2022/06/11 のログ
■ネイス > 身動ぎされたら、その都度腰に回っている腕が抱いては妨げる。
睨みつけるだけでは大して男の気分の妨げにもならないはずだが……絡ませた指先はくびれの方へ逸れた。
鼠径部を少しだけ辿って、指を遊ばせていて。
「……自分で言い出しといて、何意外そうな顔してんだよ」
近頃はお陰様で遊ぶのに使っていた金を彼女との寝床にたんまりと溜め込まされてもいる。
それはこれからも積み立てられていくんだろうから、結局は使い所の問題だ。
この国に、街に居て安全で十分な住居を構えられるのならそこに投資するのは堅実に違いない。
手に入れた財宝をきちんと保管する、ということも出来るのだろうし。と、理性的な理由も十分。
「部屋の数考えたら完全にちんまりとはいかねェだろうけど……。
ベッドだって、俺が腕を広げて寝転べるのじゃなきゃヤだぜ?」
宿のベッドも小さくはないが、自宅というのならもっと質を求めたい。
少女の言う家は、自分の寝床でもあると当たり前に主張して。
男の人外な部分が顔を出し、口にした、腕そのものから甘く香る花を咲かせて視線を誘う。
何を考えているのかを察するのに、夜を待つ必要もなかったかも知れない。
■レベッカ > この距離は危ないと思うが腕を回されては離れる事も出来ず。
睨む以外の抵抗はほとんど意味がなく、指を絡めたままくびれの方に逸れ。
鼠径部を刺激されてその指をきつく締めるようにして。
「安い買い物じゃないですし。予想外過ぎて」
実際男が普段どれだけ稼いでいるかは分からないが安い買い物ではない筈。
それなのでどうしても驚いてしまうのは仕方なく。
ただ安全な住居を得れるというのはこの街では貴重な事。
本当に叶えてくれるなら男の荷物の管理ぐらいはしようと決めて。
「……私に後何人産ませるつもり?
ネイスが寝るなら凄く大きなのがいるけど…?」
部屋数と言われると真っ先に浮かんだのは子供たち、後何人と呆れたように見てしまい。
男に強請った以上部屋は当然と納得するが、腕を伸ばすとなるとかなりの大きさではとmてしまい。
ふと感じた甘い香りに視線を向けるとあの理性を溶かしてしまう花。
その香りをかいでしまえば下腹部に感じるのは甘い疼き、その事に歩みは遅くなってしまって。
■ネイス > 絡ませた指を締め付けられた、その位置で止まる。
調子良く撫で付けるのを止め、すり、すり、とシスター服の上から指先だけを蠢かせて。
「レベッカがこじんまりなんて言うからだろ?
……子供も詰め込んだ寝室なんて認めねェからなってハナシだよ」
少女の口ぶりではまるで寝室ひとつでもと言いかねないようだったから。
わかっているならそれでいいんだとため息を吐いて。後何人かなんて、自分でも考えていないことは答えられない。
甘い香りを漂わせる花を摘み、少女の目の前を過ぎらせて自らの胸ポケットに刺す。
少女と男の身長差。腰を抱いて歩く距離感。
腰を抱くより近い位置で香りを嗅がせながら。
「俺と、レベッカで寝るんだからケチってもしょうがねえじゃねえか。
適当なの買い付けたら直ぐ壊れちまいそうだし……なんなら一緒に特注しにいこうや、おかーさん」
男女連れ立って寝台の注文なぞすればどんな目で見られるやら。
楽しみだとばかり、軽口ついでに小耳に唇を寄せてリップノイズを聴かせた。
自分が咲かせた花と妙に相性のいい少女が香りを受けてどんな状態か。
知って、知らん顔して。歩みを遅くする少女の腰を、度々急かすように強く抱く。
■レベッカ > 押さえたとと思っても動く指先。
その指先にシスター服の上から刺激をされては悶え続け。
「大きいと高いですし、意地も大変ですよ。
大部屋で皆で眠るのも楽しいですけどね」
本当に寝室は一つでも良いかなと考えていて。
それならば子供たちと一緒、そして男も大人しくなるだろうという打算もなくはなく。
明確な答えがない事に…子沢山で済まない事になりそうだと悟り。
この危険な香りは駄目だと思うが、その匂いの元を男が摘んだと思えば胸ポケットに。
その高さは身長差もあり丁度顔のあたり、腰を抱かれ離れる事も出来ずに香りをかがされてしまい。
「私は質素でも……全く構いませんけど…?食堂が大きければ。
壊れるって…どれだけ激しくスルつもりなんですか?
大きいのを買うだけで良いと思うけど…」
連れ添って寝具の注文など夫婦ではないかと思えば視線が泳ぎ。
男の軽口と唇を寄せられてぞくりとしてしまい。
間近くの花の香りに瞳はだんだんと蕩け締め、急かすように抱かれるとなされるがままとなってしまって。
■ネイス > ごくごく短い期間で終わる幼児期の子供はさておき。
子供たちには子供たちの寝室。大人には大人の寝室を、譲ることはない。
寧ろ孕ませずに犯す事も出来るというところは、未だ暫くは曖昧にだまくらかして。
少女には、抱かれれば子を孕む背徳を抱えたまま愛でられるのを愉しんでもらうつもりでいる。
「家まで買って一緒に寝起きするってこたぁ……そういうコトだよなあ」
思考を見透かしたよう、男の軽口が続く。
くびれを抱いて鼠径部を擽る指も、途端にねっとりと肌を煽る愛撫の色を強め。
王都の入り口は、もう目の前まで迫ってきていた。
「……レベッカがその気なら、って俺ぁ確認したぜ?」
並んで歩いていたのが、気付けば胸板に凭れる少女を抱き支えて歩くような有様。
歩けないと言い出せば抱えあげて運ぶくらいの甲斐性は見せるつもりだが、意地っ張りな少女がどう出るか。
薬草の納品と財宝の仕分けはまた明日。
この日はまっすぐと宿に帰って、子への帰宅の挨拶もそこそこに。仮の夫婦の寝室へ、シスターを連れ込んでしまおうと。
■レベッカ > 変に成長が早いとは思うが流石に幼少期がごく短いとまでは思っていなく。
子供たちが増え過ぎたらどうしようという心配が大きく。
その上に男に犯された後は必ず妊娠してしまうので心配は大きくて。
「……そうなりますか…?」
思考を読まれたような言葉に驚きを見せ。
擽る指が愛撫のようになっていけばいくほどに息が荒くなり。
そうする間に王都の入り口にたどり着き。
「その言い方は…ずるいです」
すっかりと男の胸に身を預けるようになってしまい。
そこでも歩くのだけは意地でも自分でと言い張って。
そしてギルドへの報告を出来ないままに宿に帰り、仮の夫婦の寝室へと…。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からレベッカさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からネイスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」に八蛟さんが現れました。
■八蛟 > もうすぐ 雨が来そうな曇り空
昼の街道 雨雲が遠くで唸っている
八蛟は背の高いそれで額に手を翳し、向こうを仰ぎ見ながら眉を顰める。
「―――たく、夏の空は気まぐれなもんだね。
のんびり物見遊山もできやしないよ。」
一か所で 札 賽子 当て玉 喧嘩 果ては酒に女に煙
ある程度楽しめば、足を別へ向けたくなるというのが欲望ってものだろう。
王都から外れ、港湾都市 その先の奴隷の都にだって足を延ばしてもいい。
八蛟は ガラン ゴロン と厚い歯を持つサンダルを転がしながら陸の道を歩く。
墨絵の腹掛け擬きや袴折になった履物
右の手には肩に担いだ金砕棒
左手には、大きな体に見合った大壺徳利が一つ。
だぶんっと味のある酒の波打つ音を響かせながら、道中を歩いていた。
普通なら 野盗に半グレ 獣に誰そ彼と 一人歩きに付いてくる話は事を掻かない。
逆に八蛟は 馬車や馬で避けそうとするそんな出来事だって好いものだった。
それもきっと、一人歩きの鬼の性 というものだろう。