2020/04/19 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にルルーサさんが現れました。
ルルーサ > 街道筋は比較的安全と呼ばれるが、それもまた“比較的”でしかない。

世の中はやはり需要と供給。

皆が使う街道筋に現れる盗賊に対する討伐依頼は、速度を求められ、費用も割がよくなる。
山奥に篭り、通りかかった商人やらを襲う山賊などは、退治依頼が出ないことすらあるほどだ。

まあ、当然のようにそんな街道に現れる賊は腕に自信のある奴らが多いのだが。


「……こんなとこか。」

そんな賊を退治し終わっての一人キャンプ。
そこそこ負傷もした女戦士は、手当をしながら焚火の前に座り込む。

ルルーサ > 矢に毒が塗られていなかったことは幸いだった。何本も掠めたせいで出血こそ多いが、深手はほとんどない。

奇襲をしていなければ、毒を塗られてやられていただろう。

「………ふー。」

静かに息をつきながら、切り傷一つ一つに手を当てて、優しく癒していく。

槍も、魔法も、それこそトラップ解除の基礎基本まで。
一人で旅をするための技術を一通り身に着けた才女。

性格にちょっとばかり難がある故にパーティとしてはダメであれど。
街道に現れた賊を一人で殲滅くらいは、難なく。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 街道をゆく冒険者。
そろそろ野営の準備をしたいのだが、先の依頼で立ち寄った農家の主人いわく
このあたりでは小規模ながら山賊が出るらしいとのこと。
しかもなかなか尻尾を出さない手慣れた連中。
あまりこのあたりで野営をするのは勧めないとのこと。
止まっていくか言われたが、それも断りはしたものの……

「意外と距離は伸びなかったな…」

もうちょっと先にある旅籠に泊まれればいいのだが…などと考えていると…
焚き火?件の賊か?
少し警戒しつつよってみれば…倒れ伏す数人と、焚き火に座る一人…?
様子がおかしい。

ルルーサ > 夜の闇に焚火の音。それ以外は何も響かぬ穏やかな夜。
焚火に照らされる女一人と、その周囲に突き立つ数本の槍。
槍使いであることは、遠目にも見てとれよう。

警戒しながら近寄ったなら、まだ気が付いてはいない様子ではある。
傷の手当をしながら、焚火に薪を投げ入れたり。

ところどころで、おそらく戦利品を入れたのであろう鞄の中身を整理したり。


しばらく眺めていてもパーティメンバーが来る気配もない。
おそらく、一人なのだろう。

ブレイド > 賊が槍をつかう…などということはまずありえない。
おそらくは、倒れてるやつらが件のそれ。
槍の女はたまたま居合わせた…おそらくは獲物とされた冒険者か武芸者か…

どうやら思った以上の手練だった様子だ。
仲間もいないというのに大したもので…賊共も運がなかったといえる。
とはいえ、まだ警戒はとくことはできない。
足音を忍ばせ、焚き火へと近づく。

傍によれば匂い立つような美人…と言える横顔がほんの少しだけ見えた。

ルルーサ > 僅かに気配を感じれば、飛び跳ねるように立ち上がって、その槍を一本引き抜いて。

「………新手?
 死にたくないなら、素直に出てきなさい。

 さもなきゃ………。」

殺気が見る見るうちに膨れ上がって、周囲に立ち込める。
まだ、相手の姿は見えていない。 見えていないからこその言葉。

獣が毛を逆立てて威嚇するかのような。


「命乞いしても殺す。」

獣よりも危険だった。

ブレイド > 「なっ!?」

できるだけ気配を消していたはずだが…予想以上に敏感。
いや、それ以上に攻撃的。
おそらくは、まだ治療も完全に終わってなかったことから戦闘直後・・
気が立っているのだ。
かといっても…この反応はあまりにも過剰。

「待て!コイツラ殺したのはアンタだろ。
まとめてかかってダメだったもんを、一人で殺ろうなんて思うかよ。
通りすがりの冒険者だ。おちつけ」

慌てて彼女の目の前に姿を現せば少し早口に。
伝えるべきことを早く言わねば、今にも襲いかかってきそうな雰囲気。

「アンタも手負いだろ?
ここでお互いやりあったっていいこたねぇよ」

両手を見せて、戦意がないことは示しておく。

ルルーサ > そう、彼女のこういうところがパーティを組むにはとってもダメなところなのだ。
ピリピリ感が空気を通しても伝わるくらいに。

「………殺しちゃいないわ。
 全員動けなくして、口も手も塞いでるだけ。
 喚いたらもう一度“眠って”もらってるけど。」

乱暴に過ぎる寝かしつけ方ではあるが。

「………それならいいけど。
 同じ依頼を受けてきたなら残念でした。 もう終わったわ。」

両手を見せれば、少しだけ肩から力を抜いて。長い槍を地面に突き刺し。
短い槍一本を手元に引き寄せるあたり、やっぱり警戒はしているのだろう。

ブレイド > とりあえず言葉が通じる分、獣よりはマシらしい。
相手が文字通り矛を収めてくれたことで、こちらも手を下ろす。

「へぇ、生け捕りか。よくやるもんだ。
オレは別の依頼の帰りでな。
別にアンタの仕事を横取りしようなんてわけじゃねーから安心してくれ」

乱暴に転がされている賊に視線を移せば…
確かに息がある。
槍で、手練の賊を、一人も殺さず生け捕り。
……やりあってたら無事では済まなかっただろう。

「で、野営しようにも賊がいるって噂を聞いてたんでさっさと抜けようと思ってたんだが…
どうやらその心配もなくなったみてーだな。
ありがとよ」

礼を言いつつも、警戒を続ける槍の女性の様子を見る。
まぁ、そう簡単に気を抜くことはないだろう。
おそらくは警戒心というか…気質が強いのだ。いってしまえば凶暴…といったところ。

「で、抜けるにはちっと遅いんでな。ご一緒させちゃくれねぇか?
見張りとか、交代でしたほうがいいだろ?それこそ生き残りがいるかも知れねぇしな」

ルルーサ > 「褒めたって何にも出ないわよ。
 ……ま、多少は怪我をしたけど、どうってことはないわね。
 群れなきゃ悪いこともできない半端ものなんて、どうせこんなものよ。」

辛辣な言葉を吐きながら、フン、っと鼻を鳴らす。
プライドも高いのだろう。

「………一緒に?

 ………………分かったけど、見張りは私がやる。
 私の証明はほら、こいつらの惨状で十分でしょう。

 逆に私はそっちを信用できるもの、無いもの。
 疑ってるとかじゃなくて、当然の話でしょ。」

私は寝ないけど、追い出すことはしないわ、と、ちょっぴりと偉そうな表現で。

ブレイド > 「そいつは心強いってもんだ。
ま、そりゃ違いねぇ。群れなきゃ何もできねーってなら
思った以上に大したもんじゃねえのかもな。
アンタはそうじゃねぇみたいだが」

プライドが高い。
やりづらいが…機嫌を損ねれば槍が唸らないとも限らない。
正直…気が長いようには見えない。

「そうか。
それじゃオレの居心地がわりぃ。
そうだな…じゃあ、オレの荷物、武器ももちろん
アンタに預ける。
もしなんかあったら返してくれりゃいい。
それに、丸腰の男一人、アンタなら寝起きでも槍でどうにでもできるだろ?」

荷物を下ろせば、枕にでもしてくれやとひらひら手をふる。
別に寝ないことに関しては構いはしないが
ただ居場所をたかってるというのもあまりにあまりだ。

ルルーサ > 「別にいいわよ。
 殺すつもりなら私が気が付いてない時にナイフでも投げるなり、火を消すなりするでしょ。

 ………それじゃ、私がとりあえず寝ないけど休憩してるから、周囲の警戒でも頼むわ。」

ふー、っと吐息をつきながら、渋い顔で提案に妥協をして。
プライドは高く、言い方がキツいが。まあ、それなりに妥協くらいはしてくれるらしい。

焚火の傍で、傷口に手を当てて治療を続ける。
魔法も使ええるのか、そっと撫でれば細い傷はふさがっていき。

「………それに、丸腰じゃなくても大丈夫だもの。」

やっぱりプライドは高くて一言多かった。

ブレイド > 妥協はしてくれるようだが…
楽しく談笑をする、という感じでもないらしい。
どうりで仲間もいないわけだ。
実力があっても人に好かれるタイプではない。

「そりゃどーも。
だが、怪我したってならすこしくらい……」

少し気を回すも、彼女が傷口を撫でればそれも消える。
万能選手と言ったところか。
一人でなんでもできる…それ故のプライドか。
かといって、こちらも一人でやってる身。舐められるのは面白くない

「そりゃお強いこった…あやかりてーもんだね」

思った以上に鼻っ柱の強い女性らしい。
かといって、ここで休まなければ、旅籠まで歩く羽目になる。
一人よりも二人のほうが安全などというのは駆け出し冒険者でもわかる。

ルルーサ > 見立て通り。ギルドからも厄介者扱いではある。
ツンケンしたまま、ゆっくりと傷を癒し。

「……怪我は“した”のよ。 してるわけじゃないからね。
 いいじゃない、一人で旅をする時点で悪くはないと思うけど。

 ま、普通に考えて数人で旅した方が便利で楽なんだから、あやかる必要はないでしょ。

 なんで一人で旅なんかしてるわけ?」


言葉の一つ一つは相変わらず剣呑で鋭いままだけれど。
一応、理由を聞こうとしてくる。

ブレイド > 可愛くない女とはよく言ったものだ。
いちいち食って掛かるような言い方には呆れるどころか感心してしまう。
よくもまぁ無意識に喧嘩を売れるものだと
だが、彼女流にこちらをそれなりの評価?してくれているのだろうか。

「褒めていただき光栄だ。っと
ま、こっちにも人と一緒にやれねぇ理由ってのがあるのさ。
一人は気楽ってのもあるけどな」

彼女に荷物を渡す前に、水袋と保存食一式だけは抜き出しておく。
本来なら野外料理でもとなるのだが
流石にそうもいかないだろう。雰囲気的に。

これもんでねと、フードを軽く引っ張れば
素顔になにかみられたくないものがあると察してもらえるか。
実際にはミレーであることを隠しているのだが…

ルルーサ > 「なるほどね。
 理由があるなら仕方ないわね。

 賞金首、って雰囲気でもないけど。」

荷物を受け取れば、間でいいわ、と二人の間に置く。
特に敵意こそ向けてはいないが、特に察してくれるわけでもなかった。
とはいえ、深入りしてなんで? と聞いてくるわけでもなかったけれど。

「………確かに、私もここにいることを知っていて奇襲したからうまくいったけど。
 一人で歩いてて奇襲される側だったら危なかったかもね。

 毒とかを塗られてたらアウトだったし。」

特別楽し気でもないが、会話くらいはゆったりと始めてくれる。

ブレイド > 「そういうこった。
ま、賞金首ってわけでもねぇさ。
そんなんだったらそもそもギルドに弾かれてる。
一応冒険者ってやつでね。
聞いたことはねーだろうけど、ギルドに聞きゃそういうやつがいるってのは確認できるだろ。
ブレイド・エッジって名前でよ」

荷物を挟めば、警戒しつつも腰を下ろす。
最初の敵意から比べればかなり軟化しているようには見えるが…距離は相変わらず。
だが、深入りしてこないのはこちらにとっては逆にありがたい。

「ここにいた奴らってのは結構やり手だったらしいからな。
正面からってのはまずかっただろうな。
奇襲ってなら準備できなかったってだけで、本来なら毒やらつかってたかもだしよ。

ま、運も実力っていうじゃねぇか。楽できてよかったな」

会話を始める女性。
ツンツンしてはいるが…会話に飢えていたのだろうか?
それならば多少は可愛げもあるのかもしれない。

ルルーサ > 「………ルルーサ。」

相手が名乗れば、渋い顔をしながらも名乗る。

「別に確認したりはしないけど。
 ……それに、ギルドにはあんまり立ち寄らないから。
 仲が悪い奴が多いのよ。」

は、っと鼻を鳴らしながら顔をしかめて。
まあ、この性格では敵だらけだろうか。

「そうね。 本来でいったら負けてたかもしれないから、楽ができたっていえばできたのかしら。」

会話は始めるも続かない女。割とこう、会話下手でもあった。

ブレイド > 「へぇ…」

噂では聞いたことがある。
手練ではあるが生意気な女がいると。
ギルドで髭面のおっさんが今度あったらぶち犯してやるとか喚いていたっけ。

「ふぅん、じゃ…依頼ってのはだいたいギルドを通さねぇもんなのか?
そいつはあぶねぇな。
ギルド外で仕事うけたやつが騙されてえらい目にあったって話も聞くってのに」

このようすじゃ、たしかに好色で実力のともなわないような連中には敵視されるだろう。
声も顔もスタイルも悪くはないってのに
表情と口調で台無しになっている。

「そういうこった。オレも一人で大勢とやりあおうってときは
闇に紛れたりするスキを突いたり…
槍で隠密ってのも大変そうだがな」

とりあえず自信がありそうな槍。会話のきっかけにはなるかも知れない。

ルルーサ > 「……通すようにはしてるけど。 悪い依頼ばっかり回されるようになったから顔は出してないわ。」

フン、と鼻を鳴らして。
ギルドに対しても割と敵対関係を作るあたり、ダメな大人だった。

「むしろ、直接自分から聞いて回って引き受けた方が悪意が無くていいわ。
 幸い、噂くらいは広まってるみたいだし。

 本来、隠密行動は苦手なのよ。
 正面から一対一の方が得意。
 槍も魔法もリーチはある方だしね。」

ぴっちりと身体に張り付くようなスーツは確かに肉感的で、視線はたっぷり集めることは容易に想像ができるだろう。

ブレイド > おそらくギルドの受付…
いや、事務仕事、飲食店そういった商売をしている人間を
ことごとく下に見ているのだろう。
嫌な顔をされても仕方ない。ギルド側が悪意ある仕事選びをすることをやめさせないのも
彼らが相当腹に据えかねてることの現れだ。

「そりゃついてねぇな。アンタは実力はあるが…
そういうところでついてねぇみてーだ」

オブラート、オブラート。運が悪いせいだとは言うものの
その実、原因ははっきりしている。
が、それを言ってしまえばおそらくは彼女の棘は鋭くなるばかりだろう。

「それならいいがね。敵が多いってならそれもあんまな。
アンタをどうこうしようって奴らが仕掛けてくるかも知れねぇし。

まぁ、そりゃいい。
アンタなら一人でどうにかできるだろうからな。
それにしても隠密が苦手ってわりにゃ大したもんだ」

苦手と言う割には賊を全滅させているあたり、やはり実力そのものはあるのだろう。
その、装甲が全くついていないスーツも自信の現れか。
自らの美しさの自信という意味でも。

ルルーサ > 「違うわよ。 男が嫌いなの。
 この冒険者の世界で動いてるの、半分以上男でしょ。
 世界の半分以上を嫌ってるんだもの、うまくいくわけないでしょ。」

どうやら、バカではない、のかもしれない。
状況も原因もわかっていて、それでいて迎合しない。
唇を尖らせる様子は、拗ねているようでもあり。

「まあ、………知り合いに取ってきてもらったりすることはあるけど。
 アンタもわかるでしょ。
 なんだかんだ、荒事専門の人間は立場があんまりないのよ。

 荒事“だけ”ってタイプの人間ね。
 私もそうだから分かるんだけど。」

……ふん、と拗ねたように息をつく。
特に男の視線にも気にする様子もなく。

ブレイド > 「はー、そりゃそうだ。
なんか嫌な目にでもあったか?そりゃご愁傷さま。
でもま、アンタくらい実力がありゃ、そんなに威嚇しねーでも認めてもらえるんじゃねぇのか?」

なるほど、思った以上に彼女なりの理由というものはしっかりしてそうだ。
理由はわからないがならば何故その世界で今なお働いているのか。
迎合もせず、恭順もせず、すねた子供のような態度を取るだけでは…
まぁ、孤立もする。

「ま、そりゃな。荒事だったら傭兵に任せりゃいい。
そうじゃなけりゃ危険な橋を渡らせるようなやつをな。
とはいえ…器用に立ち回れるようなタイプじゃねぇだろ、アンタ」

器用にできると言ってもおそらくそれは戦闘に限ったことだ。
器用貧乏の自分とはすこし事情が異なるだろう。

ルルーサ > 「………うっさいわね。
 その通りよ。 なんだかんだ褒められて、その後襲われてを3回繰り返したら、流石にやんなるわよ。」

信頼を幾度となく裏切られてきた。
まあ、その原因は自分の身体にあるのだけれども、それは彼女の自覚はなく。

「………よくわかってるじゃない。
 器用に立ち回ることができたら、一人でこんなとこで野営なんかしてないわよ。

 うっさいわね、なんか話してたら腹立ってきたわ。」

ふん、と鼻を鳴らしながらも、本気で怒っているというより、自分にあきれているかのような。

ブレイド > 「…ついてねぇな。思うところはいくらかあるが
陰険なやり方ってのは感心しねーや」

いくら彼女の鼻っ柱をへし折りたいからと言って
だまし討ち3回はあきれてしまう。
言いたいことは解るが、彼女の信頼というもの…おそらく伝え方がびっくりするほど下手なのだろう…。

「…まーな。オレは少しは小器用なんでな。
わりと野外料理もイケる方なんだぜ?
ま、男の料理なんざ信頼できねーだろうし見せることはねーだろうが…

っと、やめてくれよ?癇癪起こすのはよ」

意外と聞き分けがいいのか?
少しツンケンしているが、物分りがいい。
それに、男が嫌い…というわりにはわりと素直だ。

ルルーサ > 「……だから男は嫌いよ。」

まあ、そういう意味では背中がさみしそうに見えるかもしれない。
プライドの高い喧嘩腰の女ではあるが。

「別に信用してないわけじゃないわ。
 私の方が上手だと思うだけよ。

 それに、食べるかわかんない何かに混ぜるなんてへたくそな方法、取らないでしょ」

フン、と、今度はあえて狙って偉そうに胸を張って見せて。
偉そうな姿勢は崩さないけれども、少しだけ笑顔も見える。

ブレイド > 「男に限った話じゃねぇが…少しは同情するぜ。
そういうのは嫌いかもしれねーが」

プライドが高い彼女だ。
同情という言い方は好きじゃないかも知れない。
だが、それでも、自分が招いたとはいえ、信頼を陰湿なやり方で返されればこうもなる。

「へー、そうかい。
じゃ、ごちそうしてくれねーか?
アンタは一服盛るなんて卑怯な真似はしねぇだろうしな。
アンタの腕前ってやつがどれほどか、勉強させてもらいたいもんでね」

スーツに包まれた胸を張って少し得意げに笑うあたり
やはり可愛げがあるように見える。
孤立状態が続き、少し寂しかったのだろうか?

ルルーサ > 「フン、別にどっちでも。
 今のままで仕事は十分こなせるし、歯噛みして悔しがってると思えばスッとするわ。」

状況に対して困ったり嘆いたりはせず、もっと牙をむいてかみついてくる女。

「…残念。
 私一人で過ごすつもりだったし、一晩で戻る予定だったからそんなに調理器具も食料も持って来てはいないわ?

 それに、めんどくさいことはしないの。
 ただでさえ怪我で疲れてるってのに。 肩が凝ってるのよ。」

ふふーん、と鼻を鳴らしながら言い放ってやって。
会話していけば次第に、あえて調子にのったような態度も取る。
根は調子が良いところも、あるのかも……? 常に偉そうなのは相変わらず。

ブレイド > 「したたかで何よりだ。
ま、お互い一人でやってるもんだしな。
多少は気持ちがわかるかもなってとこだ。
一人でうまくやってると、どうしてもやっかみ買うもんだしな」

攻撃的な姿勢は崩さないものの、凶暴性の裏側を少し見たようで
先よりはこの女性に対して寛容になれている。

「ま、槍使いだしな。
肩もこるんじゃねぇかな…
で、なんだ?ひましてるならマッサージしろとでもいうか?」

肩がこるのは別の理由もあるかも知れないが。
こういうところを見ると、御しやすさも見えてくるのが不思議だ。
悪人ではないが…おそらく、強気すぎる性格が悪い咆哮にばっかり向くのだろう。

ルルーサ > 「見苦しいものだけどね、嫉妬は。
 ま、嫉妬させるくらいになったと思えばね。」

相手が割とこう、雰囲気を少しでも緩めようとしていることがわかれば、別に悪い気はしない。
まあ、いいけど、くらいの雰囲気をまとわせつつ、肩から力は抜けていくようで。

「長いのと短いのをどっちも持ち運ぶの、ちょっと後悔してるわ。
 かといって、マジックアイテムを選び放題、ってほどは稼ぎが無いし。

 マッサージねぇ、変なことしたら殺すけどそれでもいーのかしら。」

なんて、出会った頃と比べれば幾分か、柔らかいところも見えてきている。
 

ブレイド > 「一人でやる分、取り分も多いしな。
みんな儲けてるやつが嫌いなのさ」

確かに嫉妬もあるだろう。
性格を差し引いても、優秀なやつ、うまくやってるやつは
そうでないやつの反感を買いやすいのだから。
そういうものにさらされ続けていたからこそ、彼女は意地になってたところもあるのだろう。
肩の力を抜くのを見ればこちらも少し口角を上げて

「ま、稼ぎに関しては今後次第だろ。うまくやったらかえばいいさ。
ま、なんにしても槍ってのは取り回しもわりぃし、腕回りの負担がでけえしな…

…流石にコイツラに先んじて死にたかねえよ。
場所借りてんだ。アンタに従うって」

先ほどと同じように手を上げてひらひらと。
歩み寄って彼女の背後に

ルルーサ > 「………はいはい、それじゃ任せましょうか。

 いっとくけど、……割と感覚鋭い方だから、あんまり強くしたら怒るわよ。
 痛いとかそういうの、結構感じる方だから。」

ったくもう、などと言いながらも、素直に背中を向けて。
ツンケンしているのは見た目だけで、無防備な背中を晒す。

「……肩当て、邪魔よね。」

更に肩当まで外せば、薄手のスーツだけの姿。
騙されやすそうなオーラまで感じ取れるかもしれない。

「………そうだけど、まあ、槍使いだったからこそやってこれたところもあるし。
 剣とかだと、腕力の強い相手にはかなわないのよ。」

ブレイド > 体を預けるあたり、甘さが残っているというか
本来人がいいのかも知れない。
実際、三回騙されてるわけなのだから
結構なお人好しである可能性がある。

「小器用だって言っただろ。
ま、自分でも凝ってるときによくやるもんでな。
少し勝手は違うがよ、それほどまずいことはねぇと思うぜ?」

肩当てを外し、背を見せるルルーサ。
人がいいというか、単純というか…
だが、騙す気はこちらにはない。スーツの上から肩に触れて
ゆっくりと凝りを解していく

「ま、得物にゃ一長一短あるしな。合うもの使えばいいさ。
アンタの場合は肩肘張りすぎってのもあるだろうが」

あと胸。

ルルーサ > 「………それならいいけど。」

得意だ、というのであれば任せるとしよう。
薄手のスーツごしには筋肉の凝りまでよくわかる。

「………一人だとどうしてもね。
 緊張ばっかりよ。アンタもそうでしょ。」

ぐ、っと押してやると、心地よさそうに声を漏らして、はあぁ、っとゆったり吐息。
ん、ん、っと鼻にかかった声も漏れ。

ずっしりとしたふくらみは……スーツに触れればわかるだろうが、不健康なくらいにぎゅう、っと締め付けている様子。
見た目も大きいが、自由にしていると武器の取り回しに不便なのだろう。

ブレイド > 「こりゃひでえな…石みてーだぞ…」

触れてみればよく分かるが
スーツはだいぶ薄いようで防御よりも動きやすさ重視のようだ。
これでこの硬さなのだからだいぶ凝っている。

「まぁな、野営地で寝るのも安全確認しねーとだしな…
それでも安心できねえし…っと…
このスーツ、少し緩められねぇか?
拘束がきついってのもよかねぇみてーだぜ?」

筋肉のハリもだが、胸元、スーツといった部位をみると強い負荷がかかっているのもよく分かる。
大きい分、胸の動きを最小限にするように締め付けておかねばならないのもわかるが。

ルルーサ > 「………そうだとは思ってたのよね。
 まあ、身体とは付き合っていくしかないんだけど。」

………んー、っと相手の言葉に少しだけ悩む所作を見せて。
その後、ベルトや紐を緩めていく。

「狼でも来たら任せるわよ。
 まったく、………注文が多いわね。」

ぶつくさ言いながらも、言うことは素直に聞く。
緩めてやれば、更に質量を増したように見える胸は予想通り。
胸元は僅かに見えるが、白い素肌の谷間も見えるかもしれない。

ぶつくさ言っている彼女からは、警戒心があまり感じられない。
どうやらトゲトゲしいのはこういった緩さがあるかららしい。

ブレイド > 「多少は気ぃ抜いたほうがいいぜ?
確かリーンにあっただろ九頭竜の…」

いい噂はあまり聞かない温泉ではあるが
ある程度の警戒心があれば問題はないだろう。
とはいえ、こちらの言うことをすんなり聞いて拘束をゆるめるあたり
少し心配は残るが。

「ま、それくらいはな。
そういうなよ。多少は腕、あげれるようになったんじゃねぇか?」

彼女の肩から二の腕周りをもみほぐし
肩甲骨、背中のあたりにも触れる。
豊かな胸元に少しだけ視線がむくが…これは男なので仕方ない。

ルルーサ > 「……あそこね。風呂はどちらかといえば一人で入る方が好きなのよ。
 いい部屋取って、自分だけの風呂の方がね。

 ……多少だけど。
 まあ、腕を上げるくらいならね。」

ん、っと腕を上げてみる。 肩甲骨や背中に触れれば、んぅ、っと声が漏れて。

「……んん、割と、いいかも。
 ………まだ、大丈夫?」

ふー、っと声を漏らしながら、言外にもっと、と甘えてくる。
肩、背中、二の腕はまだいいのだけれど。

「……っ!……」

ぞくん、っと。脇腹やら腋あたりに触れれば、それだけで息をのんで身体を反らして。

ブレイド > 「まぁ、そりゃわかんねーでもないけどな。
九頭竜方面までわざわざ行きたかねぇだろ、風呂のためによ。
湯上がりにほぐしゃもっと良くなるはずだからな。
機会があったら、風呂上がりにストレッチでもだな…」

返事をしつつ、彼女の背筋を指圧していく。
少し色っぽい声が漏れたが…

「ん?おういいぜ。
せっかくだ。全身やっとくか?」

少しばかり可愛らしく感じつつ、こちらも頼られれば悪い気はしない。
脇腹、腋といった敏感な部分にもたまに指を滑らせるが
そのたびに震えるあたり、鈍感というわけではないようだ。

ルルーサ > 「………ストレッチね。一応してはいるんだけど。
 最近はちょっとイライラするとすぐ寝ちゃうから。」

全身、という言葉にびくっとして。

「……そ、それは、そうね。 どうしようかしら。
 あんまり外でリラックスしきるのもよくないし。

 ……っ、は、っ!」

指を滑らせるだけで、ぴくり、ぴくりと震えて。
んん、ん、と悩まし気に声を漏らして。 くすぐったいものには弱いのか。

ブレイド > 「そりゃ気質の問題だな。ま、変に当たり散らすよりはいいがな
体動かすってのも気分転換になるからよ。
日課にしたほうがいいぜ?」

アドバイス…になっているかどうかはわからないが
彼女に言葉をかけつつ
少し力を込めて、張り詰めた筋肉を解していく。

「じゃあテントでも貼っとくか。
せっかくだし、疲れは取っといたほうがいい
…脇腹は弱いみてぇだな。あんまさわんねぇようにしとくよ」

意外と敏感な上に、声がいちいち艶っぽさをもっているため
どうもこちらの精神衛生的によろしくはないが…。

ルルーサ > 「日課ね。………まあ、これ以上固くなっても戦いに影響が出るか。
 ……か、帰ってからにした方がよくない?」

相手の言葉に少しだけ目を伏せて。

「んぅ、っ………」

でも、力を籠められれば声が弱々しくなって。任せるけど、と小さくつぶやく。

「………く、くすぐったいのに弱いのよ。
 やるなら強くやってくれれば………ん、わかんない、けど。」

ブレイド > 「帰ってからって…宿一緒にすんのか?
オレはいいがよ…」

ほぐれた肩から手を離し、強くやってくれればと言う彼女の言葉を聞けば
脇腹に手を回し、少し強めに圧をかけてみる。

「オレは構わねーが…あんま無理すんなよ?
ダメなもんはダメっていうんだぜ?
あんま無理してマッサージなんざするもんじゃねぇし…」

ルルーサ > 「泊まらせるとまでは言ってないでしょ!
 何考えてんのよ。」

ぎろり、と睨んで不満そうにしながらも。

「ひゃぅ、ぁ、んっ!?」

脇腹は弱かった。強くやれ、って言っておいて、強くやってしまえばふにゃん、と力が抜けてもたれかかって。

「…………き、気持ちはよかったから、その。
 ただ、まあ、うん、…………やめとくわ。」

妙な声を出してしまった自覚はあるのだろう、耳まで真っ赤にして。

ブレイド > 「考えてねぇって。一応の確認だ
泊まらねぇにしても、部屋にはいることにはなるだろうが…」

睨まれると、少し困ったように。
まあ、彼女の言うことも最もなのではあるが
彼女の帰ってからするという言い方も悪い気がする。

「っと…」

思った以上に声が出た。
どちらかと言えば可愛らしい声といえる。
思わず笑ってしまいそうになるが、なんとかこらえた。えらい。
もたれかかる彼女を支えていると、少しいたずらごころが。

「そうか?よかったってなら効いてるってことだぜ?
そうなら重点的にやっといたほうがいいんじゃねぇかな」

もういちど強めに

ルルーサ > 「……本当に? まあ、ならいいけど……。」

ぶつくさと言いながら、少しだけ身体を起こそうとする。
割とそこまで怒りは長続きしないタイプではある、のだが。

「………んっ、ぅうう、んっ!?」

ぎゅっと強めに指が食い込めば、思わず声をこらえながらのけ反って震えて。

「……っ、だめ、ダメだって、ば……っ……ぁ、あぁ……」

弱々しい声。ぞく、ぞくん、っと身体を震わせながら小さな声で哀願して、首を横に振る。
食い込んだ指を動かされたら、ダメになりそうな予感がはっきりと。

ブレイド > 結構甘い。
結局自分を入れいれてくれているあたり孤独に疲れているのかも知れない。
指を脇腹に食い込ませ、彼女の声を聞けば
少し甘ったるくも感じる。

「宿でやるにしても、手間を省かねぇと泊まりになっちまうかもだしな」

食い込ませた指を動かし
彼女の弱い部分を強めに押して

「ダメなもんとか悪いとこってのははっきりさせといたほうがいい」

ルルーサ > 「あぅ、ぁあ、あぁああっ……」

指を動かせば、悩ましい声をあげながら身体を震わせて。
首を何度も横に振って。

「……そ、それ、それが、ダメだから、ほんと、にぃっ………!!}

何度も、何度も。
指が食い込むたびに身体を震わせてのけ反らせ、甘い声がひっきりなしに漏れて。
くてり、と力が抜けていって、無抵抗に。

ブレイド > 全身を震わせ、甘い声をあげ、脱力するルルーサ。
スーツ越しなのだがその肌の艶めかしさも伝わるようで
しかし、よわいにしても…まさか…

「あー…えっと、わりぃ…」

流石にここまでとは思わなかった。
まさか、絶頂するほどによわい…いや、マッサージで性感を感じるほどに敏感とは。

「ここ、大丈夫か?」

確認するように、脇腹から腋にかけて指を伝わせ

ルルーサ > 「……ダメ、って、言ってる、じゃ、ない…………
 聞いて、なかったの……っ!」

ちょっとだけ怒るそぶりを見せるも、手に力も入っていない。

「ダメ、だ、ってぇっ………!!」

指が滑るだけで、身体をぞくりっと震わせて。
あ、あぁ……っ、と、甘い、とろけるような声をあげてその場に崩れ落ちて。

ブレイド > 「あー、えっと、わりぃ」

なんというか、こうなってくるともはやただ可愛らしいだけだ。
先から漏れる声もすっかり力なく蕩けていて。
男が嫌いと言っていたくらいだ。
そういうことはかなりご無沙汰だったのだろう。
おかげさまで耐性がまるでないのかも知れない。

「やめとくか?」

少し、意地の悪い言い方になってしまったかも知れないが…
騙す気はないので、彼女の意志の確認をしなければなるまい。

ルルーサ > 「……やめる。」

顔を手で覆って。ぽそりと小さくつぶやいた。
あまりに恥ずかしいのか、顔を見ることもできないらしい。

「………………忘れて。」

次に出てきた一言はそれだった。
顔を覆ったまま、ぴくりとも動かない。

ブレイド > 「そっか…えーと…なんだ…その……」

やめるという彼女。
だが、なんというか…もっとみたいと思ってしまった。
少し強気であった彼女が甘い声をあげる姿を
可愛らしいと思ってしまったがゆえ

「…可愛いんだな、アンタ」

正直に口にして

ルルーサ > ………

「よし、オッケー。 とりあえずアンタ立って見張りしてろ。」

ぎろり、っと睨み。
何とかいつもの調子を取り戻せばつんつんとした態度に戻って。

短い槍を手に取って言い放つ。

「………いいわね、忘れなさい。 何もなかった。 何もなかった!!」

強く相手に言いながら。

ブレイド > 少しだけ調子が戻ったようだが
先のような威圧感はあまり感じない。
先程のような顔を見せられてしまえば、まあ…しかたない

「………へいへい」

ここは素直にいうことを聞くところだろう。
でないと、頭に穴が開く。

だが

「だまし討ちはしてねぇんだから、多少は信頼してくれてもバチはあたんねーだろ?」

さっきの状態で彼女を犯してしまおうと思えばできただろう。
だが、そうしなかった。

ルルーサ > 「ぐっ………口が減らないわね。」

………一瞬、不満げにぎろりとにらむも。

「………私は疲れたわ、ちょっと休むからしばらくは頼むわよ。」

信頼する、とは言わない。
言わないけど、行動で示そう。 ふん、と鼻を鳴らして横になって目を閉じる。

ブレイド > 「かわいらしいこった」

口に出さずとも、信頼を表してくれるあたり好感が持てる。
最初は鼻っ柱が強いツンケンした女だと思っていたが…

周囲に馴染めないことに疲れた女だとおもえば
可愛くも見えてくる。
彼女の言うとおりに見張りにつきつつ、毛布をかぶせ

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