2020/08/08 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアンヤさんが現れました。
アンヤ > ――…暑い

悪鬼悪霊怨霊に魑魅魍魎の類であってもだ暑いものは暑い。
戯れに人間に近しい身体をもって快適空間の外へ出てメグメール街道を歩いているのだが、暑い、暑い……日光が恨めしい。

もし太陽の化身とか日輪の巫女とか名乗るものがいれば間違いなく呪殺すレベルで暑いのだ。

何故こんなことに?と歩いている最中に何度か考えたが、全部自分の気紛れであった――…肩にのせた左目代わりの小鬼も先程からぐったりして返答がない。


「……………………暑い………。」

着込んでいる衣を脱げば少しは変わるだろうか?
それとも逆に少し涼しい服装へ変えれば良いか?
お酒が飲みたい、お酒が飲みたい………………。

頭の中をぐるぐるとアイデアと酒が飲みたいだけがまわりまわるその時、丁度休むに良さそうな背が高く厚めに葉の生い茂る木を見つけ、ふらふらーと街道の脇に生えるその木の方に歩いていく。

蝶か蜂が蜜に誘われるように。

アンヤ > 暫くは生い茂る葉を屋根に日光より逃れ、本当に僅か涼みは涼みはするが結局のところ根本的な解決にはならない事に気がついて、大きな溜息と共にまた日光の下に。

そして汗をかきながらにはなるが涼しい場所を探して王都に向って歩き出すのであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアンヤさんが去りました。