2020/05/18 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアンヤさんが現れました。
■アンヤ > 外出は大分ご無沙汰である。
昨今中々に信望諸々が集まらず動く事に難儀していたが、ふと誰かが何の勘違いか、はたまた勘違いなどではなく偶然己が何かをしたか定かではないが、感謝の言葉を残し、感謝の念をおいていったお陰で、動くことが出来て今に至るのだ。
別に神様なんて高尚なもんじゃない。
精霊や妖精なんて可愛いものでもない。
天使やあくまでも無ければ……悪魔に近いが、悪霊や怨霊の類である自分に感謝など、誰かを呪って呪った相手が勝手に自滅したのか、そこらの話しなんだろうが実際はわからない。
悪意や恨み、妬みに色欲。
これらが無ければ存在すら危い精霊なのか怨霊なのか、曖昧な存在の自分であるが――…飲む酒は何時も美味かった。
片手に酒がたっぷりとつまった陶器の徳利。
それを一歩歩くたびに傾けて、一歩歩くたびの飲みながら、今宵は負の感情や気配とやらを求めてメグメール街道を歩いている。
空には星……は無く雲。
足元を照らす灯りも無ければ、街道は真っ暗闇。
その中で眼帯の無い右眼を煌々と輝かせ、歩く姿は文字通り怨霊の類に見えるだろう、だから何だという話しになるが。
「……甘味よりも酒じゃな。酒よりも女、であるが、なあに、その辺は追々よ。今は酒、コイツで我慢するが吉。」
むふーっと酒気交じりの鼻息を吐き出し、口元はだらしない笑みの形に歪めて、何にも見えない、星一つない夜空を仰ぎ見る、あるきながら。
■アンヤ > なんてことは無い。
酒気を振り撒き、身体から浴びれば怖気たつような気配を振り撒きながら歩いていれば人どころか野生の動物にすら遭遇することはないのは当たり前で。
1人勝手に機嫌よく鼻歌を歌いながら闇の奥へと消えていく。
現れたときと同じようにすぅっとまるでそこには最初から何も存在しなかったの様に……である。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアンヤさんが去りました。