2020/02/18 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 「あぁぁぁ…ぐぁぁぁ……」

街道沿い、呻くような声を低く漏らしつつ
冒険者は木の根元に座っていた。
かすり傷がいくらか、そして、顔にも見える疲労。
傷は大したことはないが、なぜこんな事になっているのか。

つい先程、近隣の村までの護衛依頼を終えた帰り。
依頼の途中野盗を追い払ったのだが、帰りに仲間を連れて戻ってくるとは思わなかった。
護衛を優先し追撃を怠ったために起こった事態であった。
今度は手痛い損害を与えたから戻ってくることはないだろうが…つかれた。

すこし離れた木陰で休息をとったというわけだ。

ブレイド > 少し前であれば、野盗数人にほぼ無傷…などというのも無理だったのだが
今は多少疲れる程度であしらえるようになったという意味では、自身の成長を実感するのだが…
このような面倒はできれば避けたい。
実際、ものすごく疲れた。

「…はぁ……」

一太刀で戦況を打破するような者たちに比べればまだまだであろうが
数人を相手どれる程度には強くなった。
魔物退治の依頼もいくつかこなすようにもなったし…

「ま、オレも多少はな…」

努力はしている。
しているが…改めて実感する機会はあまりなかったので、なんだか感慨深い。

ブレイド > 疲れたし、しばらく休憩するのもいいかもしれない。
先の野盗はもう来ない。
十人に少し足りない連中の約半数は戦闘不能状態にしたのだから…
来たとしても相手に勝機はない。
ならば、ここで一泊してもいいだろう。
そもそも、街道なんて場所に常駐する野盗などそうはいないのだ。
先の連中がいることから、同業者や魔物のたぐいもいないことがわかる。

「テント…はめんどうだな…」

少し休んでからでいいか。
木に体を預けたまま目を閉じる。

ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からブレイドさんが去りました。