2022/05/20 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にステイラさんが現れました。
■ステイラ > とてりとてりと、ふわふわの衣装に身を包み、暢気に歩く小さな子供。
こんな野の街道を鼻歌交じりに歩くには似つかわしくないその姿が小さくてもよく目立つ。
今はその認識阻害も特にせず、小さな耳も尻尾もそのまま揺らしてのを進んでいた。
小さな彼が、この場をこうして歩んでいたのには当然理由がある。
…といっても、それはあまりに他愛のないこと。
巫女の使命を精霊たちへの巡礼…のついでに、ちょっと遠出をしただけだ。
つまるところ、ちょっとした息抜きの為の一人旅である。
■ステイラ > そんな子供は時折、くるりくるりと周囲を見渡す。
何か周りにないだろうか、面白いモノや、興味深いものが。
好奇心に溢れた子供らしい視線で彼は見渡す。
「~~♪」
とはいえ、そう珍しいものがあたりに転がっているわけでもない。
それでも時折、小動物を見つけては追いかけてみたり、
石を拾い上げてみたり…と、それはそれで楽しみながら街道を進む。
目指すは王都、ちょっとした興味交じりでそこを目指す。
耳と尻尾を隠していれば、軽く遊ぶくらいなら大丈夫なはずだからと。
■ステイラ > ……とはいえ、たった数時間で辿り着くほど王都は近くはない。
しばらく歩いて来れば、体力に溢れた子供も少しは、はふりと息を吐く。
「ちょと、きゅうけ~」
きょろりと軽く見渡し見つけた、程よいサイズの岩の上に腰かけて休息をとる。
その背にかけた袋から、筒のようなものを取り出せば、それを口につけて喉を鳴らす。
こくりこくりと、水分補給…いわばそれは水筒らしい。
そんな休憩する子供の姿はなんとも無防備で、それでいて非常に目立つだろう。
■ステイラ > 「んにゃ…少しねむぅ……」
暖かな日差しの中、ちょっとした休憩のつもりだったけれども心地よければ眠気も来る。
ここまでずっと歩き通して、少し疲れもたまっていた。
はふぅ…と大きなあくびを一つすれば、そのまま子供は横に転がる。
こてんと小さな体を横たえれば、直ぐにすぅすぅとした寝息が聞こえてくる。
少年が眠りにつくのはあっという間だ。
耳も尻尾も隠さぬまま、彼はごろごろと眠っていた。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からステイラさんが去りました。