2022/07/28 のログ
■クチナシ > 「ふむ……。」
そのまま、指を軽く舐めてから、空へと伸ばす。
風は乾いている。さんさんと降り注ぐ太陽の日差しといい、天気が崩れることはないだろう。
「……なら、ふあぁ……昼寝の一つでも、してもよいかもしれんな……。」
あたたかな日差しの下での日光浴。自身が好む行為の一つだ。
と言っても、大量の薬草と魔物の討伐証を持つ自分が一人で熟睡したら……何者かに襲われかねない。
念のため、懐から取り出す呪符。それを地面へと配置し、何者かが襲ってきてもいいようにしてから……。
「さて……一眠り。するとしようか……。」
ふわふわのしっぽの1本を後頭部へと伸ばし、絶妙に枕するようにして、寝転がる。
閉じた瞼越しに、わずかに伝わる日差しの明るさ。それもまた、心地よく。
……数分もせず、草原に響かせるのは、小さな寝息。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からクチナシさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にジークフリーダさんが現れました。
■ジークフリーダ > 街道はある程度安全性が担保されているから街道と呼ばれるのであり……
都市に近ければ近いほど、その安全性は高まる。
都市にとって、近隣の街道は縄張りであり、その安全性が脅かされる事態は
都市の防衛能力の低さをよそに向かって喧伝していることに他ならない。
引き受けた依頼は、街道に出没する魔物の調査だった。
退治ではないのは、その正体が判明していないからである。
冒険者の眼前には、横転した馬車があった。
一人逃げ延びた御者の証言だと、夜霧に紛れて何かに襲われたのだという。
残りの乗員の消息は明らかになっておらず、また、周囲に獣の足跡などの痕跡も見当たらない。
調査依頼は難航しそうだった。