2020/04/10 のログ
イリス > 元々そう言う話はあまり得意ではなく、続くならば困る事に。
ならばいっそぶん殴れば無理でも終わるという少々危険な思考。
勿論殴る時は本気なのだが少年には判らない筈の事。
ただ同時に面倒見も良く、一人で放って置けないと思う程度にはお節介。

「私も女なんだぞ。出来るなんて過信は出来ねーぞ。
それにな……結局殴り倒したら後は自分で運ぶんだしな」

それなら最初から自分で運ぶ方が早いという考え。
それにその方が安くもつくとケチな一面も見せて。

「置いてったらこの国で娼婦になるしかねーだろ?
それにそうするのも夢見が悪いしな…お陰で数年は足止めだって」

妊婦を連れて旅を続けれない、それと同じ理由で乳飲み子を連れても却下。
ならば旅が出来るようになるまで待つしかなく…仕方ないよなと肩を竦めて。

ブレイド > 人の良さはなんとなく察している
それに、外から来たシスターならばノーシス派というわけでもないだろう。
それなりに信頼に足る女性という印象をもてる。
少なくともミレーであることが悪い方向に向くことはないだろう。
彼女に関しては。

「ま、そりゃそうか。
このへんだと女一人なんざ…とくにあんたみたいなのはいい食いもんだしな。
一人でもちょっかいかけてくるやつは多いんじゃねぇの?」

服装もそうだが、顔立ちも整っているように見える。
ガラは悪いが、それに目をつぶれば美人シスターと言ってもいい。

「…ま、そうだな。アンタも同じ目にはあわねぇようにな。
二人揃ってじゃ、もう国にも戻れなくなる」

そうなったらなんの意味もあるまい。

イリス > 「…どうかしたか?」

話している最中に少年の気配が変わった感じがして問いかけ。
敵意やそういうのではないがなぜか気になってしまい。

「そう言う奴は本当に多いってな。何人かかち割ってやってどな。
まあ……そうだな……」

ちょっかいと聞かれれば思い出して不機嫌になり。
そして最後に何を思い出したのか挙動不審となってしまう。

「いわれなくても判ってるっての……。
まあ、あれだ……当たってねーし…セーフだせーふ」

本当に小さくそう呟き、大丈夫だと言い聞かせるようにして。

ブレイド > 「あー、べつに。
アンタはわりーやつじゃなさそうだなってな
少し安心したとこだ」

敵意だ何だに関しては、女性である向こうのほうが気にするべきことだろう。
だが、少なくとも自分も相手に対しては安心できるということは伝えておく。
油断させるための言などと曲解されなければ、悪感情をもってないことはわかってもらえるだろう。

「…お前、そりゃやべーぜ?
危なけりゃ殺るしかねーかもだけどな…
兵士とかに手を出してみろよ。しょっぴかれっちまったらもうどうしようもねぇ
娼婦なんて生易しいもんじゃ終わんねーぜ?あんたも、連れもな」

かち割ったという話。
当然ではあるのだろうが、それゆえに相手を選ばなければ大変なことになる。
とはいえ、一旦国外まで行けたのだからいらぬ心配なのかも知れないが。
しかし、続く呟くような言葉にため息

「わかってんならいいんだけどな。
…手遅れってことはねぇよな?たぶん」

イリス > 「そうか?それならいいんだけどな。
私はシスターだぞ、初めて会ったやつを襲ったりするかよ。
ま、お前も悪い奴じゃないみたいで安心したよ」

最初は襲われてもどうにか出来るという考えであったが普通に話ができ。
そして今まで襲うチャンスはいくらでもあっただろうがそうしない事に大丈夫と肩の力を抜いて。

「流石に殺してねーぞ。痛い目にあって貰っただけだ。
そこは気を付けてるから大丈夫だって。
私だってな、広場であんなにされる趣味はねーぞ」

何度か見た街中の広場で行われていた凌辱の光景。
あんな目にはあいたくはないと首を振り、気を付けていると。

「当たり前だろ…私はまだ餓鬼を産むつもりはねーよ。
腹は膨れてねーし大丈夫だって。
っと……乗合所が見えて来たな」

指を折って数え大丈夫と納得して少年に告げ。
そうして話しながら歩けば前方に乗合馬車の駅が見えてきて。

ブレイド > 「ハハッ、そりゃ良かった。
下着見せたから生かしちゃおけねぇとか言われたらどうしようかと思ったぜ。
同じくオレも女襲ってどうこうする趣味はねぇ」

お互い気を抜いて話せる相手だと認識できれば
少しは足取りも軽くなる。
王都までの道でなにかあったとしても連携が取りやすいだろう。

「おいおい…よけーよくねぇって。
逆恨みされてたら、王都に戻って見つかった時点でおしまいだぞ?
忘れてもらってることを願うんだな。広場ならまだマシな方だしよ」

かわいがってもらえているぶんという意味で。
もっと趣味の悪いやつはいくらでもいる。
陵辱だけじゃ収まらないような連中も。

「楽観的なこった。次は気をつけるんだぜ?
ん、そか、そうだな。
あんたはどうするんだ?」

目を細めれば駅が見える。
少し歩けば到着するだろうが…

イリス > 「だから思い出させるなっての。殴って忘れさせるぞ?
襲うならとっくに襲ってるよな」

気軽に話を出来る少年はこの国の出会いではいい縁といえるもの。
一人ではどうしても歩いていると自覚する時間も話していればそれもなく。
万が一夜盗が現れても少年とならば対処できるというそれなりは確信は持てて。

「そん時はまたかち割るだけって、心配性だな。
あれでましなのか……?」

あの悲惨な光景がマシと言う少年を驚いてみてしまい。
あれ以上の事など想像ができなくて。

「判ってるっての。次はもうねーしな。
私か?そーだな……今日はここに泊まってくか」

駅が見えて問われ場そんな一言。
乗合馬車の駅とは言え簡易の宿泊所程度はあるはず、そこで世話になる事を告げて。

ブレイド > 「そういうこった、命だって惜しいしな」

彼女の言葉に軽口を返せる程度には心を許している。
女性らしさにかける言葉遣いだからこそというところもあるが
男友達と話しているような感覚も得難いもので、なんとなく気が楽だ。

「マシだ。見せつけるってなら体面を気にしてるってことだしな。
飼い殺されたり、売りに出されたりだともっとひでーんじゃねぇか?」

五体満足であるならまだまし。
彼女が驚くのも無理はないだろう。
自分だって、あれがマシだとはおもいたくはないし。
だが、今まで見てきたものを思えば、そう言わざるをえない。

「ふーん、そっか。
じゃ、オレもそうするよ。
袖触り合うもってやつだ。一人で行くよか安心できるだろ?
あんたに恨みのある兵士なんかにあったら最悪だろうし」

採取依頼ではあるが、急ぎというわけでもない。
人のいいシスターに付き合うのも悪くはない。

イリス > 「殺さねーっての。けどな、そう言うのを素直に言うのは良いと思うぞ」

少年の言葉に反射的に突っ込んでしまうが顔には笑みがあり。
名前も知らない間柄ではあるがこうして気軽く話せるのは少年の人柄かもしれず。

「効きたくない話だよな、それ。
そう言う最悪には本当になりたくねーっての」

その話に最悪はそのまま飼い殺されると言う事はすぐに判る事。
不審者を殴るにしても加減をしなければと今だけは思い。

「いいのか?部屋は一緒になりそうだけどヤらせねーからな?
最近のこの国は判んねーし詳しいのが居ると安心はできるか…。
そう言うのに会ったら一緒に逃げようぜ」

少年の言葉に最初は突っ込みを入れるが、純粋に心配しているのが判り冗談も口に。
そして駅にと着けば早速と少年と共に宿泊所を借りと向かい。
そうして休むその時まで名前を名乗り合ったり、色々と話したりとするはずで…。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からイリスさんが去りました。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からブレイドさんが去りました。