2020/08/31 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアンヤさんが現れました。
アンヤ > 「急急如律令っと、須らく悪霊怨霊我が腹へ。」

陰陽道の知識が欠片くらいは有るのでうろ覚えの言葉を並べ、思い切り息を吸い込むと、辺りに漂う人に害をなす悪霊にも怨霊にもなれぬが決して善ではない――…一部善かもしれないが、漂う不浄な魂を夜気含んだ空気共に吸い込み、体内に取り込む。

今夜は小遣い稼ぎの一つ
占いではなく禍払いを行うために街道を1人で灯りも持たず歩いている、で遭遇した原因らしきものを今腹に収めた。
本気で禍払いを行うことは出来るが、やったら少なくとも自分も対象になってしまうので、簡易的に原因に一点集中型で、そんな真似をしてみせる。

結果誰も見ていないので誰が成否を決めるのだろうか、其処のところがとても気になるが、まあ良い。
自分の名前を使わずに行使した力はただの呼吸と数ある食事の中の一つ、何も労力を使っていない。

自分のお腹を掌でぽむぽむと叩き、満足そうな表情を浮べながらまだ悪い霊はいねがー、悪い魂はないかーと東方の鬼の真似を誰も見ていないことをいい事にやりながら街道を王都に向って一人あるく。

明日どうもゾス村にむけて騎士団が移動するらしく。
そのための露払いだそうな……騎士団だって別に脳筋の集まりではないし、専属にプリーストやプリーステスがつくだろうから、多少のお残しは叱られまい。

「しっかし、是で報酬がもらえるとはちょろいのぅ……。」

おっと本音が口から零れてしまい、慌てて掌で口を押さえるのであった。

アンヤ > よし、誰も聞いてないな?とホッと胸を撫で下ろす。
だがともかく仕事は終り腹は膨れた後は……酒が欲しいが、手持ちが寂しいので不貞寝するだけだ。

あたりをもう一度見渡して食べ残しがないか確認すると、王都の方に向けて歩き出すのであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアンヤさんが去りました。