ではない。
刀の中の生命力を外に出すことで生命力が人の形になっただけだ。
本体はあくまで刀である。
■スザンヌ・ドレーク > 「そうは言うがな。
そんな格好でその体でうろつかれて意識しない相手などいないだろう。」
異国では下着をつけないと聴いていたが、本当にそうらしい。
胸の動きからそう判断する。
それにしても良い体をしている。
「その妖刀が一人で夜中の散歩か。
使い手を探してる様子でもなさそうだな。」
刀が本体で、目の前にいる鈍が実体なのもよく分かった。
分かってはいるが、まだ理解しきれてない。
しかしこんな素晴らしい刀が一人とは勿体ないな。
できれば声を掛けたい物だ。
「所で、鈍は酒などは飲めるかな?
ちょうど良いボトルが手に入っていてな。
良ければ一献どうだね。」
なんとなく飲めるタイプな気がした。
飲めばだいたい話が弾むだろう。
■影打 鈍 >
「別に悪いとは言っとらんぞ?」
目を細め、からかう様な表情。
確かにそう言う目で見るからだとは言ったが、それが悪いとは言っていない。
どちらかと言えば素直な方が好きではある。
「魔獣が出ると聞いてな。味見でもと思ったが、ふん。対して旨いものでもなかった」
人の方がよほど旨い。
食えたものではない、と言うわけではないが、好みの味ではなかった。
「酒? 飲めんわけではないが、酔わんぞ」
人の身体ではあるが、人そのものと言うわけではない。
人が口に出来るものならば大抵は食えるが、それが何か身体に影響を及ぼすこともない。
それでよければ付き合うが、と。
■スザンヌ・ドレーク > 「そうなのか。」
やれやれ、またあの表情だ。
どうやら私はこの少女に遊ばれているようだ。
「それでわざわざこの時間にか。
だがその様子だと人の血の方がいい様子だな。」
武器が血を求めると言うのは本当のことらしい。
おまけに人の血の方が好みだとか。
なんとも物騒な話だ。
「ふむ、そうなのか。
良ければ君ともう少し仲良くなりたいと思っていたのだがな。
君は他に好みの物とかはあるのかね。」
酒が通じないとなると、何をすればいい?
私は鈍を見つつ、肩を竦める。
やはり腕前を披露するべきだろうか。
刀を口説くなど、生れて初めてだ。
■影打 鈍 >
「そうだな、血はやはり人のものが一番いい。人の食う動物の血もいいがな」
割と物騒なことを言うが、別に殺人鬼と言うわけではない。
殺すこともあるとはいえ、殺すよりも生かしたままの方がより長く楽しめるし。
「仲良く、な。ふん、好みで言えばやはり血だが」
そこで一度言葉を切り、人差し指を立てた腕を持ち上げる。
それを彼女の身体の前に持っていき、
「血でなくても、体液でもいいぞ」
彼女の腹をとん、と突く。
舌で唇を舐めて見せて、ぐりぐりとその腹の奥を刺激するように。
■スザンヌ・ドレーク > 「人が食う動物となると家畜か?
それなら街で手に入るだろうな。」
発言内容は割と危ない感じだが、社会性はあるようだ。
でなければとっくに手配書が街に…。
ああ、既に危ないのがいるから手配書が出ていても気づかない可能性があるな。
流石に血を差し出すのはなと思っていると、腹を触れる。
なんだか向こうにずっとペースを取られているな。
だが、血でなくても良いらしい。
流石にいきなり脱ぐのは少し躊躇われるのだが…。
「体液となると、キスでいいか?
それならこの場でしてもかまわないが。」
少し身長差があるので、少し私が屈む格好に。
顎に手をやり、拒む様子が無ければ唇を重ねようか。
唾液を交換することになるので、最初から舌を絡ませることになるだろう。
■影打 鈍 >
「ふん? ならば遠慮なく」
こちらも背伸びをして彼女の首に腕を絡める。
唇を重ね、言葉通りに遠慮なく舌をねじ込んだ。
彼女の口の中を蹂躙するように舌を這いまわらせ、唾液を舐め取っていく。
舌同士も絡め、ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てて舌で交尾するようなディープキス。
「ん、ちゅ、れる――っぷぁ。ふふ」
唇を離し、妖艶に笑う。
半ば彼女の首にぶら下がるような体勢。
唇に付いた唾液も舐め取って。
「良い口直しになったな」
■スザンヌ・ドレーク > 随分と積極的だ。
こちらの口の中に鈍の舌が入り込み、水音を立てて唾液を啜っている。
口の中で互いの舌を絡ませ合い、唾液を少し飲ませるだけのつもりだったが
すっかりキスにのめり込んでしまう。
刀が本体だのと言うことが抜け落ちてしまう程、彼女の身体は艶めかしかった。
「そうか。君が気に入ってくれたのなら何よりだ。
所で…。」
首元に鈍の体重を感じつつ、胸元へ手をやる。
あわよくば服の上から掴んでしまうだろう。
「体液は唾液だけでいいのか?
君が良ければ人目の付かない場所で他にも飲ませてあげられるのだが。」
■影打 鈍 >
「ふん? 我慢しきれなくなったか?」
にい、と笑って見せる。
胸を触られても拒否することはなく、むしろこちらから押し付けに行く。
「体液ならば、なんでもいいよ。愛液や精液でもな」
こちらも彼女の足の間にこちらの脚を押し付ける。
こうも密着していれば、彼女の股間に男性器があることに気付く。
膝でそれをぐり、と抑えつける様に。
■スザンヌ・ドレーク > (次回へ)