2022/09/27 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にクレイさんが現れました。
■クレイ >
「こいつで全部か?」
ロングソードを両手に携えた男がトロールの死体を見下ろしながらつぶやく。
街道に散らばる魔物の死体。本来この辺にはあまり出ない。という事だったはずだ。
だが、街道のひとつに妙に魔物が出没した。冒険者に依頼するという話ではあったが、行けそうなメンバーが出払っていた事もあり白羽の矢が立ったのが彼であった。
違う宿では冒険者に依頼したのかもしれないが、少なくとも自分の知り合いの宿は自分に依頼してきた。
「にしてもまたなんでこんなぬ群れたんだか……まーたどっかのバカが巣でも突っついたのか」
たまにやるんだよな。なんて言いながら近くの川に歩いていく。そして上のシャツを脱ぎすてればその川に飛び込んだ。
シャツは返り血でグチャグチャだ。勿論それは体も。だからそれだけさっさと流してしまおうという魂胆である。
それでも剣だけはしっかりと身に着けている辺りはまだ完全に警戒を解いたわけではない証拠だが。
■クレイ >
「たしか死体の処理は別に派遣するって話だったが……」
流石に1人であの量の死体の処理とか、終わらせる前に体力が尽きる。
油でもあればまとめて火をつけて終わりなんだろうが、ここでそんなことをすれば辺り一面火の海だろう。
となれば、後続を待つしかなく。
「つっても、まだ結構あるんだよな」
ギルドの予想より早く始末してしまった。魔物は人と違って罠に簡単にはまるし、やりやすい相手だった。
返り血を洗い流し、シャツの血も川で流す。
川から上がればその辺から木を集めてきて、点火。
乾かしながら温まる夕方。
「流石に服無しは冷える時期か」
冬は面倒なんだよなぁとボヤく。夏の方が厄介なイメージがあるが、冬の方が戦争屋にとっては面倒な事が多いのだ。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にクレイさんが現れました。
■クレイ >
「ま、俺が気にする事じゃねぇわな」
依頼は果たした。それ以上をするつもりもない。
というか、できる仕事量じゃない。あの量の処理をするなら報酬はもっと高額を貰う。
持ち込んだカバンから干し肉を取り出せばそれを火であぶる。来るまでの間の休憩時間だ。
「こういう事なら酒でも持ってくりゃよかったな……まぁ、流石に外じゃのめねぇけど」
何して待つかなとぼやく。
■クレイ >
「……お」
しばらく待っていると馬車に乗せた1団が来る。
その様子を見てはぁと息吐いて。
「おっせぇよ、もう終わってんぞ」
とかにやにや笑いながら文句をいう。何をおごってもらおうかとか言いながら。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からクレイさんが去りました。