2019/12/13 のログ
■ゼルベッダ > 元々目的なんて有るようで無いような夜の散歩である。
当て所なく歩くには退屈すぎて思わず零れる大欠伸。
と、慌てて掌で口元を隠して欠伸を隠しながら、もう少しだけ歩いてみようと。
魔力で肌の表面に熱を生み出している為に少しも寒くは無いが、温度差でほんのりと湯気立つ感じになりつつあって、そんな姿でヒトと遭遇すれば間違いなく相手に逃げられてしまうだろうと……ない頭で考える。
だとすると、だ。
それならどこかで着る物を手配しよう。
結果が出ればウンと縦に首を振り一人納得する。
――…だが寒さは解決しても退屈は解決しない。
それに多少お腹がすいてきて、口端から唾液が一筋たらりと落ちる。
■ゼルベッダ > さて帰ろう。
次なる作戦を練って行動しよう。
小さな人影はあっと言う間に一頭の獣になると、街道を何処かへと駆け抜けていった。
ご案内:「メグメール(喜びヶ原) 街道」からゼルベッダさんが去りました。