2022/08/27 のログ
ギニオル > 何事も起きなければ踵をかえす他無く、大きく呼吸を吐き出すと表情に落胆を浮べながら、指先で自分の首に嵌められた隷属の証をカリカリと何度か引っ掻いて露骨な不機嫌さを露にする。

――…戻るべきは不愉快ではあるが、王都にある自分達の主人達が眠るテントのほうである。
いや主人は今頃歓楽街を練り歩いているであろうから、仲間たちのみが眠るテントと言った方が正しいだろうきっと。

青年は足取り重く王都への街道を歩く。
その眉間に皺を寄せたままである……。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からギニオルさんが去りました。