2020/11/28 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にジェイクさんが現れました。
ジェイク > 王都から離れる事、半日。昼下がりの近隣の村落に通じる街道。
普段から人の往来が多い、その道を遮るように柵が設けられ、
道の脇には幾つかの天幕が建てられ、簡易的な陣営の趣きを為していた。
街路に立ち、通行する馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは、王都の兵士達。
曰く、此処最近、山賊や盗賊の類が近隣に出没するために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は隊商からは通行税をせしめ、見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
天幕でしっぽりとお楽しみという不良兵士達の憂さ晴らしと私腹を凝らすための手段に他ならなかった。

「――――よし。次の奴、こっちに来い。」

でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる隊商を通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて近寄るように告げるのは一人の兵士。
何よりも厄介なのは、彼らが紛れもない王国の兵士であり、市井の民が逆らえない事だ。
そして、その事を理解している兵士達は、御国の為ではなく利己的に国民を食い物にしている最低最悪な屑揃いであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」に結城九重さんが現れました。
結城九重 > 九重が街道を歩いているのは特に大きな意味はない。
隠れ里から武者修行と称して出歩いており、大きな道を見つけたから歩いているだけである。
堂々と歩く彼女は、その恰好もあり非常に目立つだろう。
あまり人通りが激しいわけではないため、せいぜい奇異にみられる程度で今のところは済んでいる。

確かに彼女の刀の腕は非常に高い。
しかし、外には彼女が思いもよらない方法で貶める相手がいることを彼女は知らなかった。
そういう悪人から見れば彼女は隙だらけ、であろう。

結城九重 > 場合によっては王国の兵士が来るかもしれない。
そんなことに全く気付かない九重は、鼻歌を歌いながら道を行く。
行く先は特に決めていないが、適当に盛で食料でも取るか、なんてことを考えていた。
ふわふわふらふら、街道を歩いていく。

そうして道のそばで見つけた真っ赤な木のみをもぎ取って、もぐもぐと食べてのどを潤したりする。

結城九重 > そのままのんびりと進んでいく猫娘。
周りの人間が振り返るが、果たしてそれは驚愕か嫌悪か、それともほかの何かか。
何にしろ全く周りの状況を気にせずに進んでいく。
遠くに大きな城壁と城が見える。
そこに行くことを考えてゆっくりと進んでいく。
王都であるが、彼女はそれを知らなかった。

結城九重 > そうして彼女の旅はまだまだ続く
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」から結城九重さんが去りました。