2022/02/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にカーレルさんが現れました。
カーレル > 王都からほど近い街道の脇には破壊された幌馬車の残骸が転がっている
既に襲われてから数日が経っており、通行の邪魔になるから、という理由で、
幌馬車の残骸は王都からやってきた警備の兵士たちに街道の脇に寄せられていた
幸運なことにこの幌馬車の持ち主は商品を運搬するに際して護衛を雇っており、
無事、護衛に守られて王都にまで離脱できたが、当然、商品は根こそぎ奪われてしまった
奪われてしまった商品の行方を追うべく、被害にあった商人に雇われたわけだが、
何分、時間が経ちすぎていたこともあり、とりあえずやれるだけの事はやってみるが期待はするな、
と商人に告げて何か手がかりが残されていないか、幌馬車の残骸を調べに来た

「…木材と破れた幌の廃材だな…車輪は………まだ使える…か?
 ……修理すれば使えんこともないな」

幌が所々裂けていたり、刃物で斬りつけた痕が残っていたり、車輪の一部が破損していたり、
とまあ、踏んだり蹴ったり馬をつないでも走らせることは出来そうにもないけれど、
車輪を補強してやればとりあえず、王都辺りにまでは辿り着けそうな雰囲気である
ただ、それは自分の仕事ではないけれども

「とりあえず、馬車の損失は取り戻せそうだな…
 さてさて、他にはなにか…まあ、盗賊なんだろうけど…」

襲撃者を特定するような何かを見つけられる気はしないけれど、とりあえず探してみる
商品が戻ってくることはほぼないだろうが、馬車は手直しすれば使える、と報告してやれば
多少は依頼者の商人も納得するだろう

カーレル > 一通り調べるがやはり襲撃者の特定にまでは至らずじまい
そもそも、山賊やら盗賊、傭兵崩れなんてのはそこいらじゅう、掃いて捨てるほど潜伏しているであろう
食うに困れば集落も襲うし、商隊だって襲う、たった今、どこかで誰かが襲われていても不思議はない

「さて、どうやって納得させるか…
 命があればまた儲けられる、とでも言っておくか…?
 いやでもなあ…金貨の為なら命だって売るのが商人だしな…」

悩んでいても仕方ない、と割り切って一先ず、王都に戻って判った事を報告することにする
依頼料も満額、とはいかないまでも手間賃くらいはもらえるだろう
どうやって商人を納得させるか、そんな事に思い悩みながら王都へ向かって歩いていくのであった―――

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からカーレルさんが去りました。