2022/02/26 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にジェイクさんが現れました。
ジェイク > 王都から離れる事、半日。昼下がりの近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い、その道を遮るように柵が設けられ、
道の脇には幾つかの天幕が建てられ、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは、王都の兵士達。
曰く、此処最近、山賊や盗賊の類が近隣に出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという不良兵士達の憂さ晴らしと私腹を肥やすための手段に他ならなかった。

「――――よし。次の奴、こっちに来い。」

でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる隊商を通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国の兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
そして、その事を理解している兵士達は、御国の為ではなく利己的に国民を食い物にしている最低最悪な屑揃いであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアオイさんが現れました。
アオイ > 夕刻ぐらいの時間帯の王都へと続く街道。
段々と人の往来が少なくなる時間に一人街道を歩く。
その足取りは軽く、時折に何かを探すように周囲を見回しては歩いて。

「良い子はいないかな。出来たら街に着く前に一匹ぐらい見つけておきたいんだけど」

王都に向けて歩く途中に探すのは狼でも熊でも、それに似たような魔獣でもいればと考えて。
魔獣使いとして今まで国を超えるたびに連れていた魔獣や動物を野に返し、その国々で新しい相棒にと探していたのだが、
この国では中々にそう言う動物に出会う事が出来ず、もう直ぐに目的についてしまうという所にまで来てしまって。
見つからなければそれはそれなのだが、ギルドに登録時に一緒に登録しておきたいという考えでつい探してしまい。

「もしかしてこの国って…そう言う討伐が活発なのかも…」

もしそうなら見つけることが大変かもしれない、そう考えては街道の脇に寄り、人にぶつからないように気を付けながら相棒になりえる動物を探しながら歩く。

アオイ > 「あ、あそこに見えるのがそうかな」

そうして探しながら歩いているとやがて遠めに街が見え始める。
城壁や門が見えれば確かに王都と言えるだけの存在感を感じ。

後少しで到着ならこの辺りにテイムできそうな動物は先ずいないと考え。
真っ直ぐに王都に向けて駆けだしていく。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアオイさんが去りました。