2020/07/27 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にエレミヤさんが現れました。
エレミヤ > 本当はもっと日が高い内に王都に着いていたはずだったのに――。
そんな憂鬱な気持ちが重い溜息となって少女の唇から零れた。

街道からやや離れた木の根元に、簡易のテントを貼って魔物除けの術をかける。
急ぎ、との事で貸し出された馬も紐で繋いで既に休ませているので、後は自分も休むだけではあるのだが――

「こ、心細い……。」

テントの外、小さな呟きが空気に溶けて消えた。
比較的王都に近く、件の村近辺より治安はマシ、とは言ってもこの時間だ。
出来るだけフードを深く被って進んできたけれど、変な人に目をつけられていないだろうか。
不安。とっても不安である。

「うう…はやく、早く明るくなって……。」