2021/07/17 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にロブームさんが現れました。
■ロブーム > 街道近くの森の中で、男が一人馬車が来るのを待っている。
乗るためではない。荷や人を奪うためだ。
既に、何日もこの街道で馬車を奪っている。
何人か奴隷にしたりもしたので、そろそろ何かしら、冒険者なり軍人なりが派遣されるかも知れないが。
「(その時はその時――そこらの冒険者に遅れを取るほど、私は弱くはない)」
何せ魔王だ。
尋常の人間では相手にもならず、超常の力を持つ者でもそうそう適うものではないからこその魔王。
寧ろ、それが女であるならば、それはそれで楽しみが増えるというもの。
寧ろ、男の目的はそちらとも言える――何せ、彼は悪魔でもある。
強き魂、美しい魂を、快楽に浸らせ蕩けさせるからこその、悪魔。
「さあ、今日は果たして、どのぐらいの獲物が釣れるだろうか」
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からロブームさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にジェイクさんが現れました。
■ジェイク > 王都から離れる事、半日。昼下がりの近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い、その道を遮るように柵が設けられ、
道の脇には幾つかの天幕が建てられ、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは、王都の兵士達。
曰く、此処最近、山賊や盗賊の類が近隣に出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという不良兵士達の憂さ晴らしと私腹を肥やすための手段に他ならなかった。
「――――よし。次の奴、こっちに来い。」
でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる隊商を通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国の兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
そして、その事を理解している兵士達は、御国の為ではなく利己的に国民を食い物にしている最低最悪な屑揃いであった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からジェイクさんが去りました。