2020/01/28 のログ
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」にタマモさんが現れました。
■タマモ > ここはメグメールにある、街道近くにある小さな湖。
その畔に、一人の少女が居た。
のんびりと歩む先は、特に目的は無く、向ける視線は、夜空を映す水面へと向けられていて。
「………ふむ」
軽く腕を組み、視線を周囲へと巡らせる。
耳は何かを探るように、ぴんと立てられ、ゆらりゆらりと、九本の尻尾は風に揺れる。
水辺に居る時は、大概、釣りをしているものだ。
しかし、今回は珍しく、そうした様子は見られない。
まぁ、単に、目的が釣りでなく、それ以外の何か探し、であるからなのだが。
少女は気紛れ、こうして、その場その場の状況次第で、何かする時もあるのだ。
さて、今回は、気分的にどうだろうか?
………うん、あれだ、悪戯したい気分?
■タマモ > とは言え、誰も居ないでは、悪戯も何もない。
だからこそ、少女は考えているのだ。
いっそ、この場に誰かを呼んでしまおうか、と。
普段は、気紛れに動き、偶然見付けた相手を…な感じだ。
だが時に、こうした考えも浮かんでしまう。
「まぁ…とは言え、指定召喚なんぞ、出来るものではないがのぅ。
せいぜい、どこぞに陣を張り、それを介して程度じゃな」
むむむ…唸りながらも、軽く意識を集中する。
指先が、中に何かを描き、ぱっ、と一瞬だけ、輝いた。
これで、どこかに陣が描かれた。
その陣が、どこに描かれたかは、少女は分からない。
王都かもしれない、別の都市かもしれない、国を越えるかもしれない。
それはそれ、気にしたら負けだ。
もっとも、結局のところ、その陣も誰かに踏まれなければ、何も起こらない。
その時はその時、もう少し散歩でもして、帰ろうと考えていた。
■タマモ > さて、結末はどうなったのか。
………それは、今はまだ、分からない。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からタマモさんが去りました。