2021/10/21 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にサエリラさんが現れました。
サエリラ > 「あらら、これはこれは……道に迷ってしまいました……」

真っ白な格好のした、お嬢さまである見た目。
初めて訪れる街には、ここはどこなのか…といった様子で行きかう人の動きを
不思議そうに見つめつつ。

「ここに居る方々は、冒険者……といった方たちなのでしょうか…、
みなさん、とても頼もしいお姿でいらっしゃいますね……♪」

と、落ち着きながら嬉々と感想を呟き。

「…その前に……、私はまず、ここで宿を探すことと、どこか脚を休める店でも一つ、
見つけないといけませんね………、ふむむ…、」

一見、困っているのか迷っているのか、もしくは悩んでいるのかという表情には見えなく。
ただただ、歩きながら街を見渡していた。

「どなたか、お声を掛けなければ……、あら、………もしもし……、初めての者でお声かけ
失礼いたします…♪」

にこりと微笑みをかけ、近くにいた人に声を掛けてみた。
その人は気付いてくれるだろうか

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエズラさんが現れました。
エズラ > 「ん……おお、こりゃまた――お嬢ちゃんのようなのが、こんなとこほっつき歩いてちゃ危ないぜ」

声をかけられ振り向いたのは、一目で荒くれの類とわかる男。
線の細い少女の姿と並ぶと何とも対照的である。
男の視線が改めてその少女の姿をまじまじと捉え――

「いや……ホントに、なんでまたこんなとこにこんな小綺麗な――どういう用事だい」

見たところ、高貴な空気を纏ってはいるのだが――しかし、嫌味な感じはない。
その醸し出される不思議な雰囲気に、怪訝な表情を崩せない――

サエリラ > 「あら…申し訳ございません……、私、旅行というのが趣味でして…
ご心配をおかけしました…、でもでもですね、スリルも悪いものでは
ございません……♪」

と、話しかけた相手の外見は、相当の年齢と只者ではない風貌を持つ人にも関わらず、
自身は怯える様子もなくも、にこやかに答えた。

大丈夫です♪と、腰に手を当てて何気ない自信を見せながら

「それとですね……、私現在、この場に訪れるのも初めてな者でして……
近くにある宿を教えて頂ければ、幸いなのですが……お店でも構いませんので、
どこに何があるのか、教えて頂けないでしょうか……」

無邪気に首を傾げて、彼の真っすぐな黒い瞳をみつめたまま、こたえを伺った。

エズラ > 少女の姿は、まるでバンパイアのようでもあり――しかし、のほほんとした様子からそのような剣呑な怪物の気配は微塵もなし。
その様子が、不思議さをますます高めることになっていたが――

「旅行か、そりゃいい――オレも仕事以外で旅に出たいもんだぜ」

そうして、相手の肢体を改めて見てみれば、華奢な様子はあれど、確かに女を感じさせるもの。
オマケに、どう見ても世間知らずなお嬢様然とくれば、危なっかしくて仕方がなかったが――

「ムッフッフ、そういうことなら、最初に出会ったのがオレで良かったな――この街には詳しいぜ」

――結局は好色の虫が勝ってしまう。
オレはエズラだ――と名乗りつつ、早速相手の腰へと腕を回し、ホラ、こっちだぜ――と「宿」へ案内しようと。

サエリラ > 強めの指摘をしても可笑しくない彼の言葉からは、少々意外に思いつつ。


「あららのら、…お仕事で大変なお方なのですね……私にお時間頂き、ありがとうございます…♪」

ニコっと手を合わせて喜びつつ。
まさに彼はこの場に通る頼もしい冒険者の一人と実感し、ササっとお辞儀をすると

「これは、感謝感激です…♪私も貴方様お相手で、大変お助かり致しました…♪」

彼の思想に勿論気付くことはなく、ただただ今は出会って感謝すべき相手だとしか感じていなかった。
そうして名乗られると、「私の名はサエリラです♪」と、呑気に自己紹介を返したのだった。

……

彼に案内された宿に着く。
その後ろから、ソワソワと落ち着きなく揺れ動いていた。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からエズラさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からサエリラさんが去りました。