2020/04/22 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にアルマさんが現れました。
アルマ > 冒険者たるもの日々噂に耳を尖らせ、師たる者の命には矛盾を孕んでも尚応えよ、と誰に言われたか忘れたが、たぶん店長に言われた言葉だろう。

――何故そんな事を思い出したかと言うと、今夜はゾス村の方に荷物を運ぶだけで大金がもらえるクエストがあり、それを受注して喜んで店長に報告したら、オマエの耳は飾りか?と引っ張られ、強引にクエストキャンセルさせられ、キャンセル料を給料から引かれたのを思い出したからだ。

流石に怒りはしないが文句の一つを言ったら即
「じゃあオマエが実際に眼で見て身体で体験してきたら?」
と珍しく休みとお守りを一つくれたのだ。

それで今メグメール街道を歩いてゾス村の方へと向っている、徒歩で。

何故か馬車は無く、その手のギルドに馬車はないの?と確認したところ唾を吐かれた、というくらいの何かが起きてるらしい。

――そうは言うが、噂に耳を尖らせても危険な魔獣が徘徊して居るって噂もないし、店長が何か噂を聞いて脅かしをかけているのではないか?馬車もまた今日は偶然休みなのではないか?と考えた。

満天の星空だった空は今は陰り。
時折吹く風が本当に骨身に凍みるそんな夜。
手にはランタン一つ、もう片方の手は何時でもナイフをぬけるように腰の辺りを意識しておき、ゆるーりゆるーりと街道を歩いているのであった。

途中馬車が来れば乗せてもらう。
ゾス村の方からきました!的な人間が通りかかれば話を聞いてみよう、そんな事を考えながら複雑な表情を浮べながらのの移動である。

アルマ > 沈黙は金なり、雄弁は銀?
誰かがそんな事を言っていたような?
それも店長だっけか?

と頭上に?が見えそうなほど首をかしげ、冒険者であり花屋の少年は歩き続けるのであった。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からアルマさんが去りました。