2021/05/07 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にサシャさんが現れました。
■サシャ > メグメールの空を、鳥にしては少し大きな影が飛ぶ。
青い翼を広げるそれは、よく見れば人間の、少女の身体を持っていることがわかるだろう。
ハーピー、魔族の一種である。
「それにしても、いい感じのカモも見つかりませんわ…」
その少女魔族は、のんびりと空を飛びながら、街道を眺めていた。
勿論ただの観光というわけではない。
この道は魔族と王国の最前線にもつながる道であり、補給の要でもある。
その為サシャはこっそりと王国に潜入し、こうして偵察を行っているのだ。
あわよくば、手薄な隊商を襲撃することも考えている。むしろそれが主目的だろうか。
■サシャ > 「……うーん、こんな時間じゃ人通りも無くなりますわね」
サシャはため息をつく。
既に辺りは夕暮れ。これからすぐに夜の闇に包まれるだろう。
そんな道を行く人間は、盗賊とかしかいない。
「今日も戦果0ですわ…」
サシャは、気落ちしながら、とぼとぼと飛んで行った。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からサシャさんが去りました。