2022/09/20 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にゲネロムさんが現れました。
■ゲネロム > 昨日の大雨と違い今夜は小雨程度の緩い雨。
暑さなど雨水に流されたかの如く今夜は涼しいのだった。
と、言ってもあまり雨に当たり続けると風邪のひとつでも引きそうなのだが、問題なくフードのついた外套に塗った雨弾きの油がその効果を発揮している――…ただし尻尾は少しぬれそうであった。
「……王都ニ近ヅクのハ、賢クなイガ……。」
単独ならともかく集団での人間の恐ろしさを知っている為、物々交換を求めに人里に行きたいが二の足を踏んでいる。
途中の村でも良いと言えば良いのだが武具等の販売や鉱石など素材の売買はどうしても王都のような大きな街の方が、効率が良いのだ。
今夜もしっかりとフードをかぶり顔を隠し、尻尾は……我慢しながらも、手には自作のカンテラをぶら下げ僅かな光源と共に王都に向かって歩く、最悪王都の出入り口の門の付近で冒険者を捕まえて取引を持ちかければ良いと。
あとは運よく迷子になっているニンゲンやソロで活動している冒険者などと遭遇できればそれも解決できるので、そうなれば良いなと、ゲネロムなりに信仰している神様に心の中で祈りもする……。
ひたひたと足音小さく。
呼吸の音も小さく、されど獣臭は隠し切れない、そんな小柄な人影は進む…どこまでも。