2021/01/02 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にマリアフラッグさんが現れました。
■マリアフラッグ > 本拠地 神聖都市ヤルダバートから王都マグ・メールに掛けての街道
異端と呼ばれる魔女は街道沿いで人外潰しにあたっていた
階層の浅い窟 賊の蔓延る林
子を攫う魔物など、神聖都市と王都という名の魔都の間を結ぶ道のり
此処だけでも討伐に事を欠かなかった
教会に味方をした魔女 その行為はまるで悪魔退治しか興味がないかのように。
「数が多すぎる……教会に戻ったら多人数で再度調べないと……。」
マッピングされた、簡易的な周辺地図
×とつけられたところは討伐を完了した場所であり、未達成がいくつもあった。
マジックポーションの入った革製の小さな筒。
蓋を外し、中身をクッと飲み干す。
「……一回退かないと駄目か。」
休んでいる街道そばのやや葉の広がりが大きい木の傍。
寒風が時折吹き、体を撫でてくるのを焚火をして体を温め、身体を整えている。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にヴィオリアさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にルヴィエラさんが現れました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にマリアフラッグさんが現れました。
■ルヴィエラ > (街道に魔物、或いは人外の者が増えていると言う噂は聞いて居た
種族としては同胞たる者も居るだろう、だが、必ずしも友好的とは限らぬ
自らが目を掛ける"家族達"が襲われる危険を孕むのなら
目を光らせて置くのが、父たる存在の役割だ
無論、この状況に己は一切関わっては居らぬ
人間達も動いては居るだろうし、不用心に見物へ赴けば
己までもが刃を突き付けられるのは、眼に見えている
故に――ちょっとした仕掛けは、携える
自らの正体、自らの能力を、他者の認識から隠し
あくまで傍目には、通り縋った人間であるように見せながら歩く
肩には一寸した荷袋を引っ掛け、往来を行く旅人めいて
とは言え――其れが、余程勘の良い者であれば
何より、元来闇に属する者、或いは其の加護を受けた者なら
違和感に、或いは隠されているという事実に、勘付けるやも知れないが)。
■マリアフラッグ > やや疲労 しかし体の内は滅するという気持ちが未だ萎えていなかった
マリアフラッグの存在意義は 施し 救済 等とは程遠い
更生させ、徳を積ませる行為より、滅し、滅ぼす。
それらが根幹にある異端の魔女。
悪魔が嗤い魔女が蔑む行為に精を出すせいか、それは危険な出会いを孕んでいた。
マリアフラッグが気になったのは、体を休ませ、マジック以外に、体温を維持するホットポーションを口に含んでいた。
だんだんと温まり、手指の感覚、思考の低下が防がれていく。
ギュウと手指を握りしめ、あと一つならいけるかと思っていた時だった。
街道傍の、羽休めできそうな木の下で休んでいたせいか、道を通り過ぎる旅人や商人の馬車が行くこともあるだろう場所。
そこで見かけたのは、荷袋をひっかけた旅人。
――― 一人旅、か。
――― この寒い季節に珍しいかもしれない。
雪が降るなどがあれば、マリアフラッグであっても無理な旅路だった。
寒い風が吹いているだけだからこそ、まだ動けるそれを眺めると、ふと感じたのは違和感
外見は旅人 雰囲気も普通だった なにより感知できる部分はない。
ただそう その旅人と目が合い、軽い会釈の後に、背中を向いて過ぎ去ろうとする、その間に
マリアフラッグは備えていた十字型の柄を抜いていた。
鋼の音すらない
魔力という剣が伸びた、黒い十字架の柄。
光度の薄い、白に近い色の抜けた金の魔力光が灯される。
その背中へ、握った両手が袈裟に背中から黙って降り下ろす。
異端の魔女は、擬態されたそれに半ば確信をもって斬りかかっていた。
殺すと、目で表し、明確な殺意の元で。
■ルヴィエラ > (――出歩く事は、危険を招くもの
当然其れは己とて良く理解して居る
だからこそ、娘達にはよく言い聞かせているし
何か用件が在って街を移動させる時も、無茶はさせていない
魔物や魔獣が蔓延るとて、必ずしもそれらが立ちはだかるとは限らないのが世の常
――さて、ついぞ先刻傍を通り過ぎた女は
随分と愉快な気配を身に纏っていた。
十字を身に纏いながらも、身に纏うは聖気とは真逆
異端も異端、そんな存在が気配も殺さず居るのならば、気付かぬ筈も無い
無論――其の力は、魔獣や魔物程度では相手にもならぬだろう程に強かったが。)
「――――――…………随分なご挨拶だ、お嬢さん?」
(――一瞬で在った。
音も無く、背後から切り掛かる其の動作にも躊躇は無い
殺意を以て、害意を以て、翻った其の剣の軌道は確かに一度
無防備な其の背中を切り裂いた――様に、見えただろう
だが、次の刹那、影の様に霧散する其の姿
声だけが、女の鼓膜へとはっきり届いて挨拶と為し
――次の瞬間、其の頸筋に、緩やかに細い指が絡みつくだろう。)
「……ごきげんよう、私に何か御用かな?」
■マリアフラッグ > 忍び寄り、大剣を振るう
猛者や勇者とは程遠い
殺せれば、それでいい
剣を振り切って、地面に切っ先が切りつける。
手ごたえの無さと霧散の姿にハッとなる。
それに繋がる者は実に少ないのだ
吸血鬼
夢魔等の、家屋に忍び入るような、悪魔。
「ぐっ……!」
マリアフラッグの喉に、触れた中性的な指先。
絡みつくそれは握りしめ、息を止めてくる類ではなくまるでからかってくるかのようだった。
まるで実体を置いてきたかのようなあやふやな存在
顔をしかめ、眉を顰める。
魔女は本来ならば、同じ魔に属する者へと明確な殺意を刻むまま
お嬢さんなどと声をかけられたとしても返事を返さない。柄から消える魔力剣。
相手へと、首にかけられた指に臆することもなくぐるりと、両腕を内側に収めるように振り向き。
「死ねっ!」
用件はそれだけだと言わんばかりの、一言
そう言って、柄のみだったそれを突き出すと同時に、刃を再度出現させる。
確実に手があった場所からして首元を狙ったものだった。
そして悪魔は霧散する。
それに合わせ、バックステップ。
大剣を産んだたそれを咥え、両腕を袖から抜き外すと、中からめくり上げるようにコートが垂れた
袖無しの詰襟服という上半身 コートはめくれ脱げ、スカートの上を覆うようなものへ
まるで羽織りものが脱げ降りたかのようになると、左腕には魔鉄製のガントレットをはめた姿で対峙する。
口から柄を握りなおし、にらみつける目は細い。
「私の武器では相性が悪いか。」
相手は実体と幽体の間を行き来するような存在
まやかし ペテン 泥に杭を打ち込むような行為に見切りをつける
―――街道沿いに悪魔が行き来する?
―――なんてふさげた話なんだろう。
舌を打ち、左手を上に向け、指がまるで椀を掴むように囲んだ
ボッ!
魔力が集められ、色の抜けた金色の光を帯びる手の内
それを地面に叩きつけると、砂埃と共に光の一瞬の点滅
その間に撤退するマリアフラッグ。
二人が後に、また再会するかどうかは、二人の今後次第だろう。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からマリアフラッグさんが去りました。
■ルヴィエラ > (彼女が、何故闇の力を用いて闇を狩るのか
其の理由までを己は知らぬが、其れが戯れでない事は判る
叩きつけられる様な殺意は、随分と久方ぶりの感覚
其れでも、女の瞳に映るのは、のんびりとした男の笑みであっただろうが
闇の中、闇其の物である夜魔を捉えるのは至難だろうか
故に女が即座に撤退を選択したのは、恐らく正しい
最も己が力を十全に発揮できるこの場は、女にとって何よりも不利だろう
そして、己にとっても今宵は。 女がこれ以上手を出さぬ事は都合が良かった。)
「…………また、縁が在れば御話願おう。」
(女が闇に消えて行くのを見送りながら
再び姿を現した上で、道を進む
もう少しだけ今宵は、この地の異変、其の元凶を確かめる、為に――)
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からルヴィエラさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にジェイクさんが現れました。
■ジェイク > 王都から離れる事、半日。昼下がりの近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い、その道を遮るように柵が設けられ、
道の脇には幾つかの天幕が建てられ、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは、王都の兵士達。
曰く、此処最近、山賊や盗賊の類が近隣に出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという不良兵士達の憂さ晴らしと私腹を肥やすための手段に他ならなかった。
「――――よし。次の奴、こっちに来い。」
でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる隊商を通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国の兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
そして、その事を理解している兵士達は、御国の為ではなく利己的に国民を食い物にしている最低最悪な屑揃いであった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアークさんが現れました。
■アーク > めぐメールの街道をハイブラゼールから王都に向けた道を一人でトコトコ歩く少年。
上機嫌に鼻歌を奏でながら足を踏み出し一歩、また一歩とのんびりと進んでいく。
自分で編んだ毛糸の手袋で指先もポカポカ。それがまた少年を上機嫌にさせる。
「ふっふんふふん モノづくり―はーたのしいなー♪」
等と言いながら進む少年。
死線は周囲をきょろきょろ。
気の向くまま花や、薬草類を見つける度にあっちにふらふらこっちにふらふら。
■アーク > 布のズボンの膝や肘の所は丈夫な皮がつけられている為、しゃがんだりしても問題はない。
ほんの少し土で汚れもするが、それはそれ。
とばかりに主目的の王都へ行くというのはすっかあり頭の片隅。
少年はひたすらに採取をしするため地面にしゃがみ、時折草むらに頭を突っ込みプリンとしたお尻が左右に揺れる
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアークさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアークさんが現れました。
■アーク > 街道を外れて採取している内に日は落ちて、月明かりの淡い光と闇ばかり。
今は夜の方が効果が高くなる薬草を採取していて、
そして街道からも少し外れた場所で少年ははたと気付ききょろきょろと周囲を見渡す。
「あれ? このペースじゃ王都? につかない感じ?」
いや、おそらく手遅れであろうがそれに気づいた少年は眉根を寄せ、困った表情を浮かべながら立ち上がり、薬草をしまってからぱんぱんと肘や膝、脚の土汚れを払い落していく。
■アーク > 「んーー あっちかなぁ… よし、あっちにいってみよー。」
と、少年は大きなリュックを揺らしながらトコトコと闇の中を歩き始める。木々の間から漏れる光の筋だけでは何となくの方向しかわからないが、がさがさがさがさと藪や草を掻き分けて進んでいく。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアークさんが去りました。