2021/10/30 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にセレアさんが現れました。
セレア > 「……………」

肌寒い街中に深夜の時間帯。少しだけの顰めっ面で本日ティッシュ配り。

「この時間とか、マジでこの作業どーにかせーよ……ぅう……寒い……」

自身の格好といえば、苦手なスカートに露出はわりかし高め。
しかもこの深夜の12時に寒さはお手上げといったところ。

「……んん…そういえば……休憩の時間とか…もうそろそろだよね…
宿……温まりてぇ……」

唇を尖らせながら両肩を温めるように軽く摩擦しつつも。
辺りを見渡して宿を探すようにすると

「待てよ……宿でいいのかな…、普通なら店に行くべきよね…でもまぁ宿の飲み屋でもいいよね…!んんん、どこかいい場所ないかなぁ……」

寒さで少し身を震わせながら、ポテポテとゆっくり歩き回った。

セレア > 「ここでいいかなぁ…」

一つの宿の扉を開いて、様子を伺い。
食べ飲み出来る席がある場所を見つけると、ふと連絡が入り。

「……、お………、メッセージ着てる………、えぇぇ…………今日全然動いてないのに……」

時間だから、そのまま帰ってもいいよという内容。
せっかく宿で一つ休憩してから作業しようとしたところで、
もうフリーの時間。

しばらく悩んだ後

「……今日は……ここにお泊まりしよ……えっと…、お財布お財布…」

いくらか注文した後、空いた席に座って、頬づえしながら待機し
うとうとと眠気がやってきて

「……眠くなってきたなぁ…、コーヒーにして良かったかなぁ…まぁ…いいかぁ…」

ボーっとしていると、ふと人に声をかけられる。なにかと見上げると、その人はなんといいにきただろうか。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 「……お嬢さん。ひとりかい?」

女性が顔をあげた先に居たのは、がっしりとした体つきの男だ。
農夫のようにも見える登山服を着ていた。
常連客の雰囲気でマスターの代わりになぜか彼女の珈琲を持ってきていた。

「こんな遅くに女性一人は危ないぞ。悪い男に狙われるぞ」

ひそひそと、耳打ちするようにして、勝手に相席に座り込んだ。

セレア > 「あちゃ、……ありがとー、おじさま……」

ふとそんな心配事を言ってくれた、場の雰囲気に合う男性に目を丸くしつつも
感謝をし、コーヒーを受け取るとヘラッと一つ微笑み

「まぁまぁ…でもでもさぁ……、あたしみたいな人間でも、あっちこっちいるじゃん……??大丈夫だよーーっ」

呑気にしながら、コーヒーを啜り、うんメェ…と女性らしくない感想をいったりとも。尚更男性はどう応えるのか…

グスタフ > 「そりゃ商売女なら、そこらにいるが一般人は……」

言ってからじろじろ見て。

「もしかして、商売の邪魔したか?」

無精の顎髭をなでつけながら、頭をかく。

「たまにな、思いつめたようなのや、いろんなのがこの店には来るから、ついな」

セレア > 「んーーー、もうあたしの営業は終わりだよー、
へぇーー、そうなんだねぇ……おじさまは、ここの常連さんって感じだね、
おはなしによると詳しそーって感じ…、まぁまぁ、心配してくれてあんがとってとこだね…っ」

二へっと愉快に微笑みながらも、応えて。
しかしは、自身の服装を見たところの彼には首を傾げ

「もしや、キャバ姉かと思った???」

グスタフ > 「まあ、あんまりうろうろはしない方がいい。変な事件に巻き込まれてもな」

常連の言葉に肩目を瞑って、否定も肯定もせず。微笑む。
彼女の服装の感想といえば。そっぽを向いて。

「なんか、家出娘かな、なんて思ってな。
 あれなら送っていくぞ。送り狼でよければね」

ニヤリと笑った顔は妙な迫力で、冗談めいた口調の割に冗談で済まさない雰囲気があった。

セレア > クスクス、と彼の反応には親指立てて笑い

「あーーん、そっぽ向いちゃあかんよー
ふふふ、家出娘って…、おかしいこと言ってくれるね…っ
送ってくれるの??あたしの家まで?因みに、あたし一人暮らしだからね!」

と、誤解されないようにと前置きに言いながら、
彼のニヤりと笑った顔は、まるで親戚のおじさんのような雰囲気にしか
この時は見えなかったようで。

結果はどうなるかは後知れず、
「送ってよ!」なんて陽気に笑い返したという

グスタフ > 「いや、安心したよ。君が思うより、いろんなのがここには来るからね」

真っ直ぐに彼女の眼を見て、いろんな、を強調した。

「おう、任された……そいつを先に言われたら、期待してしまうね」

わはは、と豪快に笑って。お辞儀をすると、騎士の礼にて彼女の前に跪いて手を取った。

「では、送らせていただきますよ。僭越ながら私めが」

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からセレアさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にジェイクさんが現れました。
ジェイク > 王都から離れる事、半日。昼下がりの近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い、その道を遮るように柵が設けられ、
道の脇には幾つかの天幕が建てられ、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは、王都の兵士達。
曰く、此処最近、山賊や盗賊の類が近隣に出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという不良兵士達の憂さ晴らしと私腹を肥やすための手段に他ならなかった。

「――――よし。次の奴、こっちに来い。」

でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる隊商を通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国の兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
そして、その事を理解している兵士達は、御国の為ではなく利己的に国民を食い物にしている最低最悪な屑揃いであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からジェイクさんが去りました。